読み物
最終更新日:2022年7月28日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもを育む環境づくり
赤ちゃん・こども目線で『はじめての図鑑選び』をわかりやすく丁寧に解説します
はじめての図鑑選び
赤ちゃん・こども目線でお伝えいたします
今回は、店長が大好きな『図鑑』をついに取り上げることにしました。
最近ではインターネットで検索すれば、様々な情報が手に入ります。わざわざ値段の高い図鑑を買わなくても、専門的な情報はネット上でたくさん見つけられます。でもやっぱり、図鑑は家にあったほうがいいです。
そして、『図鑑』は何歳からが良いのでしょうか?どこの出版会社からでいるものが良いのでしょうか?やっぱり、図鑑のことが理解できるようになる、幼稚園・保育園の年長や小学校の低学年頃が入り口としては最適でしょうか。当店としては、赤ちゃんの頃から図鑑はあって良いと考えています。もちろん図鑑の中身を理解できるようになるのはもう少し先になりますが、『図鑑』は0歳〜何歳までも、大人になっても楽しめる本です。年齢が上がるにつれて、複雑に、情報量も豊富になっていきますが、誰にでも『はじめて図鑑を手にするタイミング』があります。そこで今回は、一生に一度の大切な図鑑と出会うタイミング。そしてその選び方について書いてみることにしました。こどもが主役な当店だからこそ、赤ちゃん・こどもの視点で行きたいと思います。
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
図鑑は不要(メリット・デメリット)?何歳から?
図鑑は、文字通り『図(ず)』にして『鑑(かがみ)』にする。すなわち、図として物事を写し出してそれを記す書物のことを指します。たとえば以下の「自然のふしぎ大図鑑」は、当店で人気の高い図鑑ですが読み進めていくことで様々な不思議にこたえてくれます。
似たような本で『事典』がありますが、こちらは『事(こと)』『典(てん)』すなわち物事や言葉などのことがらを、記した書物ということで、絵よりも言葉や字に重きが置かれまとめられた書物です。これも以下当店で扱っている「和英じてん絵本」があります。わからない英語の意味を調べると理解できるようになる、たくさんの英単語が記されている、子供用の英語辞典です。
図鑑では、自然物や人工物のありのままを絵や写真でまとめそれらに解説文をつけます。
一般的に今出回っているものは、一つの分野に特化して、正確な情報をまとめた博物学書のようなものを指します。当店ではこういった本のことを「知識絵本」とも言っています。
図と解説文のみという図鑑もあれば、ストーリー展開となっていてページを読み進めていくに従って知識を深められる図鑑など構成は物によって違いますが、目的としては図や写真を用いて、誰にでもわかりやすく解説する書物ということには変わりありません。そして、読めば読むほど知識が豊かになっていきます。
このように書くと、ハッと気付く方もいると思いますが、『事典』は、言葉を覚えてからはじめて役に立つ書物です。言葉の種類を増やし、わからない言葉があった時に調べる本です。
そういったところから、赤ちゃんの頃はまだ言葉を覚えるとは程遠い状態ですので、『事典』を手にするのは早くても幼稚園・保育園の入園時頃(3歳〜4歳頃)が多く、一般的に手にするのは小学校入学頃です。でも図鑑の場合は、絵や写真をみて、それがなんなのか理解することだけでも楽しめるので、0歳からでも楽しむことができます。
図鑑を幼少期から読むことで得られるメリットは、物事を正確に知ることができて、本を通して知識を深められることにあります。
世界が小さい幼少期の頃は、毎日の暮らしの中で目につくものが世界の広さになります。家の前にある物、お休みの日に行った先で出会ったものなど、自分で見ることのできる世界は、親と一緒に同行した先でしか出会うことができません。
でも、図鑑には自分が行くことができない場所や、目では見ることのできない様々な情報に出会うことができます。そして、普段目にしていたものをより深く、見た目だけではわからないような情報まで載っていることがほとんどです。
そういう点でいうと、図鑑を幼少期から読むことで得られるメリットは、子供の知識を増やし、世界を広げてくれる点にあります。
図鑑を幼少期から読むことで得られるデメリットは、物事の正確な情報を知り過ぎてしまうということが挙げられます。
メリットとデメリットは紙一重です。子供が小さい頃は、創造力(想像力)の塊です。例えば、トマトと言っても、実際に見たことがなければ、音の響きや自分で感じるイメージを膨らませていきます。それは巨大なオブジェになるかもしれません。
実際のトマトとは全く違うものを想像するかもしれませんが、それはとても素晴らしいことです。
物事を正確に知ることが多くなると、聞いたことの正しい情報をすぐに追いかけてしまうようになりがちです。そして、時には正確な情報よりもイメージした情報の方が、とても素晴らしいものだったりします。
そういう点でいうと、図鑑によって知識を正確に取り込んで行くことで、子供の創造力(想像力)に蓋をする役目にもなる可能性があります。と言っても、幼稚園・保育園・小学校に入る頃にもなれば正確な情報を知っておかないと、日常生活が難しい場合もあります。その辺りはバランスを保ちながら、与えて行くことが大切です。
でも、正確に知った知識同士をつなげ、新しい発想を見つけ出すこともまた、子供の創造力(想像力)を豊かにします。そういう点でいうと、一概に正確な情報を知るということがデメリットになるとは限らないとも言えますね。
なお、注意したいのは親が間違ったことを子供に伝えると誤った情報で覚えて行く可能性が出てきます。
最近はインターネットを調べれば様々な情報がすぐ手に入りますが、ほんとうにそれが正しい情報なのか?わかっていない方も多いです。そういった点からも、親子で図鑑を読むことで、お互いが正しい知識を身につけ、正しい知識を子に伝えるという役目も担ってくれますので、図鑑選びでは子供に限らず親が読むという点も図鑑を手にする際の大切な要素の一つです。
以上から、絵を見て遊ぶには0歳からでも問題なし。
図鑑として正確な知識を身につけたいという場合は、幼稚園・保育園の入園頃から揃えることをおすすめいたします。
当店では、図鑑のように楽しめる絵本も扱っています。読み聞かせをしながら生き物などに詳しくなるという点から、「科学絵本」と当店では言っていますが、ストーリーのある絵本の方が幼稚園・保育園に入る前頃の子にはおすすめです。
図鑑は何歳から、何歳までも楽しむことができますが、正しい情報を知るということが大事ですので、親子で楽しんでみてください。📚
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
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- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
はじめては絵の図鑑が良い理由
今は、撮影機材・技術が進歩したおかげで、リアルな写真・動画を本に限らずインターネットでも見ることができる便利な時代になりました。図鑑的なスマートフォンアプリ・ゲームも出てきましたし、本に限らず図鑑のように楽しめる道具はたくさん増えてきました。例えば動物・植物でも、普段見ることのできない絶滅危惧種のような動物も、インターネットの中では動画として無料で閲覧できたりもします。「子供におすすめ・人気『動画配信サービス』徹底比較解説!」では人気の動画配信サービスを比較しつつ、子供との動画の付き合い方についても触れています。
インスタグラマーなど、普段行けないような場所へチャレンジし写真・動画を撮る人もいるので、今まで見られなかったような世界中の映像がすぐに家で見ることができる時代です。そのためか、最近の図鑑はリアルな写真がふんだんに使われ、より正確で、細かい点までも網羅された図鑑となっています。
でも当店では、写真を中心とした図鑑を扱っていません。これには理由があります。
当店では、新生児期・乳児期・幼児期(0歳〜6歳頃)は、写真よりも絵の図鑑を手に取ってほしいと考えています。
理由は簡単です。小学生ともなれば、自分で生き物を触ったり、テレビや動画を見ても怖がることなくリアルな動物・植物と触れ合うことができますが、それ以前の年齢の場合、恐怖心の方が強く怖がってしまう場合があるからです。仕掛け絵本でも本物のライオンなどの声が聞こえると、ビクッ!として怖がり閉じて逃げ出してしまう子がいます。
0歳の絵本に出てくる動物は、可愛らしくデフォルメされていて、ニコニコで赤ちゃんに向かって笑顔を振りまいていることが多いですが、あれは子供騙しで描かれているのではありません。赤ちゃんが怖がることなく、人間以外の生き物がいるということを知り、動物の存在を感じるきっかけになるのです。たとえば、エリックカールの「1、2、3どうぶつえんへ」は小さい頃から楽しめる動物園を題材にした人気の絵本です。
生き物との出会いが恐怖からスタートすると、好きになるまで時間がかかりますし、一度嫌いになると興味を失ってしまう可能性もあります。そういう点で、少しずつ本物に近づけて行くという意味合いも込めて、はじめての図鑑では、絵(イラスト)で描かれた図鑑をおすすめしています。
また、絵を描くためにはよく観察しなくていけません。
図鑑が絵で描かれていることによって、観察すること・見たものを正確に絵で描くことを学ぶことができます。(正確に描けなくても良いです)それは、身近で見かけた生き物などを絵で描くきっかけにもなります。これは「リアルな動物のおもちゃで遊ぶ!動物園で出会った大好きな動物にもっと詳しくなる遊び方」でも触れました。是非、親子で出かけ先にはノートと鉛筆(クレヨン・色鉛筆)を持参して歩いてみてください。写真を撮るのと、見たものを絵で描くのでは生き物たちを見るときの視点が変わります。しっかりと観察して描く。ただ写真を眺めて覚えるのではなくて、絵で描かれた図鑑には、子供の観察する力が育まれるきっかけがあります。
便利なアプリなどもありますが、本物をしっかりみて、自分の手で描き観察する力を育んでみてください。
図鑑には様々な種類がありますが、一般的には写真で構成されたものが多いです。
大人向けにななれば専門用語でより詳しく解説されていますが、子供向けでも写真をふんだんに使っているものが多いです。でも当店では、写真入りの図鑑を扱っていません。理由はこのページで触れていますが、店長自身が描かれた図鑑が好きという個人的な理由もあります!📕
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こどもの興味・将来にあわせた図鑑選び
はじめての図鑑選びでは、親が与えたい内容よりも、赤ちゃん・子供自身が(潜在的含めて)興味を抱いているものから入ることをおすすめしています。そのためには、子供の興味の抱いていることに気づくことが大事です。
ちなみに店長の息子は、カブトムシ・クワガタムシの図鑑から入りました。通っていた幼稚園では毎年夏になるとたくさんのカブトムシが集まります。それを自分で捕まえ、カブトムシを飼いたい!クワガタムシのことももっと知りたい!それがスタートです。でも、それ以前から生き物の絵本はたくさんありました。店長も生き物に関する本をたくさん持っているので、そういう点でいうと、0歳の頃から生き物が登場する絵本をたくさん読んで育ったことになります。以下は、店長も持っている当店で扱っている人気の図鑑のような絵本です。
子供が何に興味を持つかはわかりません。
でも、図鑑を手に取るときは、興味を持った物について深く知りたいというタイミングが最も良いです。子供自身ものめり込んで読みますし。何よりも興味を持って読むと吸収率が全然違います。図鑑を渡した数日後に子供に何か質問をしてみると、スラスラと図鑑に載っていることを覚えていてこたえてくれます。目をキラキラさせてこたえてくれる姿を見ると、ちょっと高い値段だったけど買ってよかったなって思えます。
また、子供が何か特定のものに興味がなくても、お父さん・お母さんの気になった図鑑を揃えるのも間違いではありません。家にあるとつい手が伸び、そこで見たことがきっかけで好きな物を見つける子もいます。
何よりもお父さん・お母さんが興味・関心を持って選んだものなので、子供も悪い気はしません。そこで、ちょっとだけ当店なりに図鑑の選び方をご紹介します。
当店は、人と自然との共存・共生を大切に考え、赤ちゃん・子供の自然を大切にする心を育みたいと考えているお店です。
『自然環境の美しさを学ぶ図鑑』は、身近な日々の暮らしを深く知るきっかけにもなる図鑑です。子供に限らず、お父さん・お母さんでも発見があります。そして、自然環境は多様性に富んでいます。海と一言でいっても、海岸・砂浜・深海・海にいる生き物だけでも変化に富んでおり、たくさんの生物種が存在していますし、山も険しい地形の山と里山では全然違います。たとえば、田んぼが身近にあって過ごしているなら「田んぼの1年(里山の自然)」は当店でも人気のある本の一つです。
その中でも『はじめての図鑑選び』では、身近な場所に近い環境の図鑑から手に取ることをおすすめいたします。これは自宅でできる「環境教育」です。環境教育については「子供の『環境教育』自然・生き物を大切にする心を育むおもちゃ・絵本・図鑑」でも書いていますので、そちらもあわせてご覧くださいませ。これらは『SDGs』へと繋がっていきます。
他にも、『季節の変化を学ぶことができる図鑑』もあります。
日本の美しさは四季だと耳にすることは多いと思いますが、春・夏・秋・冬の変化を学ぶことは、それに応じて見られる景色の違いはもちろんのこと、生きる生物への理解、生活様式の変化などへの理解も深まります。命のサイクルを学ぶことで、生きること・死ぬこと、そして様々な生物がつながりあい、季節をめぐり循環していることを学びます。小さい頃から季節を感じ季節の変化と一緒に生きるのは、自然と共存・共生して行くための大切な一歩です。季節の変化を感じられる絵本に「自然のとびら」が当店では人気が高い本としてあります。
自然環境・季節と来たら、そこに生きる生物の図鑑も欠かせません。
動物・植物など身近な生物についての図鑑は揃えておきたい本です。といっても、例えば『植物』のように全体を網羅しているような図鑑もあれば『春に咲く花』のように、特定の分野に特化している図鑑もあります。『動物』とされる図鑑もあれば以下『サル・サメ・鳥』などのように一種類だけ取り上げて描かれるものなど、様々です。子供の興味に合わせてを手に取ってみてください。また、「こどもと楽しむ『自然科学・動植物・生物』をテーマにした人気の絵本・図鑑・児童書・仕掛け絵本」も参考にご覧くださいませ。
これら以外でも、『図鑑』と名のついた本はたくさんあります。
大切なのは、子供が興味を持って読み進めていけるような図鑑です。そして、はじめての図鑑で図鑑に対して興味を示し始めたら、ジャンル・分野を広げて広げて行くことをおすすめいたします。
図鑑で学んだ知識は、将来どこで何とつながって花開くか分かりません。小さい頃に見た鉱物の図鑑と、山の図鑑が、大人になった時、登山の最中に出会う。そんな点と点、時代と時代が繋がる時が必ず来ます。
小さい時に見たアレだ!という発見はこどもの頃に図鑑を見たからこその楽しみです。そしてその出会いがきっかけで、小さかった頃に図鑑で見つけた謎を解き明かす研究者にもなるかもしれません。
図鑑は、そんな将来に向けての第一歩となる本です。
ここでは、当店で扱っている一部の本を取り上げて、図鑑の選び方について書いてみました。
一般的に書店で見かけるような図鑑を当店では扱っていないのですが、どの本も味があって良い絵本となってますので、気になった本があれば手に取ってもらえると嬉しいです。😋
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赤ちゃんでも楽しめる図鑑選び
上でも少し触れた通りで、『図鑑』の中身を理解して知識を増やしていけるのは、幼児期(幼児期に絵本・図鑑が大切な理由!年齢別でこどもの成長にあわせた選び方を教えます)に入ってからです。
0・1歳頃は、図鑑に描かれている解説を理解するのは難しいですし、内容によっては全く興味を示さない子もいます。でも、絵で描かれた図鑑なら赤ちゃんの頃から楽しむことができます。
本来の楽しみ方とは違いますが、描かれている動物や植物を見ながら、庭に咲いている花と一緒だ!とか、この前見かけた犬さんだねのように、パパ・ママが一緒に話しながら楽しんで行く中でいかようにも使えるのは図鑑のいいところです。はじめての絵本を手にすることについては「はじめての絵本!新生児期に絵本は必要?いつからがいいの?赤ちゃんとの楽しみ方」で触れていますので、そちらも参考にご覧くださいませ。
ですが、赤ちゃんが図鑑を扱う際のデメリットといえば、舐めたり破ったりがあります。
特に乳児期(読み聞かせしなきゃダメ?乳児期と絵本!赤ちゃんに寄り添う楽しみ方)の赤ちゃんは、なんでも手に取って破ったり、舐めたりする時期ですしそれが赤ちゃんにとって身の回りの危険を察知するときの大切な学びとなります。
この頃は図鑑を広げても、舐めたりバンバン叩いてページを破り捨てられたりということもありますので、そういったことがあっても諦めず、セロテープで補修することも見越して赤ちゃんと一緒に見ることをおすすめします。逆にそれだと我慢ならない!という場合は、動物が描かれた絵本を買うことをおすすめします。ちなみに当店では、赤ちゃん向けの図鑑のような製品として「リングカード」の人気が高いです。たとえば、動物に関するものであれば、以下があります。国旗も人気があります。赤ちゃんが楽しんで遊ぶように作られていますので、ボロボロになることもないですし、遊びながら生き物についての知識を増やしていけます。といっても、生態などが描かれているわけではないので、あくまでもたくさんの動物がいることを知るという視点で活躍するものです。赤ちゃんの頃はそれで十分とも思います。たとえば「みんないきてるみんなでいきてる!」なんかもおすすめですね。たくさんの可愛らしい動物たちが登場します。
対象年齢が0歳とされている動物・植物が描かれた絵本は生き物たちがとても可愛らしく描かれています。
リアルさとは少し離れますが、赤ちゃんでも怖がることなく、生き物を身近に感じ、その中でも好きなキャラクターを見つけ出していきます。例えば、うさぎが好き!とか、ゾウが好き!といった具合です。動物たちが面白い動きをして、それを見ているだけで赤ちゃんは喜びます。
そういった点からいうと、0歳の頃は無理に図鑑を一緒に見ようとせず、赤ちゃん向けの生き物などが描かれた絵本を読むというのがおすすめです。
中には、読んで行く中で、学んでいけるようなものがあります。
当店で扱っている以下、果物や野菜の絵本はそういったものです。それぞれの野菜が不思議に動き回り可愛らしい動きをしますが、なんだかみかんやイチゴが大好きになる。不思議な力を持っています。赤ちゃんが読む絵本は、知識として詳しくなるというよりも、身近に感じ、愛おしくなる。そんな魅力が詰まっています。詳しくなる前のきっかけに、図鑑のような動物や植物が主人公の絵本を手にすることをおすすめいたします。
赤ちゃん向けの図鑑としては、生き物について掘り下げて詳しくなるというよりも「たくさん知る」ことができる内容がおすすめです。そういう点でいうと「リングカード」の人気が当店で高いのもわかります。楽しみながら知識を増やしていくという感じで、楽しんでみてください。👶
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どの図鑑が良い?図鑑選びで大切なこと
図鑑は、たくさんの出版会社から販売されています。たとえば「動物」と名のついた図鑑は各社から出ていて、しかも毎年のように新しく新装されたりします。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『タブレット(キッズタブレット)』おもちゃを徹底比較」で取り上げたタブレット図鑑もその一つですし、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『タッチペン』おもちゃを徹底比較」で取り上げた様々なものをタッチペンで触れることで音声が流れるタッチペン図鑑というものもあります。どこの図鑑を、いつ買うのが良いのでしょうか?ということを店長は聞かれることがたまにあります。確かに店長は図鑑が大好きなので、聞かれると嬉しいのですが、どの図鑑も個性があって面白いとついこたえてしまいます。それではこたえになっていないですよね。(苦笑)
実は店長の息子は各出版会社から出ている『昆虫・動物』の図鑑を一揃い持っています。読んでる息子に聞いて見ると、それぞれで特色が違うのだそうです。例えば、飼育の仕方が載っている図鑑もあれば、種類や生態に詳しかったり、単に迫力があってそれだけでかっこいいというコメントもありました。DVDの付録が付いていたりなど各社どこも図鑑は考えて作られてます。
そのようなわけで、予算が許すことなら、全社の図鑑を買うことをおすすめしますが、一冊の値段もそれなりにしますので、どれか一冊に抑えたいというのが親心かと思います。
でも、全社の図鑑を買って、片っぱしから知識を入れるというのはあまりできないことです。
そういう点でいうと、詳しくなるためにどこまでも図鑑を揃えてみるというのは、許されるのであれば許してあげてほしい店長からお伝えしたいわがままの一つです。ちょっと表現が違うだけで、子供にとっては面白い図鑑になります。
親としては、ついつい「この前、昆虫の図鑑と動物の図鑑買ったでしょ!」と言ってしまいがちですが、子供の視点からは違うものに見えています。現に、息子はその時々に応じて読む図鑑を使い分けているようでした。
このように、手に取った図鑑をどのように使って行くかは、子供が考えれば良いと思っています。そういう点でいうと、子供が興味を持ったジャンルについてはどこまでも子供目線で、欲しい!と言った図鑑を手に入れることもおすすめしています。きっと「動物博士」などと友達の間などでは有名になると思いますが、本人は嫌な気をしないでしょうし、それによって得られる知識も大きく広がります。
そして、子供の図鑑を探して読み切ったら、同じジャンルの大人の読んでいる図鑑や本・研究書などを渡してみます。
こうしてる間に、小学生の中で大人にも勝る好きなジャンルに詳しい子になっています。たとえば、以下のような科学絵本は大人が読んでも楽しめます。
ということで、図鑑選びは大人の視点と子供からの視点では全然違うように見えます。
子供と同じ目線になってその図鑑の何が面白いのか、逆にどんな図鑑が欲しいのかを聞きながら、子供が欲しいと言っているものに近い図鑑を探すことをお勧めします。また、子供が考えつかないようなものや、子供の視点からは見つけられないような不思議な本を見つけ出して渡すのは、長く経験を重ねてきた大人のできることです。
本屋さんでは見かけないような本や、子供がおそらく興味を持ちそうだな・・・といった図鑑があれば、それを先回りして渡してみる。そうする中で、親子の共通の趣味になっていったりします。
楽しみながら、そして子供の心の声をよく捉えながら、こどもが深く知りたいなと発しているサインを掴んでそれが詳しくなれるような図鑑を見つけてみてください。そして当店では、絵本・図鑑の定期購読として利用する方も多い、選書が人気の定期的におもちゃ・絵本・図鑑(選書)が届く「いろや商店くらぶ」を提供しています。赤ちゃんの成長・発達に沿った遊び・学びのサポーターとして「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標・テーマなどを決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
ここでは、はじめての図鑑選びについて書きました。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。お気に入りの『図鑑』に出会えますように。👏
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
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あとがき
すみません、随分長い解説になりました。
『図鑑』とひとことで言っても、様々な表現方法の図鑑があります。
美しくリアルな写真が散りばめられているような図鑑があれば、可愛らしい動物たちが絵で描かれているようなものなど、意識すれば様々な図鑑があることに気づくと思います。ついつい図鑑と言うと「あの図鑑でしょ?」と思いがちですが、視野を広げて写真集のような図鑑、大人でもびっくりするようなイラストで描かれた図鑑など、探していけば図鑑の面白さを再発見できます。『はじめての図鑑選び』では、こどもが図鑑って楽しい!と思えることが何よりも大切です。とにかく厚くて、絵本と違って楽しくないし、全然興味がない、漫画形式の方が読みやすいしいいな・・・と思うでしょうが、図鑑には図鑑の良さがあります。好きな生き物などについて詳しくなり、自分の不思議と向き合って行く中で、知ることの楽しさに気づいていきます。
そうなったら少しジャンルを広げ、こどもの視野を広げていってみましょう。
そう言う点で『はじめての図鑑』はこどもと一緒に選ぶことをおすすめしています。一緒に選び、できる限りこどもが図鑑を読むハードルを下げて行くことです。これが、当店でお伝えしている図鑑の選び方です。
これを参考に赤ちゃん・こどもの『はじめての図鑑』を選んでみてください。こどもが図鑑を大好きになって、たくさんの知識をつけ、将来研究者となって新しい物事を発見したり、生活に役立つような成果をあげるようなきっかけになるととても嬉しいです。