読み物
最終更新日:2022年11月19日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもを育む環境づくり
『構成遊び』は揃える・組み立てる・壊す遊び!当店人気のおもちゃの理由も教えます
数・図形への理解力を育み、予測する力をつける
集めて揃える・組み立てる・壊す、構成遊び
バラバラになったパーツ(ブロックや木の塊・柄の描かれたもの)を一つに組み立てたり、壊したりを楽しむ遊びに『構成遊び』があります。
乳児期の頃の初歩的な構成遊びでは、積み木を用いることが中心となりますが、幼児期・児童期に入っていくと、図形を作るような複雑なおもちゃまで存在します。構成遊びは乳児期の赤ちゃんから始められる遊びですが、まだ組み立てられるほどのことはできません。構成遊びは主に、幼児期に入ってから本格的に楽しめる遊びです。
おもちゃがなくても、自宅でパーツを画用紙などで描いて手作りで作って遊ぶこともできますが、おもちゃを用意して遊んだ方がより大きなものを作ったりすることができます。大きければ、壊した時の崩れ方も迫力満点で楽しいです。
ということで今回は、構成遊びについて丁寧に触れていきます。
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
『構成遊び』ってなに?
構成遊びとは、バラバラに分かれたパーツ(ブロックや木の塊・柄の描かれたもの)を一つに組み立てて・壊して(崩して)楽しむ遊びです。こうやって書くと、当店でも扱っていますがパズルのことをすぐ思い浮かべる人も多いと思いますが、パズル遊びと違うのは決まった形に揃えたり、型にはめるなど、特定の決められた完成形を目指して遊ぶということではないところです。なによりも、一度作った後に壊して、同じパーツで違う形を組み立てるというところに大きな違いがあります。パズルについては「人気・おすすめ『パズル』おもちゃ選びの専門家が徹底解説!」で種類に分けて詳しく解説しています。
構成遊びはどちらかというと『造形遊び(親子でつくる喜び!『造形遊び』は失敗も成功もない自由な発想・表現を楽しむ遊び)』に近く、出来上がりの完成形は特にありません。もちろん、目的(完成するときのイメージ)を決めて、組み立てていくことも一つの遊び方ではありますが、それが全ての構成遊びの目的ではありません。
子供がつくりたいものを創造的に、自由な大きさに組み立てていく遊びが、構成遊びです。こういった遊びは、プログラミングを学ぶ上での基礎にもなります。「【幼児期】おもちゃ・絵本で『プログラミング学習』自宅で遊んで学ぶ活用方法を教えます」では、幼児期のプログラミング学習についても触れています。
そもそも、『構成』を辞書で調べると「いくつかの要素を一つのまとまりのあるものに組み立てること。また、組み立てたもの。」と記載されています。持っている意味そのままの通りですね。構成遊びは、バラバラになったパーツを一つのまとまりに組み立てる遊びです。たとえば、同じ色のものを揃えれば色と形を考えての構成遊びが可能です。こういった遊び方は「色を覚える・学ぶ!おもちゃ・絵本で遊びながら子供の色彩感覚・色彩認知を育む」でも触れていますが、色を識別して捉える力も求められます。
構成遊びの楽しいところは、揃えていくことだけではありません。
中には、組み立てるよりも作ったものを壊す方が楽しいという子もいます。仕上がった頃を見計らって怪獣の様にやってきて壊す。その繰り返しをひたすら楽しみます。たとえば、くずして遊ぶ有名な遊びの一つにドミノ倒しがありますね。物を組み立て作る事、それを壊してみる事で、形あるものの変化を知ることができます。新しい創造は、破壊があって生まれるともいいますよね。子供の構成遊びを見ていると、このことをよく頭に浮かべます。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ドミノ』おもちゃを徹底比較」では、人気のドミノを比較・解説していますので参考にご覧くださいませ。そして、構成遊びで大切なのはその後のお片づけです。組み上げて崩し、最後はしっかりとおもちゃ箱に片付けるという一連の流れで遊びは終了。
構成遊びでは、遊びの中から、遊んだらお片付けをするという習慣を自然と身に付ける事ができます。そして、室内遊びの中でも特に人気の高い遊びですので、幼稚園・保育園・子育て支援施設などあらゆるところで取り入れられています。室内遊びについては「赤ちゃん・子供と『室内遊び』のアイデアからおもちゃ・絵本の活用方法まで」で書いていますので、他の遊び(室内遊びの中で活躍するおもちゃ・絵本・図鑑)についても興味があればご覧くださいませ。
『構成遊び』について、ここでは丁寧に書くことにしました。
そして、構成遊びで活躍するおもちゃ・知育玩具についても触れていきます。ゆっくりご覧くださいませ。💁♂️
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
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- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
『構成遊び』はいつからが良いの?
初歩的な構成遊びは、0歳の積み木遊びから始まります。
といっても、乳児期の赤ちゃんにいきなり大きな形は組み立てられませんし、形になるもの(構造物)を作るのはまだ難しいです。パーツになる一つの物体(積み木)を手に持ってそれを口に入れたり、手のひらの上で遊ぶ、とりあえず並べてみる。みたいなことが中心となります。特に、出産祝いなどで0歳の頃から積み木を手にすることが増えていることから、初歩的な構成遊びは0歳から始まるといって良いでしょう。
なによりも「積む」は難しいことです。これは「握るからつまむへ!乳幼児期に『指先や手を使った遊び』を育むおもちゃが大切な理由」でも書いています。そのため、構成遊びは、赤ちゃん・子供の成長・発達に応じてできることが変化する遊びとも言えます。
いわゆる構成遊びを楽しめるのは、指先に力を加えて一つの物体(積み木)をつまみ、手に乗せ、複数個を積み上げることを求められます。これは、1歳半〜2歳頃までにかけてようやくできるようになることです。積み木の対象年齢の多くが1歳〜となっている理由は、この手・指先の発達が一つの目安となっています。
なお、0歳児(新生児期・乳児期)と1歳児の成長・発達に沿った遊びと、そこで活躍するおもちゃ(知育玩具)・絵本については「【0歳・赤ちゃん】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本と遊び」「【1歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で月齢に分けて詳しく書いています。
そして構成遊びでは、子供の成長・発達に沿った遊び方があります。
乳児期・幼児期前半の構成遊びは、上でも触れた通りで「並べる・数個積む」が中心となりますが、幼児期の後半にかけてが構成遊びは本格化する頃で、組み合わせて形になるものを作ったり、積み木などを使い大きなオブジェとなるようなものを作るにまで至ります。「ピタゴラ!?ビー玉転がし・組み立ておもちゃが人気な理由と子供の育まれる力」でもこれについては触れています。そのためこの頃は構成遊びに必要となるパーツ(ブロック・積み木など)の質と量に注意が必要です。
パーツの数量が少ないと、子供のやりたい!と考えている限界点までたどり着くことができないですし、同じような形状のものばかりだと縦か横に積んでいくことばかりが遊びの中心となってしまい遊び尽くす前に飽きてしまうこともありますので、できる限りバリエーション豊かにたくさんのパーツを揃えて、子供の思いのままにいろんな形で楽しみ遊べるようにするというのは、構成遊びをするための準備として親ができる大切な遊びの環境づくりとなります。
余談になりますが、構成遊びの素材としては「石」も使えます。
なお、2・3歳児の成長・発達に沿った遊びと、そこで活躍するおもちゃ(知育玩具)・絵本については「【2歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」「【3歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で月齢に分けて詳しく書いています。
そして、構成遊びには年齢の終わりはありません。
何歳になっても楽しめるのは、構成遊びの素晴らしいところです。親子で一緒に楽しんでほしい遊びです。構成遊びは、一時的にやめることがあったとしても、何歳になっても楽しむことができます。そういう意味では、生まれてすぐから、生涯を通じて楽しめる遊びであるとも言えますね。
赤ちゃん・子供の成長・発達に沿った中での『構成遊び』について書きました。
いつから?という質問には0歳からと答えますが、それにも補足があります。実際のところ本格的に楽しめるのは、2歳頃からといってよいでしょう。👦🧒
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『構成遊び』と『積み木遊び』は違うの?
構成遊びというと、積み木遊びのことをイコールで指すと考えている方が多いようです。
でもこれは、正解のようで間違っています。確かに構成遊びの中で、積み木遊びは乳児期の赤ちゃんの頃から遊ばれるので、長く遊ばれる遊びですが、積み木遊び以外でも構成遊びは含まれます。例えば、ブロックを組み合わせて何かを作る『組み立て遊び』です。有名なところでいえば、LEGOやLaQ・マグフォーマーなんかもこれに含まれます。当店では「コネクトリンクス」をブロック遊具として扱っていますが、人気のブロックについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ブロック』おもちゃを徹底比較」で比較・解説していますのでそちらもご覧ください。ゲームで言えば、テトリスというゲームも構成遊びのひとつです。ブロックが細かいパーツに分かれていて、一つ一つをくっつけていくことで、大きな形を作っていく遊び。これも構成遊びです。テトリスの場合は、揃えると消えるというゲームですね。
そして、構成遊びで遊べるおもちゃの中にはパーツが小さいおもちゃも多いので、扱う対象年齢に注意してください。また、積み木とブロックの違いを理解していますか?「どっち?『ブロック』と『積み木』の違いを丁寧に解説します」ではその辺りを丁寧に解説しています。
構成遊びは、上でも触れた通りで分かれたパーツを揃えてひとつの形を作る遊びです。
赤い色だけのパーツを組み合わせたり、三角形の形をしたパーツを組み合わせて図形を作ったり。
工夫していくと様々な遊びへと応用できます。ちなみに積み木を使った遊び方については「意外と知らない積み木の遊び方。0歳〜小学生まで親子で考えて長く楽しめます」で丁寧に解説していますので、そちらもあわせてご覧くださいませ。
『積み木遊び = 構成遊び』と捉えている方が多いですが、半分正解で半分不正解です。
構成遊びは積み木以外でも楽しむことができます。店長宛に質問されることも多いですので、ここではそれについて触れました。🙋♂️
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『構成遊び』で人気のおもちゃ
構成遊びでは、平面で形になるものを組み立てる遊びと、立体の構造物を組み立てる遊びの2種類のおもちゃがあります。
平面での構成遊びで必要となるおもちゃについては、ダンボールを切り取り色を塗ったりするなど手作りで作ることも可能です。少し大きめのダンボールを見つけてきて、正方形や長方形にカットした後に、適当なサイズと形に切り分けて、色を塗れば構成遊びができる平面のおもちゃは完成です。
でも、立体の構造物を組み立てて遊ぶ、構成遊びのおもちゃを自作するのは大変です。
その理由の一つに、構成遊びを楽しむには豊富な形状・色のパーツが必要になるということがあげられます。これは、以下のように当店で扱っている一部積み木を見てもらえれば理解できるかと思います。
そして構成遊びで楽しむ道具を用意する時の注意点として、基尺(積み木を構成する上での基準となる尺度)も統一されていることが大切です。組み立てていった時にサイズが揃わず思うように組み立てられないということを避けるためです。例えば有名なフレーベルの考え方に基づいたドイツの保育現場では「3.3cm」を基尺としています。積みやすいように、縦・横・高さが倍数になっていると、積み木の向きに関係なく高さを合わせることができるので遊び方の自由度が上がります。
「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『積み木』を徹底比較」では、基尺別の積み木についても比較・解説していますので、積み木についてはこのページを見れば全てわかるようになっています。また、積み木が人気な理由については「隠れた秘密!赤ちゃんのおもちゃで『積み木』が長く使われ、必要とされる理由を教えます」でも書いていますので、あわせてご覧くださいませ。
他にも、組み立ててビー玉を転がすような遊びのできる、当店でも人気の以下「組み立てクーゲルバーン」のようなおもちゃもあります。将棋の藤井さんが幼少期に遊んだということでビー玉を転がして遊ぶおもちゃは取り上げられることの多いおもちゃです。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『玉転がし・玉の道・玉落とし』おもちゃを徹底比較」では、様々な製品を比較・解説していますのであわせてご覧くださいませ。
このように、立体の構造物を組み立てて遊ぶ、構成遊びのおもちゃは自作するよりも購入した方が簡単に揃えていくことができます。
ただ、様々なサイズの木の塊を組み合わせて遊ぶことでも学ぶことや感じることもありますので、当店では、そこまで神経質にならず選んでいただくで大丈夫だともお伝えしています。自然環境では全てが綺麗に揃っているってことあまりありませんからね。
また、構成遊びも、始めの頃は単純な形を作る遊びを繰り返すだけですが、成長するにつれて、色や形にも興味を持ち始めお気に入りの色や形を集めて床に並べ、線路や道路などの見立て遊びをするようになります。このときに、車や汽車・電車・飛行機のおもちゃがあるとさらに遊びは広がっていきます。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『車・トラック・バス・工事車両』おもちゃを徹底比較」「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『汽車・電車』おもちゃを徹底比較」「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ヘリコプター・飛行機』おもちゃを徹底比較」では、様々な車おもちゃ・汽車・電車のおもちゃ・飛行機おもちゃも比較・解説していますので、一緒に揃えることもおすすめいたします。遊び方の変化とともに、子供の心の成長も実感できる場面です。
ぜひ、大きな未来都市をつくってみてください。
子供は、創造力を働かせて自分の世界を作っていきます。
お父さん・お母さんにしてみたら、こんな遊び方ができるのか!と驚かされることもあるでしょう。構成遊びで求められるおもちゃは、小さい子でも扱いやすい形状である事、色や形がいろいろあるということを通して、立体(構造物)を作る楽しさに目覚めます。
なによりも、構成遊びで楽しめるおもちゃは、遊ぶ子供次第でいろいろな遊び方が展開できる優秀なおもちゃです。お友達が遊びに来た時も、一緒に夢中になって遊びます。そして、時期が来たり飽きたら捨てなくてはならないおもちゃよりも、大きくなってからも楽しめます。「こどもの『自発的・主体性を育む遊び』のサポートをするおもちゃが人気な理由」でも書いていますが、構成遊びで楽しめるおもちゃは、子供自身の遊ぶ力を育む道具と言ってよいでしょう。
逆に、特定の遊び方しかできないおもちゃは、購入直後は喜んではくれますが、飽きるのも早いしその後の処分も面倒な事が多いです。「おもちゃを買う頻度!ひとつのおもちゃを工夫して長く使い、物を大切にする心を育む」でも書いていますが、工夫しながら長く使い続けられるおもちゃを購入するというのはおもちゃの選び方で大切にしたいことです。
ここでは、構成遊びで活躍するおもちゃについて、当店で扱っている製品も交えて書いています。
特に「パーツの質と量」が重要になってきますので、大量に欲しい!という場合は店長までご相談くださいませ。🙆♂️
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『構成遊び』で子供の育まれること
構成遊びは、平面・立体いずれにおいても、発見の連続です。
特に積み木のような立体物は見る角度によって形が変わりますし、パーツが増えるとそれに応じて重さも身体で実感することができます。大きくなればなるほど、高く・広く・重くなっていく。崩れると激しい音がしますし、高いところにあったパーツは足に落ちてくると痛い!このような感じで、構成遊びでは、五感をフルに使って、実体験を通した経験値が積み重なっていく遊びです。
知育玩具と言われるのもうなづけますね。
まさに、自宅で遊びながら学べる道具の一つです。当店では、幼児教育は自宅でできることだと考えています。これについては「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」で書いていますので、あわせてご覧くださいませ。
『構成遊び』で育まれる一つ目は、「根気・集中力」です。
どんなに大きな構造物を作るにも、一つ一つの細かく小さなパーツを揃えて、積み上げ、組み立てていくしかありません。あっという間にドーンと大きな物は出来ないのです。コツコツと積み上げていくといつの間にか気づいた頃には大きなことが達成される。これは、成長して行った時に何か大きなことを達成したい時に生かされる力です。
どんなに大きな目標も、小さなことの積み重ねです。そして大きくするにはそれしかありません。一つ一つ根気よく向き合うことで、大きな目標を達成できるという経験をすることができます。そして、小さいパーツを丁寧に積み上げていくには、集中力が必要です。ちょっと気を抜くとバラバラと崩れてしまいます。
構成遊びで活躍するおもちゃは、一人遊び(自分で考える力!こどもの『一人遊び』を育むおもちゃ・絵本・図鑑)にも向いていますので、何かに熱中しててほしい!と考えている、お父さん・お母さんには、構成遊びはとてもおすすめです。
『構成遊び』で育まれる二つ目は、「数・図形への理解力」です。
バラバラに分かれたパーツを一つの形にするためには、同じ形のものを見つけたり、それを組み合わせた時にどういった図形になるか・左右が対象になるのか?などの図形への基本的な疑念を理解することも必要になります。
これらを遊びを通して理解を深めていくことができます。
また、大きく完成した時に、ブロック・積み木を何個使ったかといった数についても一緒に学ぶこともできます。そういう点で、構成遊びは理系的な遊びともいえるでしょう。数字遊び(数遊びで『数字』に強くなる!計算・算数の基本、数字で遊ぶおもちゃ・絵本)の時の遊びの道具としても、構成遊びで活躍するおもちゃは活躍してくれます。この遊びは「STEM・STEAM教育(「理系力を育む!STEM・STEAM教育で人気のおもちゃ・絵本・図鑑」)」にもつながります。
『構成遊び』で育まれる三つ目は、「予測する力」です。
今、手に持っているブロック・積み木をどこに、どのように積み上げる(くっつける)とどんな形になるのか?
そこに置くと崩れてしまうかもしれない、もっと積み上げられる可能性が広げられるかもしれない。といった具合で、構成遊びでは、次に何をどこに置くかが試される遊びです。これは「探求心・探究心(自ら学ぶ子へ!こどもの『好奇心・探求心・探究心』を育むおもちゃ・絵本・図鑑)」を育みます。三角形を置くよりも、四角形の方が良い時もあるでしょう。でもそれらを自分の手を使って体験して時に失敗もする。
これが、構成遊びの面白いところでもあります。
構成遊びでは、パーツがバラバラの状態で、まったく形を成していないものを少しずつ組み立てることで、形あるものへと作り上げます。作っている最中に、自分が思い描いているものがうまくできない場合もありますが、修正しながら自分が作りたいものを試行錯誤し、形作っていくことで達成感を得ることができます。苦労して作り終わった後は達成感を得ることで、また新しいもの、難しいものを作ろうという向上心につながるのです。
構成遊びがいつの時代でも人気の理由はここにあります。
当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
ここでは『構成遊び』について、当店で扱っているおもちゃも取り上げながら書いています。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。ビックリするくらい大きな構造物を作ってみてください!🤗
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あとがき
今回は、構成遊びについて書いてみました。
構成遊びと一言で言っても、積み上げていくものや・くっつけていくものなど、おもちゃの特性によって遊びかたはマチマチです。いずれも組み立てていくことで大きくなっていくという過程を楽しみながら、完成形を創造して根気良く向き合っていく必要があります。
すぐに飽きてしまって、大きなものを組み立てられない子もいると思いますが、こどもの成長につれて出来上がりも少しずつ大きくなり、根気良く積み上がっていった先に大きなものが出来上がる!という達成感を通して、精神的にも少し成長する子もいるでしょう。そして構成遊びは、乳児期から死ぬまで、生涯を通じて楽しめる遊びです。
ゲームでいうとテトリスは幅広い世代で人気があって店長もゲームセンター・ゲームボーイで一生懸命(?)遊んでいた記憶があります。ですが、幼少期は実際に手を動かし、パーツの質量を感じながら、楽しんでほしいです。
アッこれだ!とイメージを膨らませると、こどもは自然とずーっと集中して作り上げていきます。親はそれをそっと見守る。こどもの成長を何よりも実感できる時です。