読み物
最終更新日:2022年10月30日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもと遊び学ぶ
意外と知らない積み木の遊び方。0歳〜小学生まで親子で考えて長く楽しめます
0歳〜小学生まで親子で考えて楽しむ
工夫した『積み木』の遊び方
今も昔も変わらない積み木。
今では、素材や形・デザインにこだわった沢山の種類の積み木が世に出回ってます。当店でも積み木を扱っていますが、たくさんの積み木の中でもスタンダードで、長く使え、個性があって、たくさんの遊び方ができるものを基準に厳選して選んでます。積み木を使った遊び方は、成長と共に変化します。同じ積み木というおもちゃが、こどもと一緒に成長していくような、そんな不思議なおもちゃです。各ご家庭に一番あった積み木を見つけていただきたいです。そして、日頃の遊びの重要な位置付けに、積み木を利用した遊び方を体験していってください。
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
0歳〜2歳は『縦』に積む簡単な積み木遊び
積み木を『積む、並べる』といった基本的な遊び方を楽しむことが出来るのは、0歳〜2歳頃です。
0歳といっても、生まれたての新生児期の赤ちゃんは、まだ物を上手につかむことが出来ません。私たち大人が何気なく行っている「物をつかむ」という行為は、実はとても難しいものなのです。指先で物の大きさを感じて、それを落とさないくらいの適度な力で支える。これを学んでいくのが、0歳児の赤ちゃんの成長・発達の一つです。
また、色の付いた積み木は、色を識別するための道具としての活用方法もあります。これについては「色を覚える・学ぶ!おもちゃ・絵本で遊びながら子供の色彩感覚・色彩認知を育む」でも触れていますが、同じ色を集める・違う色を分けるといった遊びもシンプルな木の塊だからこそできることで、0歳〜2歳頃の積み木遊びではとても有効な楽しみ方です。なお、0歳児の成長・発達とその遊びについては「【0歳・赤ちゃん】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本と遊び」をご覧ください。このページでは、新生児期・乳児期の頃に楽しめる遊びとおもちゃ・絵本について触れています。
ちなみに、新生児期から乳児期にかけてのしばらくの間は、舐めたり噛んだり、積み木をフリフリ・トントンと動かすのが中心です。
積み木の一般的な対象年齢が1・2歳頃となっているのは赤ちゃん・子供の成長発達段階から考えた時に、まだ積み木(高く積んで楽しむ)本来の楽しみ方では遊べないということも要因としてあります。ただ当店では、メーカーの一般的に表記している対象年齢と別に、店長による推奨年齢も掲載しているのですが、積み木はチャイルドマウス(乳児の口の大きさは直径32mm、3歳児は直径39mm)にさえ注意すれば、0歳から楽しめるおもちゃです。例えば、以下の製品はその一つの例ですが、積む・並べる以外にも振って楽しむ製品もあります。以下は、振って音が出るのが特徴的な積み木です。
このように、積み木遊びと一言で言っても遊び方に応じた工夫された製品もありますので、製品特徴に応じた遊び方もあります。
積み木を積むというのは、大きな成長です。
これは「握るからつまむへ!乳幼児期に『指先や手を使った遊び』を育むおもちゃが大切な理由」で、詳しく触れていますが、「つまんで上に持ち上げてのせる」という、指先を含んだ一連の動作が必要で、手・指先の成長・発達にも関わるからです。木を積む遊びは、積み木の基本的な遊び方です。そして、積み木遊びは上下左右、立体的な奥行きなどの前後関係の感覚を育んでくれます。こういったことを「視覚認知や空間認知(視空間認知と言われることもある)」とも言います。特に積み木遊びでは、見えない重なりなどにも注意して遊んでみてください。子供が見た方向からは1つに重なって見えても、それが別の角度になると2つになるといったように、見たものの捉え方の経験を積んでいくのも積み木遊びをする中で学べることです。これは「【見る力】目と手の協応・追視を育む遊びとおもちゃが大切な理由」でも丁寧に解説していますので、あわせてご覧くださいませ。
さて、1歳といえば「【1歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」でも書いていますが、一人歩きを始める時期です。
寝転んで過ごす頃から、目線も上がっていき、両手も自由に動かせます。最初は、積み木を2個積めれば十分。ガシャーッ!と積み木を壊す様子を見ると「この子は乱暴なのかしら」なんて思うかもしれませんが、それは違います。
作って壊す、ということの繰り返しで、子供は「積み木」の性質を理解していくのです。この遊びを「構成遊び(『構成遊び』は揃える・組み立てる・壊す遊び!当店人気のおもちゃの理由も教えます)」とも言います。心配しないで見守ってあげてくださいね。
積んで崩す!これが、もっとも簡単な積み木の基本的な遊び方です。
ちなみに、積み木遊びの全盛期とも言われる2歳児については「【2歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で丁寧に解説しています。この頃になると、積み上げられる積み木の数はとても増えます。
『縦』を意識した、積み木の遊び方を楽しむには、赤ちゃん・子供の成長・発達も関係します。
出産祝いでもらうことも多い積み木ですが、実は本格的に遊ばれるのは1・2歳頃からです。0歳の頃に積んで遊ばないことに心配になる方もいます(店長にも相談が寄せられます)が、それはとても自然なことです。👶
- 店長が解説!『積み木』の徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
『横』の並びを意識した積み木遊び
積み木遊びは、『縦』よりも『横』での遊びから始まる子がとても多いですが、ここではそういった単に横に並べるのではなく、そこに小さな工夫を入れて遊ぶということで書いていきます。積み木を縦に積むことが簡単にできるようになったらば、少し目線を変えて、横の空間で遊びましょう。
なお、『縦』に積むことに興味のない子には、まずは横に並べるところからスタートして遊ぶというのも遊び方のポイントの一つです。その時は1〜3つの積み木があれば十分です。また、0歳の頃は横に並べてシンプルに楽しむでも良いですが、ただ並べる以外にも積み木の楽しみ方がありますので、ここではそういった遊び方を取り上げていきます。まず、横の目線で遊べる遊び方の一つは、積み木を使ったドミノ倒し遊びです。
横に立ててただ並べるだけですが、長めの積み木を子供と一緒に選別したり、この長さなら倒れる、倒れない、この幅に並べたら倒れやすい、台などを用いて少し高さを加えたり、カーブになるとどう配置するのが倒れやすいかなど遊び方を考えていきます。
最初は、直線に並べるドミノ、次はカーブもつけたり、円にしたり、大きさや形の違うドミノを二種類作って、どちらが早く最後まで倒れるか競争したり、並べ方によって遊び方は無限に広がります。答えのない並べ方、積み木だからといって積まなくてもいいという自由な考え方で、親子で思考の可能性を幅広くさせるきっかけになります。
ちなみに、ドミノに本格的に取り組みたい場合は「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ドミノ』おもちゃを徹底比較」で各製品比較・解説していますので、積み木ではなくドミノ専用のおもちゃを手に取ることもおすすめします。
ただ、積み木が豊富にあればドミノ用のおもちゃなど買わなくても、しばらくの間は積み木で代用できますし、以下製品のような当店で扱っている色々な遊び方のできる積み木があれば、ドミノ倒しがしたくなった時も使えます。
そしてここで小さいアドバイス。最後の倒れる積み木に小さな紙で子供の好きな絵を描いてセロテープで貼り付けます。
最後の積み木が倒れたときに、歓声が上がること間違いなし!積み木でドミノ、こんな親子での遊び方もおすすめです。
小さい頃から楽しめる遊び方ですし、たくさん人が集まるときにやっても面白いです。
このように、横の空間を意識して並べる・角度をつけるというだけでも積み木の遊び方は広がります。どんどん増えやすい積み木ですので、増えた積み木を最大限使っても楽しみたいですね。
『横』を意識した積み木遊びは、積むよりも簡単です。
ただ、並べ方や角度など考えれば『横』の空間を使った遊びは無限に広がっていきます。少しパズル的な面もありますよね。
積み木を様々な空間の角度で楽しんでみてください。😉
- 店長が解説!『積み木』の徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
幼稚園・保育園児との積み木遊び
幼稚園・保育園に入る3歳〜4歳頃になると、目の前の動くものにとても興味を持ち始めます。
そんな時は積み木と一緒に、お気に入りの車や、電車のおもちゃを融合させて遊び方の幅を親子で広げて子供の感覚で遊んでみましょう。「男の子が大好き『車・汽車』夢中になって遊ぶ人気の理由。車・汽車のおもちゃを徹底解説します!」では、車・汽車のおもちゃについて解説しています。積み木と一緒に組み合わせて遊びたいおもちゃです。またこの頃には、積み木と組み合わせてビー玉を転がして遊べるおもちゃ「組み立てクーゲルバーン」で遊ぶ子が多いですので、当店でも人気の製品の一つです。当店では拡張セット含めて、全製品取り扱っています。
玉転がしの遊びについては「ピタゴラ!?ビー玉転がし・組み立ておもちゃが人気な理由と子供の育まれる力」でも詳しく書いていますので、興味のある方はご覧ください。そして、3歳児の遊びについては「【3歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で丁寧に解説しています。
積み木がときには線路になったり、積み上げてビルになったり。
普段暮らしている家はどの辺にあるのかな?ここはよく行くお店屋さん?と、普段の暮らしも入れることで、日々の散歩までも楽しくなります。積む動作で身に付いたテクニックを最大限に利用して、積み木の橋・積み木の家。その合間を、くるまや電車が走ります。まさに、親子で繰り広げる夢のまちづくり。積み木が主役、車や電車も主役。そのまちを創りだすのは、子供・パパ・ママ。少し手の込んだ建物をパパやママが創ると、子供の気分はさらに高揚すること間違いなしです。たとえば、当店で扱っている道路のマットなどと組み合わせて積み木を積み上げて大きな街を作っても良いですし、人形遊びが大好きな女の子との積み木遊びなら「ドールハウス」も活躍します。家の周りに高く積み木を積みあげていく。
ついつい大人気なく、大きな街を作るのはどこの家でもパパです。その思い出は子供が大きくなった時に発揮されることになるかもしれません。また、以下製品のように街並みを作れるセットもありますので、これを機にパーツを増やしてもいいかもしれませんね。
ドールハウスについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ドールハウス』おもちゃを徹底比較」でも触れていますので、興味があればあわせてご覧くださいませ。
そして中には、積み木を外に持ち出して遊びたい!と騒ぐ子もいるでしょう。
積み木を外へ持って行って、何が出来るのか自分で試したい。
子供は好奇心の塊です。子供の自由に遊ばせて子供の可能性を広げる遊びをしてみましょう。幼稚園・保育園にいく頃になれば、積み木を安定して積み上げていく力が付いていますので、逆に「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『バランスゲーム』おもちゃを徹底比較」で取り上げているような、バランス感覚を求められる少し難しいおもちゃに取り組んでみても良いでしょう。積むことの難しさを違った角度でまた感じられます。
幼稚園・保育園に通うようになると、保育の中でも積み木を使って過ごすことが増えます。またそこでは、家にはない形・パーツの積み木に出会うこともあり、積み木遊びの幅もとても広がります。そのため、新しい積み木を買い足したり、遊び方に合わせた形状の積み木を偏って揃えたりということもみられるようになりますので、最初からまとめて揃えるのではなく、子供の遊びの変化に沿って、徐々に積み木を増やしていくことも大切にしてみてください。なお、積み木については「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『積み木』を徹底比較」で様々な人気の積み木を取り上げて比較・解説していますので、子供の成長・発達や目的にあわせて、今必要な積み木を見つける時の参考になれば幸いです。
組み合わせて遊ぶ遊び方の一つとして、男の子の場合は、必ず一つは持っている車・汽車・電車のおもちゃと組み合わせて遊ぶこともしましょう。人形遊びが好きな女の子でドールハウスがあれば、積み木と組み合わせて遊ぶに相性は抜群です!世の中には色々なセットのおもちゃがありますが積み木を上手に使うことで、街並みも再現することができます。
積み木はとてもシンプルな木の塊なので、子供の発想に合わせて遊んでみてください。🌲
そして、積むことに慣れ飽きてきたなと感じたら、一つ上のステップで『バランス(ぐらぐら)ゲーム』おもちゃに取り組んでみることもおすすめいたします。
- 店長が解説!『積み木』の徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
『積み木』とままごと遊び
積み木を何かに見立てて遊ぶことも出来ます。
例えば、ぬいぐるみに「アーン」と積み木をあげたり、フライパンのおもちゃの上でカラカラと丸い積み木を転がして、目玉焼き。とおままごと遊びの道具として楽しんだり、子供の豊かな発想に任せることで、積み木遊びはもっと豊かになります。
とはいえ、ごっこ遊びをする頃にもなると、子供の個性が強く、遊び方には個人差があるので積み木をごっこ遊びで使わないからと言って心配する必要はありません。中には、ひたすら上に積んでいくのに挑戦してその記録の達成を積み木遊びの楽しさとして覚える子もいます。それはそれでいいのです。何かを追求する、あきらめないで続ける、という心を培うのも積み木の遊び方の一つです。なお、つもり遊び・見立て遊び・ごっこ遊びについては「子供の成長を感じる『ごっこ遊び』と『つもり遊び・見立て遊び』の違い。」で成長・発達の流れに沿って丁寧に解説しています。
積み木遊びに限らず、子供との遊びの中では「こうやって遊ぶのよ」なんて言ってはいけません。
1から10まで教えることを繰り返していると、子供は自分で考えることをしなくなります。子供が自発的に気づいて、自分の楽しさの中で想像に任せて遊べるのがシンプルなおもちゃである積み木のいいところです。
これについては「子供の『自発的・主体性を育む遊び』のサポートをするおもちゃが人気な理由」で触れています。
また、おままごと遊びをする子なら、他のおもちゃと組み合わせたり、「安くて簡単、ご安心を。フェルトを使った手作り野菜とおもちゃ・人形でのごっこ遊び」のように、親子で一緒に一緒に遊ぶ道具をハンドメイドをすることで、遊び方は広がります。
子供と一緒に遊び方にあわせて色々なものを手作りで用意していく。子供の想像力は無限大なので、売っているおもちゃではしたいことができないかもしれません。そんな時は、パパ・ママが子供の夢を形にするお手伝いの出番です。
子供が描く、子供の夢の世界を一緒に楽しんでください。「とっても楽しいおままごと遊びは、女の子・男の子も大好きなごっこ遊びの定番」では、女の子・男の子も楽しむ生活の力をつけるおままごと遊びについて書いています。
組み合わせて遊ぶ遊び方の一つとして、女の子の場合は、おままごと遊びの道具として使う子が多いです。
三角形の積み木ならケーキ。丸型積み木ならお野菜など、形に合わせて対象物をイメージして遊ぶのは子供ならではの世界観で、想像力があるからこその楽しみ方です。すぐにリアルなケーキのおもちゃを用意するのではなく、子供の想像の世界を楽しむという期間も必ず設けてください。そして、少しおもちゃに不足しているような感じを覚えたら、リアルなおままごとセットのおもちゃを揃えると良いでしょう。🍳
- 店長が解説!『積み木』の徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
『積み木』と図形遊び・算数教室
4歳を過ぎたら、挑戦してみてほしいのが積み木を使った「図形遊び」です。
積み木を使った図形遊びですが、まずはパパ・ママが積み木で何か図形を作ってあげます。長い積み木に、短い積み木を2つくっつけて「飛行機」なんていうのもいいですね。そして、同じものを作らせてみましょう。同じような形のものを組み合わせて立体的にものを捉えるという遊び、実はこれなかなか難しいんです。大人になれば当たり前に出来るようなことでも、子供にとって難しいことはたくさんあります。そして、真似ができるようになったら、次はステップアップ。「この飛行機を大きいサイズで作ってみて」と言ってみてください。
最初は、縦の積み木だけ長くしたりするかもしれません。でも「違う!」とは怒らないこと。「あれ、なんだか変だな~?もう一回やってみよう」と促します。おそらく、数回では正解は出ません。でも、焦って正解を教えることがないようにしてください。この目的は正解を出すことよりも、「考えさせる」こと。今までやったことのないことを考えさせることで、子供の脳はフル回転!積み木の新しい遊び方、試してみてくださいね。こういった遊びは、プログラミングを学ぶ上での基礎にもなります。「【幼児期】おもちゃ・絵本で『プログラミング学習』自宅で遊んで学ぶ活用方法を教えます」では、幼児期のプログラミング学習についても触れています。
そして、今までは積んだり並べたり、形を作ることで楽しんできた積み木遊びの中に、数の概念を加えてみてください。
今日は5つ詰めたね、明日は7つに挑戦しようか!あっ、4つ並んでいるね。と、数で数えたり、数を増やしたり減らしたり、何気ないことだけれども、1つあるものを1と数えるのはもう少し先のお話。でも、積み木を使った遊びの中からでもしていけます。そして、少し大きくなって小学校の算数で悩んだ時、積み木を出してくれば簡単に答えを導き出せるようになります。小さい頃の『数遊び(数遊びで『数字』に強くなる!計算・算数の基本、数字で遊ぶおもちゃ・絵本)』が、大きくなってから、あー、なんだそういうことか。今まで遊んでいた遊びの中に、算数の考え方があったんだ!と子供が気づけば、苦手だった算数が今日から、得意な科目に変わることでしょう。
形や数字を意識したおもちゃは、「理系力を育む!STEM・STEAM教育で人気のおもちゃ・絵本・図鑑」や「人気・おすすめ『パズル』おもちゃ選びの専門家が徹底解説!」でも書いていますが人気があります。ただ、専用のおもちゃを用意しなくても積み木を使えば同じように楽しむことができます。積み木自体が図形パーツの組み合わせでできたセットのおもちゃですので、小学校などに上がってから活躍することもあります。
また、積み木と同じように人気があるのは『ブロック』のおもちゃです。
ブロックと積み木の違い分かりますか?わからない方や、ブロックと積み木のどちらを買おうかと悩んでいた方は「どっち?『ブロック』と『積み木』の違いを丁寧に解説します」を参考にご覧ください。
積み木遊びを幼児教育へ取り入れている学校・教室もあります。
積み木は、立体的なシンプルな形をしていますので、一つ一つのパーツの特性を理解することは、図形に対しての理解を深めることにもつながります。これが知育玩具と言われる一つの所以です。📐
- 店長が解説!『積み木』の徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
『積み木』で工夫して遊ぶ、工作遊び
子供が成長して小学校にも入れば、積み木を加工したりすることで、工夫して遊ぶこともできます。
紙を貼り、絵柄をつければ新しいおもちゃに早変わり。パパやママと一緒にDIYで積み木をくっつけたり、色を塗ったり、小さい頃とはまた別の遊び方で積み木を楽しむことができます。小さな積み木があれば、すごろくのコマにしてもいいです。
粘土の中に埋めてみたり、自由研究の中で積み木を使って作品を作ってもいいです。
これは『造形遊び(親子でつくる喜び!『造形遊び』は失敗も成功もない自由な発想・表現を楽しむ遊び)』の一種です。なお、粘土には様々な種類のものがありますので「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『粘土(ねんど)』を徹底比較」を参考にしながらその時々の遊びの目的にあった製品を選んでもらえればと思います。
積み木のいいところは一定サイズで揃ったシンプルな木のおもちゃであるということ。大きくなって加工したいと思った時にもその材料として使うことができます。小学校に入って自分で何かを作り上げたい!となった時のきっかけと素材に積み木を使ってみてください。
小さい頃から使ってきた積み木で、大きなオブジェを作って部屋のインテリアを作れば、誰もできないアート作品の完成です。「赤ちゃん・子供と『室内遊び』のアイデアからおもちゃ・絵本の活用方法まで」では他にも室内で遊べる遊びをご紹介していますので、興味があればご覧ください。
そして「隠れた秘密!赤ちゃんのおもちゃで『積み木』が長く使われ、必要とされる理由を教えます」では積み木で赤ちゃん・子供が育まれることについて丁寧に書いています。
当店は赤ちゃん・子供の成長・発達に沿った遊びと遊びで活躍する道具としてのおもちゃ・絵本・図鑑を扱うお店です。積み木のことをさらに深く知ることで、普段の遊びにも深さが出てくることでしょう。積み木は、0歳児から老人まで幅広い年齢層の世界中の人に愛されるシンプルで奥の深いおもちゃです。その特徴をしっかりと理解して、日々の遊びに生かしてもらえたらと考えています。
積み木遊びでは、積み木を一つの素材として考えて、遊びを発展させていくこともできます。
例えば、クレヨン・粘土などと組み合わせて遊ぶなど、加工などもすることで、遊びの幅は格段と広がります。当店では、ボロボロになるまでおもちゃは遊び尽くすものとしていますので、削ったり、色を塗ったり、そういった遊びも大切なことだとお伝えしています。ついつい大人は綺麗におもちゃを使わせようとしますが、その視点を取っ払って遊ばせることも大切です。🔨
- 店長が解説!『積み木』の徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
『積み木』で遊ばない子・苦手な子への向き合い方
店長の元に、積み木で遊ばない子はどうしたら良いのでしょうか?と質問が寄せられることがありますので、ここではそれについて書くことにしました。まず、積み木で遊ばない時の状況をお聞きすると、以下のような理由があるようです。(※ 随時追加していきます)
- 積み木に興味を示さない
- 積み木より他のおもちゃでばかり遊ぶ
- 積み木を積み上げない
- ”他の(家にあるのではなく)”積み木でばかり遊ぶ
- 積み木遊びが苦手
当店でお聞きすることに上記のような感じに大体分類されるようなことが寄せられますが、これに一つ一つ回答するような形で書いていきます。まず、一番最初に頭に入れておいて欲しいのは、積み木は一定の形状をした「木のかたまり群」であって、それ以上でもそれ以下でもないということです。そして、大人も誤解をしているところがあって、赤ちゃん・子供は、積み木はあれば誰でも遊ぶものと考えている方もいますが、基本的には目の前に木のかたまりを置かれても「なにこれ?」という感じで、遊ばないのは大人と一緒です。目の前に置かれたものが面白そうだな!と感じられなければ、興味を示しません。つまり、「積み木に興味を示さない」というのはとても自然なことだということです。また手元に、お気に入りのおもちゃがすでにあれば、そちらの方が面白さを知っていますので、そちらでばかり遊んでいるということも、自然なことです。
では、どのようにして積み木遊びに興味を持って遊んでもらえるようになるのでしょうか?
積み木遊びが好きな子もいれば、苦手な子もいます。これは、どんな遊びにも共通することで、好きなことがあれば、苦手なこともあり、それは人それぞれの個性でもあります。ただ、積み木が苦手という場合は、いわゆる積み木を積んだり並べたりといった遊び方としてあまり楽しまないという場合が多いです。逆にこういう場合は、上でも少し触れましたが、普段好きな遊びの中の道具として使ってみてください。おままごと遊びが好きであれば、野菜などに見立てて具材として使ったり、男の子であれば汽車・電車・車で遊ぶのが好きな子であれば、建物として使ったりといった具合です。その中で同じようなパーツがあれば組み合わせて使ったり、積み上げたりと自然にしていくようになります。ある程度月齢のいった子で、積み木遊びが苦手だと親が感じる場合は、積み木は木のかたまりですので、いろいろな遊び方で使われるで良いのです。その中で積んだり組み合わせたり、並べたり、そういうのも積み木遊びの一つですので、黙々と積まないからといって、積み木遊びが苦手や、積み木であまり遊ばないと考える必要はありません。自分の好きなことのパーツ(道具)として使っていればそれでも良いのです。そんな時にふと、たくさん積み上げ出して遊ぶという様子も見られるようになります。これが6歳頃になって初めて!という子もいますので、積み上げないから心配とは考えなくても良いです。
また、0歳の頃は目の前においても興味を示さないといったことはよく見受けられます。
これはそもそもに、遊び方がわからないケースが多いです。特に0歳の頃のおもちゃは、持つと音がなったり、なにかしら手に持つと変化のある製品が多いですが、積み木は木のかたまりで、手に持ってもなにも起こりません。(一部には音のなる積み木もあります)そのため、面白さを理解することが難しいというのもあります。この場合は、パパ・ママと手渡しをして遊んだり、一緒に隣で積んだり、並べたり見せたりすることで、使い方を少しだけ理解することができるようになりますので、積み木の使い始めには、パパ・ママが最初お手本を見せて一緒に遊んでみせてあげてください。
そして、家にある積み木では役不足で、他にもっと面白いものができてしまうということはよくあります。その理由として、積み木のバリエーションが少なかったり、同じような形状の積み木ばかりになっているということも原因の一つにあります。無意識の中で遊び足りないと感じ、他のおもちゃに興味が移っていることもありますので、子供の遊んでいる様子を見ることも大切にしてみてください。手持ちの積み木のバリエーションでは、子供の今興味を持っていることを叶えられていないということもありますので、そういった場合は子供の遊び方を満たせるようなバリエーションの積み木を増やすことも視野に入れることをおすすめいたします。
たくさんのおもちゃをとっかえひっかえすることのできる時代ですが、一つのおもちゃと長く付き合い、工夫しながら遊ぶことを学んでいくことも、幼少期は大事なことです。当店では定期便を提供していますが、大事なことは、いろいろなおもちゃで遊べることではなく、おもちゃを媒介に遊びがステップアップして工夫する力をつけられるようにすることだと考えています。
積み木遊びは、とてもシンプルな遊びの道具なので、どう生かすか、どう遊ぶかも子供に求められます。プレイするだけのおもちゃはたくさんあるため、積み木での遊びはどちらかというと欠点の多いおもちゃに見えるかもしれませんが、それは逆で、遊び方を作り出すことを育むおもちゃでもあるということです。これは「赤ちゃん・こどもが『遊びながら学ぶ』最高の楽しい道具・教材がおもちゃ・絵本・図鑑」でも触れています。
しっかりと、遊び方を考えることも、遊びの一部として向き合って見てくださいませ。
最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。どうやって遊んだら良いか?何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
『積み木遊び』は、何歳になっても楽しいです。そして、正解はありません。空間と図形を組み合わせて、自由な発想で楽しんでください。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。お気に入りの『積み木』で楽しい時間が過ごせますように。👏
- 店長が解説!『積み木』の徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
あとがき
積み木遊びには、年齢によってある程度の傾向が見られます。
でも、このとおりである必要はありません。3~5歳向けのものを、2歳で行ってもいいのです。こどもの興味、成長にあわせた遊び方を実践してみてください。積み木の遊び方でポイントになるのは「考えさせる」ことです。正解するより、何度間違っても考え続けるから出てくる、こどもの「知りたい!」「やりたい!」「悔しい!」の気持ちを大切にして、いろいろな可能性を伸ばしてあげてくださいね。