読み物
最終更新日:2024年11月10日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもを育む環境づくり
握るからつまむへ!乳幼児期に『指先や手を使った遊び』を育むおもちゃが大切な理由
指先や手を使った遊びとおもちゃ
握る・つまむ・叩く・通すは、難しい
生まれたばかりの赤ちゃんは、小さな握りこぶしをつくっています。
手はとても小さく、握ると潰れてしまうんじゃないかというくらいですが、それも数ヶ月経つとできることがとても増えるようになります。手を使った活動は、親として赤ちゃんの成長を実感することの一つです。最初はただ手を握っているだけだったのが、いつの間にか手をパチパチさせるようになり、周りにあるものを掴もうとします。掴むと振る。不思議だなぁ・・・と感じて、掴む・振る。そして、自分自身で動こうと、少しずつバタバタと動き出します。乳児期は手の成長とともに、周りの世界を認識しはじめ世界が広がっていきます。
そして、握ることしかできなかった赤ちゃんも1歳を過ぎると手・指を使って複雑な遊びができるようになります。握っていたおもちゃをただ振っていただけだったのが、持ち替えたり、握り方を変えたり、それによって出る音の変化を楽しんだり。指の使い方から、さらに指先の使い方へと進んでいきます。
大人になると簡単に感じるかもしれない指の動き。狭い場所へものを通したり、つまんで横にずらしたり、叩いて音を鳴らしたり、小さく転がっているものをつまんで揃えたり。でもこれらのことができるようになるには、身体的な成長が必要です。
おもちゃを用いることによる『指先や手を使った遊び』は、こどもの成長を手助けすることができます。
そして、できることが増えると、自分で自分の思うようにしてみたい!という自発的な行動が出てくるようになります。自立のスタートです。
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
乳幼児期に指先や手を使った遊びで育まれること
乳児期は、手を使って世界を知ろうとします。
手に触れたものを叩いたり、引っ張ったり、投げたり、手に持ったモノを口に持っていってみたり。ひとつひとつ自分の身体で確かめるように身近なものの存在を認識していきます。
指先が使えるようになるに連れて、自分の意思で手に持ったものや身近なものを動かそうとし始めます。自分の周りの世界を探索し、自分の手や指先を使って動かしてみることで、モノの動きを学ぶ。手や指先を使っての活動は最初の冒険の始まりです。
乳児期の遊びとおもちゃについては「親子でふれあい遊ぶ!乳児期の赤ちゃんのおもちゃ選びに大切なこと教えます」で解説しています。
そして、子供が成長し幼児期に入ると手を使って道具を効果的に活用することを学びます。
手や指先を自分の意思で扱えるというのは、子供に限らず大人にとっても大切な身体的な活動です。これは、「目と手の協応」ともいいます。見て自分の思ったように身体を動かすのは難しいことです。目と手の協応については「【見る力】目と手の協応・追視を育む遊びとおもちゃが大切な理由」で丁寧に書いていますので、あわせてご覧ください。
例えば「かんたん手作り!フェルトと手袋で指遊び。長距離の移動中もこどもと一緒に遊べます」のような指遊びは、乳幼児との指を使った楽しい遊びです。
この時、最初に遊びの道具として使う物が「おもちゃ」になります。
幼児期になり活躍するおもちゃ「工夫して遊び学ぶ力を育む!幼児期のおもちゃ選びに大切なこと教えます」では、幼児期の月齢に絞って解説しています。
指先や手を使いこなせるようになることは、子供自身の自我を育むことにつながります。
日常生活の中で言えば、自分で着替えをしたり、スプーン・フォークや箸を使って自分で食事を口に持っていけるようになったりと、自分自身の力で生活全般の活動ができるようになってきます。また造形においては、指先や手を自分のイメージ通りに使いこなすことでイメージ通りの形にすることができるようになります。紙をちぎる、貼る、ハサミを使って切る。
粘土を使って動物を作ったり、大好きな車を作ったりすることができるようになる「造形遊び」は赤ちゃん・こどもの発達に沿った遊びと言えるでしょう。造形遊びについては「親子でつくる喜び!『造形遊び』は失敗も成功もない自由な発想・表現を楽しむ遊び」でさらに詳しく解説しています。粘土(ねんど)は、素材によって力の入れ具合が変わります。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『粘土(ねんど)』を徹底比較」では、様々な人気の粘土を取り上げて比較・解説していますので、手・指先を使って遊ぶ道具の一つとして遊び方に応じて選んでみてくださいませ。
また、手や指先を感覚器官として、様々な素材に触れることで、手・指を使う、触れる楽しさを育みます。乳幼児の頃に楽しむ「感覚遊び・感触遊び(こどもの『感触遊び・感覚遊び』はインクルーシブに楽しめる五感を使った遊び)」は、造形遊びと同じように、赤ちゃん・子供の成長・発達に沿った遊びなのです。
このように、手や指先の成長とともに子供の世界は広がっていきます。
そして、自分の手を使ってだけでできることと、道具を使ってできることを通してさらに自分のイメージを形にする力を養います。これらを学ぶときにおもちゃはとても役に立ちます。
赤ちゃん・子供の成長・発達を実感するのに一番わかりやすいのは『指先や手を使った遊び』です。
それは「おもちゃ・知育玩具」を使った遊び方に表れます。赤ちゃん・子供の遊ぶ道具は、赤ちゃん・子供の成長・発達に沿って変化していきます。👶
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
握るからつまむへの成長
乳幼児期の成長を実感することの一つに、手の使い方があります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、小さな握りこぶしをつくってスヤスヤと寝ています。握りこぶしの中に指を入れると反射的にギュッと握ります。新生児期の特徴です。
それも数ヶ月経つと、いつの間にか手をパチパチさせるようになり、周りにあるものを掴もうとします。
自分で周りにあるものを掴めるようになると、角度を変えてみたり、舐めたり、転がしたり、振ったりしながら、手に持ったものの特徴を理解しようとし始めますが、大人にしてみたらそれは手に持ったモノで遊んでいるように感じます。
0歳児の成長と発達に沿った遊び・おもちゃ・絵本図鑑については「【0歳・赤ちゃん】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本と遊び」で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。
そして、乳児期から1歳半頃にかけては、手・指先の使い方がとても豊かになる時期です。
親指を巧みに使ってモノをしっかりと掴むではなくて、握るようになります。一度手に持ったモノを持ち替えたりしながら、二つのものを同時に扱うなど、手に持ったものの扱い方はさらに豊かになっていきます。
1歳児の成長と発達に沿った遊び・おもちゃ・絵本図鑑については「【1歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。
手と指先の成長とともに、手首を使っての動作も豊かになります。
グルグルとおもちゃを回してみたり、柔らかい人形をねじってみたり、このように、最初は反射的に握ることしかできなかった新生児期から、手を使って遊び出す乳児期そして赤ちゃんも1歳半を過ぎる頃には、指先を使ってモノをつまんだり、手首を動かして叩いたり、ひねったりと多彩な遊びができるようになります。たとえば、以下の製品はこれらの一連の動作ができるので0歳〜1歳頃の知育玩具として人気の製品の一つです。
子供が手に持ったおもちゃを動かしている様子は、おもちゃで遊んでいるように見えます。
ですが実際子供にとっては、自分の体の使い方を学んだり、世界を知るためにしていることです。
遊ぶとは何なのだろうか?子供にとっての、おもちゃって何なのだろうか?
店長にとって『おもちゃ屋』をする上でのちょっとした気づきでした。
おもちゃは、赤ちゃん・子供が使うことで、その成長・発達をサポートする役割なのです。
おもちゃというと、最近よく聞かれる知育玩具については「人気・おすすめ『知育玩具』おもちゃ選びの専門家が徹底解説!」で詳しく書いていますので、正しい知育玩具への理解もあわせて深めて見ていただければと思います。
当店でも、手・指先を使ったおもちゃ・知育玩具の人気はとても高いです。
そして、子供の成長に沿って遊び方・遊ぶものは自然と変化していきます。その自然の変化を見守る中で子供の成長は実感できます。👦👧
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手・手首・指先の動きを育む『おもちゃ・知育玩具』を使った遊び
手や指先、手首を使った遊びの前にそれぞれでできることを一覧にしました。
並べてみると手を使った動きではたくさんの動作があります。(※随時追記します。)
- 握る・離す
- 振る
- 通す
- 揃える
- つまむ
- 押す(押し込む)
- 捻る
- 回す
- 叩く
- 引っ張る
- ちぎる・破る
おもちゃ・知育玩具を使っての遊びでは、これらの動きをサポートすること。
もしくは、組み合わせることができるものがおすすめです。例えば「握る」を取り上げれば、上にも製品例をあげますが『ラトル(おしゃれなラトル(がらがら)はファーストトイに大人気!新生児の赤ちゃんのプレゼントに人気な理由)』はもっともそれに特化したおもちゃと言えます。そして「振る」動作を組み合わせることで音がなり、「握って振ると音が出る」という一連の体験をすることができるおもちゃです。知育玩具としても人気がありますね。
「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ラトル・がらがら・にぎにぎ』を徹底比較」では人気の「ラトル」について触れていますので、参考にご覧くださいませ。また、振ると音が出るという製品でいうと楽器玩具も人気があります。これについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『楽器』おもちゃを徹底比較」で丁寧に比較・解説としています。
そして「つまむ」という動作で人気の高い製品といえば、当店でも人気の「型はめパズル」や「ルーピング(ビーズコースター)・バランスゲームおもちゃ」があります。
型はめパズルには2種類あり、以下のようなボックス(ポットン落とし)タイプの製品「キーボックス」や、ノブなどの付いた平面タイプがあります。キーボックスでは鍵を回すという動作もあり、知育玩具としてロングセラーの人気製品の一つです。「型はめパズル」では、手で小さな形のおもちゃをつまみ、それを同じ形に入れるという動作が必要です。ポトン!とボックスタイプの場合は落とした時の音が楽しいので赤ちゃん向けのポットン落とし遊びの道具としても人気があります。これについては「落とす遊び!『ポットン落とし』はいつから?おもちゃの役割と知育で人気の秘密」でさらに丁寧に触れています。さらに力を入れてトンカチのように叩いて押し込むようなおもちゃ(ハンマートイ)もあります。1歳頃から遊べる製品ですので、出産祝い・1歳の誕生日のプレゼントで人気が高いです。幼稚園・保育園・子育て支援施設でも必ずと言っていいほど導入される製品の一つでもあります。型はめパズルについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『型はめパズル』を徹底比較」で丁寧に比較・解説としています。
0歳から1歳半のこどもに手渡すおもちゃは、これらの『手・手首・指先』の動作を促すおもちゃがおすすめです。また同様に、レールのついたつまみながら動かして遊ぶ「ルーピング(ビーズコースター)」も知育玩具として、取り上げられることの多いおもちゃです。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ルーピング』おもちゃを徹底比較」では難易度に分けた形で、様々な製品を比較・解説していますので知育セット(アクティビティセット)なども考えながら検討してみてください。また「いらない?いつから?『ルーピング・ビーズコースター』おもちゃが知育で人気な理由」では遊び始めから、育まれる点や遊びのステップなどについても触れています。
そして、「つまむ」の動作に力を加える加減がわかるようになってきたときに活躍するおもちゃに「バランスゲームおもちゃ(【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『バランスゲーム』おもちゃを徹底比較)」があります。これは、力加減を考えながら摘んで置く動作が求められるので、幼児期でも後半に入ってから楽しめるおもちゃです。また同時に崩さないように論理的に積み上げることも求められますので、積み木の次のステップアップに取り組んでみてください。他にも当店で扱っている以下「虹のソーティングシェイプ」のように、トングなどの道具を使って指先に力を加えて小さなものを持つというおもちゃもあります。これは、おままごと遊びの中で自然と育まれる指先を使った遊びで活躍するものの一つです。
他にも、「人気・おすすめ『パズル』おもちゃ選びの専門家が徹底解説!」では、パズル全般について書いていますので、あわせてご覧くださいませ。
そして「押す(押し込む)」遊びで活躍するのは「プッシュトイ」です。
特に圧力を加えて押し込むボタン型のおもちゃは、スクイーズ玩具とも言われて人気がありますが、押して反応の出るおもちゃは、指先に力を加えることを求められます。反発率の強い「プッシュポップ」のようなおもちゃは、最初赤ちゃんには難しいですが、少しずつ力が付いてくるとグッと押し込んで出来る様子が見られるようになります。プッシュトイについては「押して遊ぶ!プッシュトイは、赤ちゃんの好奇心を刺激する人気のおもちゃ」で解説していますので、あわせてご覧ください。また、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『押しボタン・スイッチ・コンセント』おもちゃを徹底比較」では、スクイーズ玩具も含めて、いたずら好きな赤ちゃんが好きなおもちゃを比較・解説して取り上げています。
次に、「ひねる・通す・叩く」という遊びで活躍するのは、『紐通し・ペグさし・棒通し・ハンマートイ』や『コマ(独楽)・ネジ(ネジ回し)』のおもちゃです。
ハンマートイについては、上でも少し触れました。以下は当店でも人気の高いロングセラーの製品です。注意するのは通す穴の大きさです。最初は大きくハンマートイに代表されるような積み木サイズの固まりが入るようなサイズから、少しずつ細くなり紐を通す紐通しまであります。通して遊ぶ流れと紐通しのおもちゃについては「通して遊ぶ『紐通し』おもちゃが知育で人気な理由」でも丁寧に触れています。たとえば、当店で人気のペグさし「カラーリングのペグ遊び」は、以下の「パロ(ハンマートイ)」と比較すると、通す穴のサイズが違うのが見比べられると思います。少しずつ段階に沿ってサイズを揃えることをおすすめいたします。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『紐通し・ペグさし・棒通し・ハンマートイ』おもちゃを徹底比較」では、丁寧に比較・解説していますので、参考にご覧くださいませ。
そして、指先をひねって遊ぶおもちゃで定番といえば『コマ(独楽)・ネジ(ネジ回し)・鍵(カギ)』おもちゃです。サイズが小さいものは、口に入れて危険ですので、月齢によっては一人で遊ばせるのは避けてください。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『コマ(独楽)』おもちゃを徹底比較」では、人気のコマやベーゴマなど、遊び方などの違いにも触れながらいろいろなコマを取り上げていますので、今や下火となってしまい、古臭い遊びと言われて人気の無くなってきたコマ回しなどですが、昔ながらの遊びには、子供の成長・発達につながる運動が取り入れられていることが多いですので、ひねって遊ぶ道具として改めて取り組んでみることもおすすめします。他に「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ネジ』おもちゃを徹底比較」でも取り上げていますが当店で扱っている「ツイスティーズ」のような指先・手首をひねって使うおもちゃも人気がありますし、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『鍵(カギ)』おもちゃを徹底比較」で取り上げた『鍵(カギ)』おもちゃは、イタズラが見られた頃から活躍するおもちゃとしても人気がありますので、興味のある方はあわせてご覧くださいませ。
そして「揃える」といえば「積み木・ブロック」ですが、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『コップ重ね』おもちゃを徹底比較」で取り上げた、スタッキングカップも色々な遊び方で活躍するため人気があります。
ちなみに、積み木・ブロックそれぞれの違いはわかりますか?これについては「どっち?『ブロック』と『積み木』の違いを丁寧に解説します」を見て理解ください。積み木については、ここで書いてしまうとあまりにも長くなってしまうので「隠れた秘密!赤ちゃんのおもちゃで『積み木』が長く使われ、必要とされる理由を教えます」で詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。遊び方については「意外と知らない積み木の遊び方。0歳〜小学生まで親子で考えて長く楽しめます」で丁寧に書いています。一通り読めば、積み木の偉大さ・人気の理由がばっちり理解できるはずです。
なお、「ちぎる・破る」では、でも書いていますが新聞紙がおすすめです。
ただ小さい時は揉みくちゃになって息苦しくなってしまう危険性があるので、遊ぶ時は必ず注意して見るようにしてください。「乳幼児が大好きな新聞紙遊び!親子で安く簡単に遊べる室内遊びです
」を参考に遊んで見てくださいませ。楽しい室内遊び(赤ちゃん・子供と『室内遊び』のアイデアからおもちゃ・絵本の活用方法まで)です。
「手・手首・指先の動き」一つ一つが、赤ちゃん・子供の成長・発達の道筋となります。
一つ一つの動きの目的に沿ったおもちゃ・知育玩具がありますので、遊び方の変化をしっかり観察してそれに沿ったおもちゃ・知育玩具を与えることで、遊びの幅はどんどん広がっていきます。✋
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手をつかってモノを作り出す遊び
手・手首・指先を自分の意思通りに扱えるようになると、自分自身で考えたことを形にしたいと思うようになります。
個人差はありますが月齢でいうと1歳半〜3歳頃になると、自分でご飯を食べようとしてみたり、パパやママの動作を見よう見まねで自分で何でも真似しようとしはじめる『見立て遊び・つもり遊び(こどもの成長を感じる『ごっこ遊び』と『つもり遊び・見立て遊び』の違い。)』などの、自己主張がはじまります。この頃は子供の心の成長を実感する時でもあり、子育てのステージの変化を感じる時期でもあります。2歳児・3歳児の頃については「【2歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」「【3歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で丁寧に解説していますので、あわせてご覧くださいませ。
そして、お箸練習に取り組む方も多い頃になります。お箸練習のおもちゃについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『お箸練習』おもちゃを徹底比較」で取り上げていますので、興味のある方は合わせてご覧くださいませ。
自分の力で、イメージしたものを自分で作る力は手の成長で養われます。
たとえばドミノ倒しは、ドミノ牌を指先でつまみ、等間隔においていくという忍耐力・指先の操作性が要求されます。大人にとっては簡単なことですが、細微な力を要求されるドミノ遊びは意外と難しいのです。成長・発達に沿った製品として取り上げられることは少ないですが、これを機に用意されることもおすすめいたします。なお、人気のドミノについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ドミノ』おもちゃを徹底比較」で書いていますので、あわせてご覧くださいませ。
ドミノはせっかく並べたのに崩れてしまったりと、思い通りにいかないことばかりなので、集中し根気よく挑む必要にも迫られます。その繰り返しの中で、クリエイティブの力は養われます。このように、創造したものを形にすることができるドミノ遊びと同じように、組み立てて遊ぶおもちゃ(組み立ておもちゃ)もこの頃から大活躍します。この頃の人気の製品に当店では以下「組み立てクーゲルバーン」という製品があります。
これは『構成遊び(『構成遊び』は揃える・組み立てる・壊す遊び!当店人気のおもちゃの理由も教えます)』としても遊ばれる人気の製品です。根気よく積んだり並べたり、時には指先に力を入れてくっつけたり、色を揃えたり、形を揃えたりのこだわりにも性格が表れてきます。幼稚園・保育園・小学生になる頃まで遊ばれます。
組み立ておもちゃについては「ピタゴラ!?ビー玉転がし・組み立ておもちゃが人気な理由と子供の育まれる力」で詳しく解説しています。人気の製品については「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『玉転がし・玉の道・玉落とし』おもちゃを徹底比較」で丁寧に比較・解説していますので、あわせてご覧くださいませ。
そして、4歳から6歳頃にもなれば手や指先を使ってより細かさや難易度が上がったことができるようになります。
日常生活に必要なこともほぼできる頃になりますので、リボン結びや折り紙、織り物などもこの頃から取り組むにちょうどいい年齢です。手を使って自分に必要なものを作ったり、誰かお友達へのプレゼントをするために手で何かを作ったりする遊びを通してたくさんのことが育まれます。当店では、以下の織り機はとても人気があります。他にも手芸玩具については「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『編み物・織り機・ミシン』おもちゃを徹底比較」で取り上げていますので、子供の手の芸を育む遊びとして、男の子・女の子関係なく取り組んでみてください。
手・指先の成長・発達は、自分のイメージを作り上げるための手芸へとつながっていきます。
「手」を使った「芸」を身につけることができれば、生きる時の力となります。少しずつステップアップをして、身につけていけるといいですね。😊
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自分でしたい!は、自立への第一歩
手・指先・手首の成長は、自立への第一歩です。
日常生活に必要なことが自分の力でできるようになれば、子育てのステージも変化します。
そして、自分でできることが増えるに従って「自分でしたい!自分の力でやってみたい」という意欲は高まります。例えば、当店で人気の「色遊び(わー、きれい!こどもと色遊び。自宅で美しい色の変化を親子で楽しむ遊びをしよう)」なんかも、クリエイティブの一環として取り組んでみて欲しい遊びの一つです。
子供の成長に蓋をするのではなく、たくさんの失敗をさせて経験をさせることが子供のためになることです。親としては大変困ったことばかりになりますが、子供が主役で考えるとこの時期のたくさんの失敗は、子供自身の成長の糧になります。これは当店で大切にしている『才育(こどもの個性・才能を伸ばす!『才育』におすすめのおもちゃ・絵本・図鑑)』と考えています。一人一人の個性をみつめて、おもちゃ・知育玩具を上手に使いながらそれらをサポートする。その積み重ねが、生きる力へと変わります。
そして、『一人遊び(自分で考える力!こどもの『一人遊び』を育むおもちゃ・絵本・図鑑)』ができるようになると、自分でイメージしたことができるまでや、自分で考えたことが達成されるところまで、自分の力で手を動かして黙々と頑張る真剣な眼差しのこどもの姿を見ることができます。
親として子供の成長を感じる時です。そして達成した時の喜びは、子供の心の成長を育みます。
子供がどんどん成長していくと、親の支えなく自分自身の力で世界を広げたいと感じるようになります。
それはさらに先の話ですが、大きな自立への道です。
それも、手の発達からと考えると感慨深いものがありますね。こうやって、一つ一つ子供の遊びの環境を作ることは、家庭でできる「幼児教育」の一つだと当店では考えています。幼児教育については「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」をご覧くださいませ。
当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
『指先や手を使った遊び』は、赤ちゃん・子供の成長・発達を実感するわかりやすい遊びです。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。📨
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あとがき
生まれたばかりの赤ちゃんが成長する軌跡を、手や指先の成長と共に今回は辿ったことになりました。
そして、指先や手を使った遊びを学べば学ぶほど、おもちゃとこどもと遊びを考える良い機会になりました。
『手づくり』とも言われるように、手を使っての成長はこどもに限らず大人になっても続きます。突き詰めれば突き詰めるほど終わりはありません。手を使っての遊びはこどもから大人までどこまでも続きます。
自分自身で手を使って出来ることが多くなれば、日常生活が楽になることはもちろん、自身で考えたものを創造して作ったり、形にすることができるようになります。自分のイメージを自分で形にすることができれば、大人になった時にできることはグンと広がります。それは、生きる時の力になるでしょう。
当店では、こどもの手にするおもちゃは、『指先や手を使った遊び』をサポートする大切な役割であり、こどものやりたいことや成長を支える存在だと考えています。こどもが主体的に手を使った遊びを行い、失敗し、経験できるような環境を作るのは、子育ての中での親に必要なことの一つです。