読み物
最終更新日:2022年11月30日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもを育む環境づくり
通して遊ぶ『紐通し』おもちゃが知育で人気な理由
いつから?いつまで?知育で選ばれる、
通して遊ぶ『紐通し』おもちゃを徹底解説
通して遊ぶおもちゃは、1歳頃から楽しまれますが、紐通しのおもちゃは主に2歳〜4歳頃の間に遊ばれることの多いおもちゃです。それは、手・指先の成長・発達に関係しています。紐通しに取り組む目的の一つに、靴紐を自分で結べるようにしたい!や、ネックレスを自分で作れるようにしたい!というお話を聞くこともありますが、特に指先を使った運動は、様々な分野で求められますので、その最初の取り組みとして『紐通し』おもちゃを選ばれる方は多いです。また人気の理由の一つに「縫いさし」につながる準備段階の遊びとして、モンテッソーリ教育の中でも取り入れられているというのも挙げられます。
そのようなわけで、いつから始めたら良いの?いつまで活躍するの?紐通しの次のステップは?と店長も聞かれることが多いので、ここでは、赤ちゃん・子供の成長・発達の流れにも沿った形で、通して遊ぶという視点からも丁寧に書いていきます。
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
乳幼児期の「通して遊ぶ」成長・発達の流れを理解する
赤ちゃんの時は、まだ手の平をグーッと握っていることが多く、指先を使う動きはほとんどできません。
でも、だんだんと、手に触れたガラガラなどがつかめるようになり、両手でおもちゃを持ち替えたり、持ったものを離したり、スプーンなどを握れるようになるといったように、手を使ってできることは日に日に広がっていきます。
そしてそこから、指先で掴めるようになりますが、紐通しおもちゃの遊びで求められるような、ひねったり、指先を細かく動かすような、指が独立した動きが出来るようになるのは1歳以降です。例えば、人差し指・中指・薬指でピース!を作ったり、「3つ」と指で表せるようになるのは、2歳以降になります。これら手・指の発達・遊びについては「握るからつまむへ!乳幼児期に『指先や手を使った遊び』を育むおもちゃが大切な理由」でも書いています。
ちなみに、通して楽しむ遊びは、0歳から始められます。
まずは、何か手に持ったものを穴の空いたボックスなどに落として入れるところから始まりますが、これは0歳の頃から遊ぶことのできる「型はめ」おもちゃの共通の遊び方の一つにもなっています。落とす遊びは通す遊びと並行して行われることが多い遊びです。これについては「落とす遊び!『ポットン落とし』はいつから?おもちゃの役割と知育で人気の秘密」でも丁寧に触れています。また、ポットン落としで楽しむボックスタイプの型はめのおもちゃについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『型はめパズル』を徹底比較」で丁寧に比較・解説していますので、そちらをご覧ください。特に、以下のようなボックスタイプになっていて、積み木のような木の塊を入れられるようなものは、0歳の後半頃から活躍する「型はめ」おもちゃです。他にも、ノブなどのついた平面タイプもありますので、ゆっくり見ながらお気に入りを見つける参考にもしてみてください。
そして、通して楽しむ遊びは「ハンマートイ」という、ハンマーで叩いて穴に入れる遊びへと流れます。
なぜハンマートイかというと、ハンマーを握って叩くことができるようになるのが、ちょうど1歳近くなった頃から見られるためです。まだ指先を使って通して遊ぶようなことはできませんので、以下のようなハンマーという道具を使って、叩いてボールなどを穴に通す・入れる遊びの道具として「ハンマートイ」で遊びます。
そして、少し経つと、小さいものを親指と人差し指で摘むことができるようになってきますので、小さめのものを掴んで楽しめるようにもなってきます。この時に楽しむのは、棒通しやペグさしなどのおもちゃになります。
棒通しは、立っている棒に穴の空いたものを入れていく遊びです。そしてペグさしは複数ある穴に小さな棒状のものを差し込んで並べていき遊んでいきます。
これらは、指先でつまむという動作が求められますので、おおよそ1歳以降から楽しむことができます。そして、これらの通して楽しむ遊びの最後にたどり着くのが、『紐通し』のおもちゃです。
そのため、いきなり『紐通し』のおもちゃで遊ぶのではなく、赤ちゃん・子供の成長・発達に沿った流れで、通して遊ぶおもちゃの発展の中で『紐通し』のおもちゃに触れていくというのが、遊ぶ順番としてはおすすめになります。
なお「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『紐通し・ペグさし・棒通し・ハンマートイ』おもちゃを徹底比較」では、ここで取り上げた様々な通して遊ぶおもちゃを比較・解説していますので、興味のあるものや月齢に応じて、選ぶときの参考にしてみてくださいませ。
『紐通し』で遊ぶまでの流れを理解することで、『紐通し』おもちゃの取り組み方や取り入れるタイミングもわかりやすくなるかと思います。「通して遊ぶ」を遊びの発展の流れで丁寧に書いています。
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- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
いつから?『紐通し』おもちゃで遊ぶ
上では通して遊ぶおもちゃを成長・発達の流れに沿って取り上げました。
ここでは、『紐通し』おもちゃはいつから遊ぶの?ということで書いていきます。
まず、『紐通し』おもちゃを使っての遊びは、大人から見ると一見複雑であることから、幼児期の子供には難しいと思うパパ・ママもいますが、上でも書いた「通して遊ぶ」おもちゃのステップに沿った遊びの変化と言えば、少し理解しやすくなるかと思います。なお、『紐通し』おもちゃには以下のような手・指の動作が求められます。
- 指先で紐をつまむ
- 手首をひねる、回転させる
- 二つの連続した手首の動作
- 両手での違う動作
- つまんだ状態を一定時間持続させる
- 焦点に通す
この中で、一番難しいのは、「二つの連続した手首の動作」と「焦点に通すこと」です。
ちなみに、『紐通し』おもちゃを取り上げる時に選ばれるおもちゃとしては大きく2種類あります。
一つは、多くの人がすぐに思い浮かぶ「ビーズタイプ」です。
ビーズタイプは、一つ一つのパーツが独立しているので、片手でビーズを持ち、もう片方には紐を持ってそれぞれを独立して動かす必要がありますが、一方向に紐を通していくで良いので、『紐通し』おもちゃの中では比較的難易度の優しい部類に入ります。ただ、ビーズの大きさや、穴の大きさで難易度は変わります。おおよそ2歳頃から取り組むことが多いです。
もう一つは、板状になっている「ボードタイプ」の紐通しおもちゃです。これは、一定サイズのボードに穴が複数ついていて、穴に紐を通しながら、縫っていくような感じで楽しむおもちゃです。表と裏をひっ切り返しながら縫い物をしているように穴を通していくことが求められますので、一方向で進められる「ビーズタイプ」よりも、後に遊ぶおもちゃとして扱われることが多いです。おおよそ3歳〜4歳頃が目安で取り組まれます。そして、ボードタイプの場合は、色を変えるなどで、絵柄を描くなどのように楽しむこともできますが、これが出来るようになるのは、4歳〜5歳頃です。
なおモンテッソーリ教育では、この「ボードタイプ」の紐通しおもちゃで遊ぶと、縫いさし遊びに入っていきます。
以上から、『紐通し』おもちゃはいつから?となると、「ビーズタイプ」で2歳頃から、「ボードタイプ」なら3歳・4歳頃からとなります。ただこれはあくまでも一般的となり個人差がありますので、具体的にいつから紐通しを教えたら良いのか迷っていらっしゃる場合には、普段、子供が好きなもので遊んでいる時に、太めで短い(長いと巻きついて危険なので)紐的なものを用意して子供に持たせ、楽しい雰囲気の中で、紐を使った遊びへの興味を促すと良いでしょう。たとえば、片手で取り組めるように大きな穴の空いたおもちゃに紐を通して遊ぶような楽しみ方であれば、1歳頃からでも取り組むことができますので、上の「通して遊ぶ」おもちゃも踏まえた形で、1歳半頃から『紐通し』ははじめられる。と、言われることもあります。
なお、1歳・2歳・3歳頃については、「【1歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」「【2歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」「【3歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」でそれぞれの成長・発達に沿った遊びの中でも紐通しについては触れていますので、興味があればあわせてご覧くださいませ。
子供には、それぞれ個性や成長のペースに違いがあるので、無理に教えるのではなく、あくまでも楽しい雰囲気を大切にしながら、子供が遊びながら紐通しを覚えるようにすると良いです。
そして、ご家庭にあるものを利用して、簡単に紐通しを教えることができます。例えば、穴をあけたボール紙と紐を用意して、穴に紐を通すところから教えると良いでしょう。この時、穴を大きめにあけておいて、やや固めの紐を選ぶと紐が通しやすくなります。まずは、パパ・ママがお手本を示してあげて、今度は子供の手に紐を持たせて、一緒に紐を通すようにして、少しずつ紐通しの楽しさを教えると良いでしょう。
また他にも、上でも触れた型はめのおもちゃに紐を通してみるというのからはじめてみても良いです。棒通しの輪となるパーツ部分おもちゃも、紐通しのパーツとして活躍してくれます。他にも「簡単手作り『ペットボトル遊び』指・頭・カラダを動かして楽しむ・考える」のように、ペットボトルとボタンなど自宅にあるものを活用して、通して遊ぶおもちゃを作り、通して楽しむことの楽しさを実感するところからまずは始めても良いです。
このように、いきなり紐通しのおもちゃを購入して取り組むではなく、手元にあるものを上手に活用して遊ぶことでも取り組んでいけます。
『紐通し』おもちゃで遊ぶタイミングについては、選ぶ製品で変わります。「ビーズタイプ・ボードタイプ」それぞれで変わりますので、購入する月齢や遊び方など考えてみてください。いつから?というと、2歳頃からです。
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初めての『紐通し』おもちゃで注意したいこと
初めて『紐通し』をする子供の場合、慣れるまでに時間がかかることがあります。
そして、あまりの難しさに投げ出してしまい、もうその後使われなくなるといったことも見られます。そのため、上でも触れたように子供の様子を見ながら難易度を考えることも必要で、何よりも、できる限り楽しんで取り組めるようにすることが大切です。
できるようになるまで、訓練のように取り組んでも、楽しくありませんし、そこまでして頑張ってする必要もありません。
苦手な子もいますし、得意な子もいますが、少しずつゆっくり取り組んでいく中でできるようになるものです。そしておもちゃは、遊びで活躍するものですし、遊びはやっぱり楽しいのがとても大切です!言われて使うようなものではなく「こどもの『自発的・主体性を育む遊び』のサポートをするおもちゃが人気な理由」でも書いた通り、自発的に自分で自分を楽しませることができるようになるための取り組みですので、いきなり難易度の高いものからチャレンジするのではなく、大きな穴に紐を通してみる。そういうところからはじめてみるというのも、一つの方法になります。これについては、上でも少し触れました。
そして、子供が、大きめの穴から小さめの穴に紐を通すことができるようになったら、今度は、楽しく遊びながら紐通しができる、専用のおもちゃを与えてみると良いです。紐通しのおもちゃは、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『紐通し・ペグさし・棒通し・ハンマートイ』おもちゃを徹底比較」で人気製品をまとめて比較・解説していますが、知育玩具としても人気が高く、子供の段階に応じて、様々な種類の中から選ぶことができるので、飽きることなく、楽しみながら紐通しを覚えることができます。
子供は、楽しい環境の中であれば、好奇心旺盛に様々なことを覚えていきます。そのため、紐通しを教える時の大切なポイントは、子供自身が紐通しを楽しめる環境を与えることです。このような時に、様々な種類のある楽しい紐通しのおもちゃは、子供の成長・発達に沿った遊びの中で活躍してくれます。
このように、子供の遊びの環境づくりを考えることは、自宅でできる幼児教育だと当店では考えています。当店で考える幼児教育については「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」でも書いていますので、興味があればご覧くださいませ。
初めて『紐通し』に取り組むときの注意点について、ここでは書きました。
紐通しは、遊び始めのタイミングを誤ると、難しいものと認識してしまって遊ばなくなってしまうので、子供の様子を見ながら、少しずつマイペースに取り組むことをおすすめします。
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『紐通し』おもちゃで育まれること
子供を見ていると、この前はできなかったのに、こんなことが出来るようになったのか!と、その成長に驚くことがあります。子供には発達段階というものがあり、早かれ遅かれ、大体に時期が来るとその段階に到達するのですが、両親が子供に対して効果的な働きかけが出来るようになると、子供の発達段階までの成長は早くなりますし、その能力をもっと伸ばしてあげることがができます。そういったものを知育玩具と称して言われることが多いのですが、その一つが紐通しおもちゃです。そこで、『紐通し』おもちゃを使った遊びにはどんな効果があるのかということを書いていきます。
まず、「指先の器用さ・手と目の運動能力の向上」があります。
赤ちゃんの成長・発達は、上でも触れた通りで、手をにぎることから始まります。そして、次につかんだり、引っ張ったりします。それらができるようになると、最後に両手をそれぞれ独立して動かし、つまんで穴に通すことができるようになります。『紐通し』おもちゃでは、このつまんで穴に通すという手の作業と、穴を見て紐を通すという目の動きが連動することが求められます。この、穴を見てそこへ紐を通すという一連の作業は、子供の手と目が連動した運動能力の向上につながるのです。これは「目と手の協応」とも言います。これについては「【見る力】目と手の協応・追視を育む遊びとおもちゃが大切な理由」で詳しく書いていますので、あわせてご覧くださいませ。最初は小さなものはつまめないかもしれませんが、日々繰り返していく中で、出来るようになっていきます。
次に、「空間認識能力」があります。
紐通し遊びは、積み木と同様に空間認識能力を養うことができます。紐が穴に入るのか、穴よりも紐が太い場合は通らない、どうやったら入るのか?左にビーズを持って、右に紐を持って、左手を手前に持ってくるか、右手を動かすか?など、前後関係・奥行きや、紐と穴のサイズの関係などを遊びながら考えることになります。また「ボードタイプ」を使う場合は、表・裏とひっくり返し、見えない部分をイメージしながら進めていくことも求めらます。そうやっているうちに、だんだん空間認識能力が養われていくのです。そして、物と物との距離感だけではなく、想像力や判断力も発達すると言われています。
大人からしてみたら、なんてことない動作かと思うかもしれませんが、出来るようになっているからこそそう感じるのです。手に持った小さなビーズの穴に、紐を通すというのは、難しい動作でもあります。また、ボードタイプであれば紐の色を変えて絵柄を描いていくことも可能ですので、こういった遊びを通して自分を表現する遊びとしても楽しめます。
こういった部分は、積み木にも共通する点です。積み木ついては「隠れた秘密!赤ちゃんのおもちゃで『積み木』が長く使われ、必要とされる理由を教えます」で育まれる力について触れています。
最後に、「集中力・達成する力」があります。
紐通しのおもちゃを使って遊ぶ時に、走り回ったり、テレビなどを見ながら取り組むのはとても難しいです。
真剣に集中して座って取り組むことが求められますので「机上遊び」の道具としても人気があります。机上遊びについては「叱りすぎないで!座って遊ぶ『机上遊び』で大切なこと・育まれること」で触れています。机上遊びでは、座ることを暮らしの中で取り組むための遊び方の一つですが、子供が何も目的もなく長い時間座ってくれるはずがありません。といって、座ってろ!と指導したところで、恐怖に怯えて座ることを覚えるというのは避けたいものです。「言われたからする」ということを小さい頃から教えても良いことはありません。でも、座りながらじっくり向き合わなければいけない遊びとなると話が別です。
『紐通し』おもちゃを使った遊びでは、黙々と向き合う子供の様子が見られます。集中し、紐を通し終えた時の達成感。何をするにも飽き性で、すぐ投げ出してしまような子でも、一つの穴を通し切るというところから、一つのことに熱心に向き合ってもくれますし、穴一つに通すという小さなことだけでも達成感を味わえるというのは、『紐通し』おもちゃでの遊びで育まれる良い点です。
ちなみに、海外では紐通しは文字を書くようになる前段階とも言われています。指先を細かく動かせるようになると、それを応用して出来ることが増えてきます。例えば、靴の紐を通す、ボタンをかけるなどです。子供は成長するに伴い、保育園や幼稚園に行くようになりますね。そうすると、自分の身の回りのことは少しずつ出来るようにならなくてはいけません。その準備段階として紐通しをしておくと、自分で出来ることが増えるために生活する力が向上して、自立につながっていきます。
小さい頃からできるだけ多くのことを経験させてみてください。
ここでは、『紐通し』で育まれることについて書きました。「集中力・指先の器用さ」などは、いろいろなサイトでもよく書かれていることですが、一番は生活する力をつけるというのが、『紐通し』おもちゃを使った遊びで育まれることです。月齢的に自分でできることが増えていく頃ですので、遊びの中で少しずつ習熟させていけると良いですね。
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いつまで?『紐通し』おもちゃの次のステップは?
では、『紐通し』おもちゃはいつまで楽しまれるのでしょうか?
『紐通し』おもちゃは、おおよそ4歳・5歳頃が一つの遊びおわりの目安と言われます。それはその後「縫いさし・手芸遊び」へ変わるためです。上でも触れましたが、モンテッソーリ教育においては「ボードタイプ」の紐通しに慣れてきたら「縫いさし」の活動に移ります。
ボードタイプの『紐通し』おもちゃは、紐の色を変えて、ボードの上で絵柄を描いて遊ぶ『紐通し』おもちゃもありますので、一つ一つのステップを重ねていく中で、縫い物を出来るようになっていきます。
また、『紐通し』おもちゃは、上でも少し触れましたが、指先を細かく動かせることを育むことにつながりますので、「縫いさし・縫い物」以外にも、普段の暮らし全般に活動の場は広がっていきます。
4歳・5歳頃となると、ちょうど幼稚園・保育園に通っている頃ですので、自分で服を着る、脱ぐなど、生活面でできることが増えてくる頃にもなります。そのため、『紐通し』おもちゃは、生活につながる遊びとして捉えられることが多いです。遊びの中で学び、日々の暮らしの中へ生かしていくというのが、『紐通し』おもちゃが選ばれる理由でも大きい点となります。
そして、以下の縫い物のおもちゃにも取り組めるようになりますので、生活で使うものを作っていくというところへ繋げられると良いですね。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『編み物・織り機・ミシン』おもちゃを徹底比較」では縫いさしのおもちゃをはじめ、手芸玩具を比較・解説していますので、参考にご覧くださいませ。
最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
ここまで読むと『紐通し』が人気な理由や、成長・発達の流れの中でとても大切な遊びということが理解できますね。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。お気に入りの『紐通し』おもちゃに出会えますように。👏
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あとがき
ここでは、『紐通し』おもちゃが人気な理由について、丁寧に書きました。
よく質問されることで「いつから?いつまで?」や、「ビーズタイプ・ボードタイプ」の違い、そして「縫いさし」へ繋がっていく過程についても、通して遊ぶという全体の流れで説明しました。
主に、『紐通し』おもちゃで遊ばれるのは、2歳〜4歳頃ですが、ふとした時に出してきてパパ・ママが取り組んでも良いおもちゃですので、遊びおわりはないと言っても良いです。ビーズも作ったものはアクセサリーとして楽しむこともできますので、自分で作ったものを身につけるという楽しさを感じられる遊びでもあります。また、指先を細かに動かすことは、生活全般で求められることですので、幼少期から取り組んで生活力を育んでいくことに繋げられると良いですね。
このページが『紐通し』おもちゃを選ぶときの参考になれば幸いです。