読み物
最終更新日:2023年7月8日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもと遊び学ぶ
叱りすぎないで!座って遊ぶ『机上遊び』で大切なこと・育まれること
座って遊ぶ『机上遊び』
イスに座る、正座をする、暮らしの基盤をつくります。
座って机の上におもちゃ・絵本・図鑑などの遊びの道具を広げて遊ぶことを『机上遊び(きじょうあそび)』と言います。
ちなみに、赤ちゃん・こどもと遊ぶときの場所ですが、家の中ならどこでも遊び場に変わります。階段でぬいぐるみの上り下りをしたり、廊下や段差を利用して、自動車・バス・汽車などのおもちゃを走らせたり。家の中での遊ぶ場所についてはあまり触れられることはありませんが、家が広ければ広いほど、遊び場として楽しめます。
こどもは工夫して遊ぶ、遊びの天才なので、一定の広さがあり自由度があって、遊ぶ道具があれば好きなように楽しんで遊びます。今回はそんな広い遊び空間の中で、サイズの決まった机の上という狭い空間での遊びです。
『机上遊び』というと、幼稚園・保育園といった施設での遊びと思いがちですが、もちろん自宅ですることもできます。ここでは、自宅ですることで育まれることなどにも触れながら、机の上での遊びを徹底的に解説していくことにしました。
外遊びのように体を使った広い空間での遊びと、机の上という決められた範囲での狭い空間の遊び。色々な遊び方を通して、こどもの工夫する力は育まれます。
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
『机上遊び』て何?
『机上遊び(きじょうあそび)』とは、文字通り机の上で遊ぶ遊び方のことを指します。
正座や、イスに座りテーブルの上におもちゃ・絵本・図鑑・仕掛け絵本・雑貨などを広げて遊ぶ、遊び方は自由です。室内で楽しむ遊び方の一つです。室内遊びについては「赤ちゃん・子供と『室内遊び』のアイデアからおもちゃ・絵本の活用方法まで」で詳しく書いています。
最近では畳の部屋は少なくなり、フローリングで暮らす家が多いので、リビングに置かれる家具もちゃぶ台に正座という組み合わせよりも、イスとダイニングテーブルの方が多く、そのため幼稚園・保育園でもイスに座っての机上遊びが中心です。
一般的には、座れるようになった1歳前後から『机上遊び』はできると言われますが、自分の意思で座り机やテーブルに向かうという意味では、2歳前後からスタートする遊び方といった方が良いです。これは、一人遊びに没頭するタイミングともかぶるためです。一人遊びについては「自分で考える力!こどもの『一人遊び』を育むおもちゃ・絵本・図鑑」で書いています。ちなみに、机(テーブル)のある場所まで一人で歩いていき、しっかりと座って遊ぶ。これができるようになるのは1歳半以降からです。
ちなみに、家で机上遊びをするために必要な準備は特にありません。
よく聞かれることに、子供用の机やイスを用意される方がいますが、実際には使わなかったりするので、普段の生活の中で利用しているテーブルで遊ぶところからスタートすることをおすすめします。特に机上遊びがスタートする幼児期の頃は、子供部屋に子供用の椅子やテーブル・机を用意しても、リビングで過ごすばかりで自分の部屋で過ごそうとしないことが多く、せっかく買ったのに・・・とため息を出してしまいそうにもなります。これは「リビングの中に子供部屋で片付けいらず!木のおもちゃ・絵本をおしゃれに飾るインテリア」でも触れました。また、子供専用の家具をリビングにおけるほど部屋に広さがない・・・、という家の方の方も多いですよね。
そのため、普段過ごしている生活の中で、座ってテーブルに向かうという形ができれば十分ですが、幼児期の頃はテーブルまでの高さが合わない場合があるので、イスの上に正座をして過ごすとか、そういうこともあるでしょう。なお、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ベビーチェア』を徹底比較」ではベビーチェア(ハイチェア・ローチェア・テーブルチェア)を比較・解説しています。そして、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『キッズチェア・ソファ』を徹底比較」では幼児期〜児童期の頃に活躍するキッズチェア(ハイチェア・ローチェア・学習チェア)・キッズソファを比較・解説していますので、テーブルや生活スタイルにあわせた赤ちゃん・子供向けの椅子をお探しの方は参考にご覧くださいませ。『机上遊び』では、遊ぶときの姿勢に注意が必要です。
そのため、普段生活している家具の組み合わせで遊ぶことが難しい場合は、小さなテーブルを用意して床に正座して遊ぶということも視野に入れた方が良いです。
そして、机上遊びではテーブルの広さに合わせて遊び方が変わるので、あまりにもテーブルが小さいと、子供は遊び場所の狭さにストレスを感じて、床におもちゃ・絵本・図鑑などを広げ置き出して遊んでしまうということに繋がりますので、その辺は部屋の広さや用意できる家具のバランスを見ながら考えてみてください。
※ 最低限子供が腕を伸ばした以上のテーブルサイズが望ましいです。
『机上遊び』は、店長に質問の多い遊び方の一つです。
とてもシンプルで、机に向かって遊ぶ遊び方なのですが、子供用机などをわざわざに用意して専用の環境を作る方が多いようですが、そこまで頑張らなくても普段生活している導線上でスタートした方がはじめやすいです。リビングにテーブルがあればそこで良し!もし、ちゃぶ台タイプになるのであれば、座布団など”座る場所”は作った方が良いです。何もないと、すぐに飽きて立ち上がって走り回って遊び出しますので”座る場所はココ!”という意識をつけるためにも床に直接ではなくて、座るということを意識させる物の用意程度は必要です。まずは、座ることになれることですね。👦👧
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
『机上遊び』で育まれること
『机上遊び』は、座りながら机に向かって遊ぶ遊び方です。
一人で座って遊ぶこともありますが、家では家族が同じイス・テーブルに座って過ごす中で遊ぶということもあります。兄弟がいれば宿題をしている横で遊ぶということもあるでしょう。
さぁ〜机上遊びを始めるからみんなテーブルから離れて!なんてしなくても良いです。幼稚園・保育園であれば、同じ歳頃の子とイスに座って遊ぶというのが『机上遊び』なので、自分の机に置いたおもちゃだけで遊ぶこともあれば、お友達と机をくっつけあってみんなで遊ぶということもあるでしょう。
家での机上遊びでは、パパ・ママ・お兄ちゃん・お姉ちゃん・お爺ちゃん・お婆ちゃんなど、ご家族と一緒に過ごす中で遊ぶということが多くなります。
そういった点でいうと、机上遊びでは「家族とのスキンシップ」を育みます。
親としては、子供がどんな遊びをしているのかすぐ目に届きますし、小学校低学年頃の子なら、パソコンを開いて仕事をしながら遊んでいる様子を見守ったりもできます。近くにパパ・ママの存在を感じながら遊べるので子供にとっても安心ですし、わからないことがあればお互い声を掛け合い、一緒になって遊ばなくてもスキンシップがはかれます。
パパ・ママも仕事で忙しく、最近の子は習い事で忙しい!親子のスキンシップはどうしても減りがちです。といってもお休みの日くらいはゆっくりしたいというパパ・ママもいるでしょう。
そういった場合には、一緒に遊ばなくてもテーブルを囲んで過ごすだけでも全然違います。
みんながリラックスして集合できる場所がテーブルになるように、うまく部屋のレイアウトを考え過ごし方をつくっていけば、自分の部屋にこもりがちになる小学校の高学年になっても、気晴らしにテーブルにやってきておやつを食べたり、ちょっと休憩したり。そんな時に簡単な親子のスキンシップができます。
店長は、育児・子育てが苦手です。さ〜ぁ遊びだ!といって、親子のスキンシップを考えられるほど体力もない時もありますよね。でも、親子のスキンシップを減らさないようには考えています。それは、生活の動線の中で子供と顔を見せ合う時間(&声を掛け合う時間)を作るということです。例えば「赤ちゃん・子供と『お風呂遊び』のアイデアからおもちゃ・絵本の活用方法まで」でも紹介しているお風呂遊びもその一つです。
机上遊びは、そういう視点でも素晴らしい遊び方です。
そして、机上遊びでは「座るときの姿勢」を正すことにつながります。
変な姿勢で座りながら遊んでいるととても疲れます。イスに座る、正座をするというのは家の中でも外でも生活をするときの基盤になります。姿勢については家で親が教えられることです。イスに座るときの姿勢、床に座るときの姿勢。正しい姿勢で遊べば、長く遊び続けられますし、変な体の使い方の癖も付きません。
そういう点でいうと、机上遊びは生活の基盤となる「座る」をしつけるのに一番良い遊びと言えるでしょう。
3つ目になりますが、机上遊びでは「手・指先を使って考える力」を育みます。
机に向かって座り遊ぶので、机の上で何かを作ったり、描いたりと、手を動かしての遊びが中心となります。
「握るからつまむへ!乳幼児期に『指先や手を使った遊び』を育むおもちゃが大切な理由」でも書いていますが、2歳・3歳にかけては指先に力を加えて遊べるようになるなど、手・指先を巧みに使って遊べるようになっていく時期です。この頃から、折り紙を折ったり、ハサミを使ったりもできるようになりますので、両手・指先を使った様々な微細な遊びができるようになります。
少しずつできることをステップアップしていけば、机上遊びを通して子供の成長・発達を感じられます。
最後になりますが、机上遊びでは「家で勉強をする基盤」を育みます。
家で勉強をするためには、家にいて座って机に向かうことが求められます。いきなり今まで何もしてこないで机に座って、さぁ勉強!と言ったところでうまくいきません。
そもそも家にいて座って机に向かうという習慣がないのに、さらに宿題や勉強をするなんて子供にとっては、苦痛以外の何物でもありません。(苦笑)幼児期からの机上遊びでは、座りながら机に向かって遊ぶということで、机に向かうためのハードルは下がります。
机に向かうということが生活の一部になっていれば、遊びを途中でやめて勉強・宿題をするなどで自然と遊びから学びへの切り替えが可能になります。『机上遊び』は遊びだけではなく、学びへも繋がる遊び方なのです。
『机上遊び』は、机に向かって遊ぶということを慣れさせる遊びでもありますが、それ以上に同じ机・テーブルに座る相手とのコミュニケーションの場にもなります。椅子に座ってお話をする。これだって、一つの机上遊びです。最終的な目標(ゴール)はキレイな姿勢で机に向かって過ごせるようになることですが、最初からできるわけではないので過ごしながら少しずつ正していくという感じが良いです。🗣
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
家で楽しむ『机上遊び』
『机上遊び』で楽しめる遊びはたくさんあります。
ざっと少し並べてみました。(※随時追記します。)
- お絵描き遊び
- 粘土遊び・造形遊び
- 感覚遊び・感触遊び
- パズル遊び
- ゲーム性のある遊び
- 構成遊び
- 紐通し・棒通し・ペグさし遊び
- ぬりえ遊び
- おままごと遊び・ごっこ遊び
- 手芸遊び
座ってする遊びの代名詞といえば「お絵描き」ですね。
お絵かきは描くための道具を手に持ち、紙・ボードなどに向かって何かを描いて楽しむ遊びです。0歳から楽しむことができますのが、最初は主に色遊びとなることがほとんどです。色遊びについては「わー、きれい!こどもと色遊び。自宅で美しい色の変化を親子で楽しむ遊びをしよう」で書いていますので参考にしてみてください。人気のある遊びの一つです。ちなみにお絵かきについてですが、形になるようなものを描き出すのは2歳頃なので、机上遊びをはじめるのとタイミング的にもマッチした遊びです。
そして、小さい頃から楽しめる『お絵かきボード』という製品がありますが、テーブルに置いてとりあえずお絵かきをする時に活躍するおもちゃです。特に当店で人気のある以下の「マグタブ」は画材を用いずに楽しむことができ、手・指先を使った知育玩具として取り上げられることも多い製品です。なにより外出時も持ち歩けるということでとても人気があります。テーブルの上を散らかしたくないな・・・けどお絵かき的なことで遊びたいという時に考えてみてください。集中力も必要なので長く遊んでくれるおもちゃです。
「お絵かきボード」については「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『お絵かきボード』を徹底比較」でも人気製品を比較していますので参考にご覧ください。また、幼児期の画材としてもっとも使われることの多い「クレヨン」については「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『クレヨン』を徹底比較」で比較・解説しています。また、お絵かきボードに似たようにペンを持って遊べるマグネットペンタイプのおもちゃとして迷路のおもちゃがあります。幼児期の頃に楽しめるものは簡単なものですが、数や色で分けていくような製品もありますので、ペンのようなものを持って遊ぶおもちゃを考えている方は「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『迷路』おもちゃを徹底比較」も合わせてご覧くださいませ。
なかなかお絵かきに集中して取り組んでくれないときは、形を作って楽しむ「粘土遊び・造形遊び」の方がおすすめです。この時も子供の思うがままに好きなものを作ることがおすすめです。「親子でつくる喜び!『造形遊び』は失敗も成功もない自由な発想・表現を楽しむ遊び」では造形遊びについてさらに詳しく書いていますので、参考にご覧くださいませ。また「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『粘土(ねんど)』を徹底比較」では人気の粘土(ねんど)製品を様々な角度で比較・解説していますので、遊び方に応じて選んでみてくださいませ。
材料になるようなものだけはたくさん用意して一つの箱に入れておき、遊びの時にそれを持ってくるところからスタートすれば、遊び始めから終わりまで、遊びを通してお片づけを意識させることもできます。
そして、出来上がったものをお爺ちゃん・お婆ちゃんに贈ったり、家に飾ったりすれば、子供の作ったものがインテリアになります。描いた絵も、作った作品も、子供のモノを飾ると家の中は温かくなります。
今日は、玄関に飾るものを作ろう!と一緒に考えて作る。楽しい遊びです。
他にも「感覚遊び・感触遊び」でも楽しめますが、これは遊ぶ材料・素材によります。
例えば水を使って楽しむなどは机上遊びでは難しいですが、以下のような「氷遊び」などは机に座って遊べます。何より、手元に集中していることが多いので、感触を楽しむ遊びは机上遊びで取り入れられることも多いですが、身を乗り出して遊び辺り一面散らかしてしまう・・・ということも起こりますので、ある程度その辺のことも頭に入れながら取り組む必要があります。「感覚遊び・感触遊び」については「こどもの『感触遊び・感覚遊び』はインクルーシブに楽しめる五感を使った遊び」で書いていますので、参考にご覧くださいませ。
そして、机上遊びの遊び方とセットでよく扱われるのは「パズル遊び」です。
パズル遊びで使うパズルのおもちゃは、以下も例に見てもらうとわかる通り、机・テーブルの上にのせて遊べる大きさのものがほとんどなので、机上遊びに最も適した遊び方の一つです。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『板パズル・ジグソーパズル』を徹底比較」で取り上げたジグソーパズルをはじめ、パズルについては色々な種類がありますので「人気・おすすめ『パズル』おもちゃ選びの専門家が徹底解説!」を参考にご覧ください。
机上遊びでは、目の前のことに集中しやすい遊びがおすすめです。そういう点では、パズルはとても机上遊びにあった遊びの道具となります。1歳〜2歳頃なら以下のようなノブ付きの型はめパズルはおすすめの遊び道具です。型はめのパズルについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『型はめパズル』を徹底比較」で書いています。
他にも、小学校に上がる頃ならば、ボードゲームやカードゲームなどのゲーム性のある遊びもおすすめですが、これはひとりでというよりも家族みんなでという遊びなので、ご飯の後などみんなで時間がある時にするのがオススメです。
テーブルに向かっての遊びが楽しい!と感じられるようになれば、一人で過ごすことも楽になってきます。
ですが、基本的には(パパ・ママが少しでも楽をしながら過ごせるという意味も込めて)子供が一人でできる遊びをベースに考えることをおすすめします。ゲーム性の遊びについては「こどもの根気や集中力を養い社会性を育む、ルールのある遊び・ゲームが人気の理由」で書いていますので参考にご覧ください。また、シンプルで人気の製品に絵合わせ・メモリーゲーム・オセロ・リバーシがあります。それらについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『絵合わせ・メモリーゲーム』おもちゃを徹底比較」「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『オセロ・リバーシ』おもちゃを徹底比較」で丁寧に比較・解説していますので、あわせてご覧くださいませ。子供が小学生も中学年頃に入ってきたら、すごろく(簡単手作り!僕の人生ゲーム!『すごろく遊び』子供のはじめてのゲームづくり)を作って遊ぶのもおすすめです。
また、机の上で楽しむ遊びに「構成遊び」もあります。
ただこれには注意が必要で、大きなサイズの製品は机上遊びに向きません。例えば積み木なんかは、机上遊びに向かない遊び道具になります。というのも、高く積むことが楽しいおもちゃですので、机の上では限界がありますし、崩れたときはあたりにバラバラになって机の下に落ちたりと大変です。なので、机の上で遊ばせようとする方もいますが、積み木については基本的には床で遊ぶ方がおすすめです。ただ、ブロックについては違います。ブロックはパーツが小さい製品もありますし、「どっち?『ブロック』と『積み木』の違いを丁寧に解説します」でも書いていますがつなげて楽しむことができる製品ですので数と出来上がりの大きさにさえ注意すれば机上遊びに適した遊び道具となります。よく、百貨店・ショッピングモールなどの本屋さんへいくとテーブルの中にいろんなブロックが入っていてそこに子供達が集まっている様子を目にすることもあると思います。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ブロック』おもちゃを徹底比較」では、レゴ以外の人気のブロックについても取り上げながら比較・解説としていますので、参考にご覧くださいませ。
また、手元・指先を使って遊ぶ遊び道具として「紐通し・棒通し・ペグさし」などの通して遊ぶおもちゃがあります。たとえば以下は、人気の高い「カラーリングのペグ遊び」というペグさしのおもちゃです。
特に1歳・2歳・3歳頃は、通せる穴がどんどん細くなっていく頃で、どこまで細い穴に通せるかチャレンジしながら遊べる頃でもあります。そのため、知育玩具としても人気の高い製品です。これもパズル同様に手元にある分、決まった範囲の中で楽しめるおもちゃですので、机上遊びにとても向いた遊び道具です。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『紐通し・ペグさし・棒通し・ハンマートイ』おもちゃを徹底比較」では、人気製品を比較・解説していますので、参考にご覧くださいませ。なお、紐通しで育まれる力や、遊びはじめのタイミング・通して遊ぶ流れについては「通して遊ぶ『紐通し』おもちゃが知育で人気な理由」で丁寧に書いていますので、興味のある方はご覧くださいませ。
「ぬりえ遊び」は、それほど必要なものが少なく遊べます。
お絵かきの延長線上に楽しむことができますので、机上遊びにもってこいの遊びの一つです。「いつから始める?手作りで楽しむ『ぬりえ遊び』親子で簡単に家でできる遊びです」でも書いていますが、下絵から一緒に作って楽しむのが一番におすすめです。他にも以下のようなステンシルを使ってぬりえの下絵を描くでも良いでしょう。当店で人気のある製品の一つです。
机に向かって遊ぶ遊びで人気が高いのは「おままごと遊び・ごっこ遊び」もあります。いきなりキッチンセットのおもちゃを用意するのではなく、まずは机上遊びの中におままごと遊びを持ち込んで、そこからキッチンセットを導入しておままごと遊び・ごっこ遊びを華やかにしていくというのがおすすめです。「とっても楽しいおままごと遊びは、女の子・男の子も大好きなごっこ遊びの定番」では、おままごと遊びについても触れています。また「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『おままごとセット』おもちゃを徹底比較」「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『キッチンセット』おもちゃを徹底比較」「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『レジ・工具・ごっこ遊び』おもちゃを徹底比較」では、おままごと遊び・ごっこ遊びで楽しめるあらゆる人気製品を比較・解説していますので参考にご覧くださいませ。
他にも、店長が小さい頃は山菜の皮むきなど、野菜を一緒にテーブルで選別したり切ったりして遊びました。
この遊びは、食育にもつながりますし、パパ・ママにとっては家事の負担も軽減されるため、一石二鳥です。幼稚園・保育園でも年長さんにもなれば、おままごと遊びの延長のように家事のお手伝いもし始められるようになるので、日々の家事の中でできることを一緒にテーブルに広げて取り組むということも、家でできる『机上遊び』ならではの遊び方です。お手伝いをしなさい!というよりも、遊びの中にお手伝いを持ち込んでしまった方が子供にとっては取り組みやすかったりもします。
机に向かった遊びには「手芸遊び」もあります。
といっても、ミシンなどを使って作るというのではなくて、縫いさし遊びなど、はじめはシンプルな遊び方にしてください。縫いさし遊びは、紐通し遊びの後になりますので、月齢でいうと3歳・4歳以降です。手・指先を使った遊びは、その後「縫いさし・手芸遊び」へと繋がっていきます。裁縫の知識がつくと、自分のズボン・服・バッグなどを繕うことができるようになりますので、身近なものを長く使い続けていくことも自分の力でできます。そういうことを学ぶ遊びということで、手芸遊びは男の子・女の子関係なく取り組みたい机上遊びの一つです。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『編み物・織り機・ミシン』おもちゃを徹底比較」では手芸遊びの中で活躍する道具を取り上げていますので、参考にご覧くださいませ。
『机上遊び』で楽しめる遊びと、そこで活躍するおもちゃ・知育玩具について触れました。
ここに掲載されている以外でも遊びや遊び道具はあるかもしれませんがその辺はまた順次追記していきたいと思います。ただここにいま載せているだけでもそれなりの数がありますので、一つ一つ取り組んで見てください。どれが子供の楽しいにピタリ!とハマるかはやって見ないとわからないですが、子供が楽しいとその遊びに没頭して長く座って楽しんでくれます。どんな遊びにハマるのか、やってみないとわかりませんので、色々と遊ばせてみて子供の様子を見ながら遊び道具を揃えてみてくださいませ。✂️
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
元気が一番!落ち着きがなく『机上遊び』で座っていられない子も気にしない
ここまで、『机上遊び』について書いてきました。
さっそく我が家でも机上遊びをしてみよう!と、実践にうつしてみたけれども、ぜんぜん椅子に座って落ち着いて遊んでくれない。5分もすればすぐ立ち上がって別なことをしようとしだす!と悩まれるパパ・ママは続出と思います。(苦笑)
だからといって、座りなさい!とか、座って遊ばないとダメ!とは言わなくても大丈夫です。
特に幼児期の子なら、5分も座ってくれればいい方です。それを良しとしましょう。最初は椅子に座って机に向かうなんてことができないんだと思って向き合えば、1分座っているだけでもよくできたじゃない!と思えます。
言えば机上遊びをしてくれるなんてこと、期待したらダメです。
でも、どんな子も少しずつ机上遊びを重ねる中で、長く座っていられる(夢中になる)遊びを見つけ出し、遊びをするために自発的に座って机・テーブルに向かうということが苦ではなくなってきます。机上遊びではなく、おやつを食べるということが、長く机に向かうきっかけになる子もいますけれど・・・。(苦笑)
自分の大好き!を見つける期間も含めて、机上遊びはのんびりと構えて向き合うことが大切です。
焦らず、ゆっくりと穏やかにいきましょう。中には『動画(アニメ・映画など)』を見るときだけはしっかりと椅子に座ってくれるとかって子もいます。なら、動画を見る環境を見直して姿勢が良く見られるようにするというのでも良いでしょう。動画については「子供におすすめ・人気『動画配信サービス』徹底比較解説!」でも子供との向き合い方も含めて書いていますので参考にご覧くださいませ。
大切なのは、「姿勢に気をつけること、いずれ勉強や宿題をするために机に向かうという意識づけをするということ」です。
はじめた頃より、少しでも座っていられればOKです。
子供が成長するにつれて、少しずつその時間も長くなります。
そういった一つ一つの子供の成長が実感できるのも、育児・子育ての楽しみの一つかなと思っています。机上遊びには、パパ・ママの忍耐力も必要です。
気をつけることは、怒鳴らない、無理強いしない、他の子は机・テーブルで遊べるんだから!とか他の子と比較をしない、です。
家にいたら他の子は関係なしです。ゆっくりとその子のペースで、どんなに短くても好きな時間、机・テーブルに向かえれば良しです。のんびりと構えて遊びながら・楽しみながら、少しずつ子供の成長を見守ってみてください。
こうやって一つ一つ子供の遊びの環境を整えて子供が主役で向き合っていくことは、自宅で出来る幼児教育だと当店では考えています。当店で考える幼児教育については「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」でも書いています。
最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。どうやって遊んだら良いか?何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
机上遊びは、楽しくすることが何よりも大切です。
店長に寄せられる質問からは環境の用意から入る方が多いですが、家にあるもので出来る遊びですので、肩肘張らずに取り組んでみてください。もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。子供が主役でニコニコな楽しい時間を過ごせますように。👏
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
あとがき
机上遊びは、ただ単に遊ぶということ以外にも、こどものこれからの成長に大切なことがたくさん詰まった遊び方の一つです。なので、机上遊びができるようになることをゴールとするのではなくて、座る姿勢や机・テーブルに向かう意識づけが大切だということを頭に入れとくと変わってくると思います。
そして、家の中での机上遊びは自由です。普段家でしていることを机・テーブルに持ってきて、親子で一緒に楽しめば、親子のスキンシップの場となりますし、一緒に家事をすることでお手伝いをするということにもつながります。
年齢が上がってくれば、椅子に座りながら絵本・図鑑を読むようにもなります。
あまり焦らずにゆったりと構えて、遊んでください。