読み物
最終更新日:2022年6月4日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもと遊び学ぶ
長く豊かに楽しむ『絵本遊び』絵本は読む以外にも工夫して遊べます
読む以外の絵本の楽しみ方もあります
長く楽しめる絵本を使った遊び方の工夫『絵本遊び』
絵本を使った遊びということで、ここでは『絵本遊び』として様々な遊び方を紹介します。
絵本は、長くいつまでも楽しめる絵が中心に描かれた本です。新生児期・乳児期・幼児期での絵本を使っての遊びと言ったら主に読み聞かせが中心になるかと思います。
新生児期の絵本の選び方については「はじめての絵本!新生児期に絵本は必要?いつからがいいの?赤ちゃんとの楽しみ方」でご紹介している通り、パパ・ママと赤ちゃんのスキンシップの道具になります。乳児期の赤ちゃんの絵本の選び方については「読み聞かせしなきゃダメ?乳児期と絵本!赤ちゃんに寄り添う楽しみ方」でご紹介している通り、少しずつ絵本を通して親子の絆は育まれ寝る前の絵本タイムなどが少しずつ出来上がってくる頃です。そして幼児期に入れば、絵本がもっとも増える時です。「幼児期に絵本・図鑑が大切な理由!年齢別でこどもの成長にあわせた選び方を教えます」でも年齢別にご紹介していますが、こどもの興味・関心に一緒に付き合えば、おのずと絵本の冊数も増えていくでしょう。自身の子をしっかりと観察して、興味・関心のある一生に1冊の絵本を探すのは、育児・子育てで大切なことですし、親だからこそできる楽しみの一つでもあると言えます。
そして、新生児期の頃から増えた絵本は、幼児期に入ると読む以外でも楽しみ遊べるようになります。ここでは主に、幼児期以降からの読み聞かせ以外での遊び方を中心に書いていくことにしました。絵本は何歳になっても楽しみ遊べます。
末長く1冊の絵本を楽しんでください!
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
絵本を大切に長く楽しみ続ける遊び
絵本はいつまでも長く楽しみ続けられる本です。
新生児期の赤ちゃんとの絵本での楽しみ方(はじめての絵本!新生児期に絵本は必要?いつからがいいの?赤ちゃんとの楽しみ方)といえば、パパ・ママが赤ちゃんの横で読むなどして過ごすことが中心ですが、乳児期の赤ちゃんとの絵本での楽しみ方(読み聞かせしなきゃダメ?乳児期と絵本!赤ちゃんに寄り添う楽しみ方)ともなれば、少しずつ絵本に赤ちゃん自身が興味を示しはじめ、幼児期に入ると一人で読んだり、寝る前にあれ読んで・これ読んで!と言ってくるようにもなります。絵本を通して子供の成長を実感できます。
店長は息子が幼児期に入ると、週末のたびに本屋へ足を運び絵本を探して歩く。大変な育児・子育ての合間に、絵本を探し歩き、夜に買った絵本を子供に読むのは、小さな息抜きにもなっていました。幼児期の子どもとの絵本での楽しみ方については「幼児期に絵本・図鑑が大切な理由!年齢別でこどもの成長にあわせた選び方を教えます」で書いています。
そうこうしている間に絵本の冊数は膨れ上がり、しまいにはおもちゃ・絵本・図鑑・しかけ絵本を中心に扱うお店を運営するにも至りました。
「絵本で家族・親子のコミュニケーション。大好きなこどもと、大好きな絵本のある暮らし」でも書いていますが、絵本は、親子のコミュニケーションの道具です。
赤ちゃんの頃はパパ・ママの本を読んでいる声を聞くだけでも親子の絆を育みます。そして子供が成長していくにつれて、おもちゃと同じように親子の共通の話題に絵本はなります。
一緒に興味をもった生き物についての絵本を買ったり、子供が遊びに行った先で熱心に楽しんでいたことに関する絵本をみつけて買ったりと、親にとっては子供のしたいことを見つける道具にも絵本はなります。子供にとっては、好奇心を刺激される絵本・図鑑は、いくらあってもありすぎて困るということにはなりません。あれは何?どうして?と親ですらわからないことをどんどんと質問してくるので、その度に絵本を揃えていくとさらに絵本・図鑑の冊数は膨らみます。
そのようなわけで、このたくさん増えた絵本をどうにか長く楽しめないかと考える日々の中で様々な遊びが生まれました。
それをここでは少しご紹介します。
絵本は、何歳でも楽しめる絵が中心の本です。
そして読む以外にも色々な使い方があります。ここではそんな『絵本』を読む以外で楽しむ方法について書いていきます。📚
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・お誕生日向けのギフト代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
絵本に登場してきたものをつくる遊び
絵本の中に登場するモノにはとても魅力を感じます。
アニメ・ゲームなどの主人公の使っているものが玩具化され販売されていますよね。これは絵本でも同じです。子供が気に入った絵本の中に登場してくるモノを子供自身が遊びの中で使って体験したい!ということで、一緒に作って遊びます。
これも、絵本の楽しみ方の一つです。
お裁縫が得意なママ・パパなら、布でキャラクター作りがおすすめです。
絵本に出てくるキャラクターは複雑なつくりをしていないことも多いですし、乳児期・幼児期の頃の子供はそこまで細かい点にもこだわりません。ママ・パパが作っただけで嬉しい!そこそこ絵本に登場するキャラクターに似ていてわかれば十分です!
なかには似ていない!と投げ出す子もいますが、そういう子には、しっかりとものづくりで大切なことを教えてあげましょう。大切なのは、出来上がったモノに込められた想いですから。
ちなみに絵本などに出てくるキャラクターをモチーフに作った人形・ぬいぐるみを販売するのはNGです!あくまでも、個人的に自分の子供のためだけに作って楽しんでください。
ママ友・パパ友などのお友達同士でプレゼントをし合うのは店長の周りでは多いようです。
これはとてもおすすめです。
料理が得意なママ・パパなら、絵本・児童書の中に出てくる料理を実現すると楽しいです。
絵本の中に出てくる料理は、なんだかとても美味しそうに感じるのは店長だけでしょうか?そして、作りたくなりませんか?店長は絵本をみて描かれているホットケーキをどうしても食べたくなり作りました。
ホットケーキが出てくるページを読みながら、こどもと一緒にホットケーキを食べる。至福のときです。(苦笑)
絵本に登場する料理は、他にもたくさん存在します。
冒険中に出てくるようなワイルドな料理もありますし、時間をかけて作ったスープなど、絵本・児童書に出てくる一コマから想像して調理法・食材を考えて作る。本やインターネットでは、作ってみたことのある人のレシピが載っている場合もありますが、考えるところからが楽しいところなので、ぜひ親子で一緒に考えてお買い物に行き楽しんでほしいです。なので、当店ではレシピなど載せないでおくことにしました。絵本・児童書で描かれた料理はレシピがないからこそ楽しめる遊びです。
絵本・児童書の中の世界ではどんな味がしているのかな?と親子で話しながら楽しめば、絵本・児童書の世界をもっと深く楽しめます。これらは「食育」にもつながります。食育については「親子で遊びながら食事・食べ物を学ぶ『食育』で当店人気のおもちゃ・絵本・図鑑」で解説していますのであわせてご覧くださいませ。
工作が得意なパパ・ママなら、絵本・児童書・図鑑に出てくる家具を作るのがおすすめです。
たとえば小さな小物なんかは凝って作れば子供は大喜びです。魔法の杖や、お話に登場する道具など、木製や布・ダンボールなどで作って遊べます。家の中にある素材で一緒に作る遊びは造形遊びの基盤にもなります。
特に児童書に登場するものなら、想像して作るしかありません。こどもの想像力を最大限引き出して、児童書の世界観を楽しんでほしい遊びです。作ったものをSNSでシェアすれば、たくさんの人にも届けられます。造形遊びについては「親子でつくる喜び!『造形遊び』は失敗も成功もない自由な発想・表現を楽しむ遊び」でふれていますので、参考に楽しんでみてください。
このように、絵本に登場してくるモノを作る絵本遊びは、幼児期に限らず児童期に入る小学生でも楽しめます。
そして、子供に限らず大人になっても楽しめるので、絵本遊びを通して「ものづくりの心」を育むことができます。
何か素敵な作品ができたら、店長にも教えてください!そして、ここで紹介した登場したものを作る遊びは、絵本に限らず、アニメ・映画などの動画作品で見たものも同じように楽しめます。動画については「子供におすすめ・人気『動画配信サービス』徹底比較解説!」で子供との付き合い方も含めて触れていますので、あわせてご覧くださいませ。
絵本の中に登場するものを作って楽しむ遊び。
1日かけて楽しめますので、ゆっくり時間をかけて取り組んでもみてください。例えば、昼食を*の絵本で出て来たものにしようと、一緒にお買い物に出ても良いです。読む以外にも遊びの題材としても絵本は活躍してくれます。🍳
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- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
絵本の絵をなぞって写して遊ぶ
絵本の挿絵を描いているのは、イラストレーターや画家などの絵を描くプロです。
小さい頃「うつし紙」を載せてトレース(なぞって描くこと)をしたことはないですか?子供が小さい頃は、うつし紙ではなく、その辺にある紙でも構いません。うっすら下が見えればそれでよいのです。
大好きな絵本の大好きなページを開いて、その辺にある透けやすい白い紙をのせて上からなぞる。
なぞって写して描いて楽しめます。描いた後は、色を塗って部屋に貼っても楽しめます。
最初は、新生児期・乳児期の月齢を対象にした0歳児向けの絵本がおすすめです。
1ページに1キャラクターのように描かれている絵もわかりやすく比較的大きめに描かれていますので、描く対象も決めやすいです。なによりも、大切になるのは、上手に描くことではありません。上手に描けるようになるのは、大きくなってイラストレーターや挿絵画家などを目指そうと考えた時でも遅くありません。
大切にしたいのは、描くことの楽しさです。自分で好きな絵本の中に登場するモノを描いて、絵本とは違う色を塗っても楽しいです。
ちなみに、人を描くのは難しいので、最初は野菜・果物・お月様など、描きやすいものから始めてみてください。少しずつ描く楽しさがわかり、年齢も上がってきたら動物や人などの生き物を描きます。生き物は目を描くのが難しいので、絵本に描かれている絵と簡単には同じにならないと思いますが、同じになるということはあまり気にせず、絵を塗って飾ってあげてください。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『クレヨン』を徹底比較」では、人気のクレヨンについて比較・解説しています。幼少期のお絵かきの画材はクレヨンがオススメです。自宅で使うクレヨンをこのページを参考に見つけてみてください。
絵本は、絵を描くという意味ではとてもいい参考書です。
小さい頃から絵本に出てくる色々なものを写して描いていく中で、子供自身のオリジナルのキャラクターが生まれ、オリジナルの物語が浮かび上がってくるようになります。絵本遊びを通して、将来的に自分で絵本作家を目指すかもしれませんね。ちなみに、ここで書いたことは「いつから始める?手作りで楽しむ『ぬりえ遊び』親子で簡単に家でできる遊びです」でも活躍しますので、あわせてご覧くださいませ。
絵本の上に紙をのせて、なぞって楽しむ。とてもシンプルな遊びです。
紙とお絵かきの画材があれば楽しめます。色を塗るのが上手になって来たら、画像のペン先を少しずつ細くしていってみてください。塗りとなぞりを別々にできるようになれば、さらに楽しめます。🖍
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絵本の文字・数字をつかった遊び
絵本には、絵以外にも文字や数字なども一緒に描かれています。児童期に入る頃の子供が読む絵本なら、漢字も頻繁に出てきますね。絵本遊びのもう一つは、絵本の中に描かれた文字や数字を使った遊びです。
新生児期・乳児期の頃に買った絵本なら、数字や文字が大きく描かれていますので、文字や数字をなぞって写せば、絵本を使った勉強にもなります。遊びながら勉強になるなんていいですね。
そして、好きな色を塗って部屋に一つ一つ並べて飾れば、「あいうえお」と全部子供の描いた文字で揃えられます。
数字や文字・英語など、子供が描いたものを少しずつ増やし揃えていけば、当店としては困ってしまいますが、文字や数字の描かれたおもちゃを買う必要はなくなります。
例えば、描いたものをダンボールに貼り付けて遊べばカードのようにしても遊べます。「『言葉遊び・文字遊び』コミュニケーション能力を遊びから育むおもちゃ・絵本・図鑑」「数遊びで『数字』に強くなる!計算・算数の基本、数字で遊ぶおもちゃ・絵本」では、言葉遊び・文字遊び・数遊び・数字遊びについて触れていますので、あわせてご覧くださいませ。
また、絵本は言葉の使い方も学べます。
絵本で表現される文章は、子供に向けて話しかけるようなものが多いですよね?それに、丁寧な言葉遣いで書かかれる本が多いです。絵本をつくる作家は、子供達に伝えたいたくさんのことを絵本の中に込めています。言葉の表現もその一つです。中には、面白おかしく綴ったふざけた表現・良くない表現もありますが、その辺はパパ・ママが、意識して買う前にチェックするようにしてください。当店では本の商品詳細では必ず見開きで紹介していますので、そこに書かれている文章を読んでから買うようにしてください。
絵本は、言葉・文字・数字の勉強にもなります。
学びの道具として、幼児期の頃の教科書のようなものです。絵本を上手に活用して、遊びながら学んでください。📗
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親子で新しい絵本を考える遊び
絵本遊びをする中で、子供自身が絵本のお話を広げて作ったり、その先の物語を想像して話し出す場面に出会うでしょう。
そのような生まれたお話は夢のような素敵なことです。
親子で一緒にお話しの続きの絵を考え、ストーリーを書き綴っていく。
もしまだその絵本を描かれた作家が生きていれば、作家宛にお手紙を書けばとても喜ばれます。
作家宛におくらなくても、自宅で親子の寝る前の物語としていつまでも話し続けていけば、その家だけのお話が出来上がります。料理もそういうものです。
少しずつ工夫して、家族が楽しみ、その家ならではの味付けが生まれてきます。
絵本から生まれたお話も、家族が10組あれば10個の物語の続きが生まれるでしょう。
絵本遊びでは、描かれた絵本を楽しむだけではなく、手にとって物語を一度読んでからが遊びのスタートです。
年齢に合わせて様々な遊び方をすることで、一生大切に長く楽しんでいくことができます。
店長の家では、買った本は一冊も処分して(手放して)いません。
小さい頃から大切に今もなお使っていますし、時には寝る前に読んだり、食事の後に読んだりもしています。
遊びの中でもいつでも絵本は登場します。
幼児期から児童期とこどもが成長するにつれて、図鑑・児童書も増え、遊びが工夫された仕掛け絵本も手に取るようになります。仕掛け絵本は子供が作りたい!という気持ちを刺激する絵本です。少し値段は高いですが、しかけ絵本での遊びをきっかけに、自分オリジナルの絵本づくりに目覚める子もいます。
親子で様々な絵本遊びを通して、手にとった絵本と長く大切に付き合ってください。当店では、こういった遊びながら学ぶことが自宅でできる幼児教育だと考えています。幼児教育については「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」でも書いていますのであわせてご覧くださいませ。
最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。どうやって遊んだら良いか?何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
ここでは、絵本を使って遊ぶ。『絵本遊び』について出来ることを紹介しました。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。手に取った絵本を様々な遊び方で楽しんでくださいませ。📚
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あとがき
ここでは、絵本遊びについて書いていきました。
絵本遊びというと、読み聞かせや、絵本のストーリーでお遊戯会をしたりという感じで、物語のストーリーや読み方の工夫は多いと思いますが、ここでは全く違う形での絵本遊びをご紹介してみました。
絵本は、絵の描かれた本です。赤ちゃん・こどもが楽しむ本と考えられていますが、大人になっても楽しめますし、老若男女関係なくハマってほしい本です。店長的にはビジネス書を読むなら絵本を読んでほしいとさえ感じています。
絵本から学べることがたくさんあるからです。
ここでは、幼児教育的な絵本を用いた学習についても少し触れましたが、目的は絵本を楽しむことにあります。親子で工夫して遊べばここに描かれている以外の絵本遊びも見つけられるでしょう。ぜひ、絵本を使って楽しい時間を過ごしてもらえたらと思います。