読み物
最終更新日:2022年6月5日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもを育む環境づくり
絵本で家族・親子のコミュニケーション。大好きなこどもと、大好きな絵本のある暮らし
絵本で家族・親子のコミュニケーション
最近ではスマホやテレビを利用して子育てをしている人が多くいるようです。外出先ではスマホの動画やゲームをやらせ、家の中ではテレビをつけっぱなしにするという子育て法。確かに親の時間はたくさん増え、体力的にも時間的にも余裕が生まれます。しかし、本当にそれでよいのでしょうか。それでは、こどもは情報を一方的に受けるだけになってはしまわないでしょうか。こどもを育てるとは、体を大きくすることだけではなく、その心の成長や情緒を養い育てて行くことなのではないでしょうか。絵本を親子で読むことは、こどもだけではなくて、大人にとっても心が育まれる大切な時間になることに気づくことでしょう。絵本はこどもだけの物でしょ?!と思っていたなら、大間違い。こどもと読めば、さらに楽しめる本なのです。 そしてそのコミュニケーションの中から、こどもへの理解が深まるのです。

いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。

『絵本』はコミュニケーションの道具
幼稚園・保育園に入園する前の字を読めないこどもにとって、絵本はテレビよりも取っ付きにくい存在かもしれません。
しかしそこは、パパ・ママが導いてあげるべきところではないでしょうか。こどもは気に入った絵の絵本を選び、パパ・ママはそれがどんな物語なのかを読んであげる。パパ・ママは、こどもと絵本との橋渡し役ということです。そしてこどもは、たくさんの絵本と出会う中で自分の中の一番、「自分だけの特別な一冊」に出会う日が来るのです。
一度気に入った本をこどもは忘れません。幼児の頃に親しんだ絵本は、こどもが小学生になっても中学生になっても大人になっても変わらず特別な一冊であり続けるのです。
それは、まさしく親友のような存在だと言えるかもしれませんね。
例えばテレビなどの映像の場合、すべてが表現されてしまっています。
音声も音楽も動きも全てが出来上がった状態なのです。それをみていれば、こどもも大人も楽しい時間を過ごすことができます。しかし、深く考える時間はあるでしょうか。「おはなしが終わった ⇒ 楽しかった」で終わってはしまいませんか。
こどもは一人ずつに物語を理解出来る速度が違います。中にはセリフの速さに付いて行けなかったり、物語の展開について行けなかったりすることもあるでしょう。しかし、絵本を読めばその子の速さで物語は進行していくのです。途中に分からないことがあれば、周りの大人に聞くことも出来るでしょう。絵本は自分のペースで物語を進行させることが出来るのです。
そして、絵やおはなしの基本的なストーリーはありますが、パパ・ママとこどもだけがわかる動きやストーリーををつけて足していくこともできるのです。
パパ・ママにとっては、すでにある映像に物語を足したり、映像を付け加えたりはできません。でも、幼少時期に読まれる絵本なら、物語の進行もとてもシンプルな作りのものが多いので、絵本のストーリーを少し変えたり「主人公をお子さんの名前に変えたり」といった工夫が簡単にできます。
親子で過ごす時間の中でも、絵本を読みながら過ごす時間は、こどもと普段とは違った特別な世界観に浸れる素敵な時間になるのです。なお、子供との動画への向き合い方については「子供におすすめ・人気『動画配信サービス』徹底比較解説!」でおすすめの動画配信サービスあわせて書いていますので、興味のある方はあわせてご覧くださいませ。

絵本は、親子のコミュニケーションツールの一つです。
同じ物語を共有したり、一緒に楽しむことで楽しいでつながり合うことができます。
本はなんでも構わないです。パパ・ママの気に入った本から始めたって良いのです。📚
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- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
絵本を使った家族・親子のコミュニケーションで得られる効果
他でもない、パパの声・ママの声で語りかけられると、こどもたちの心はリラックスします。
こどもたちは産まれる前からパパの声・ママの声を知って聞き分けています。機械や、タブレットの音声ではなく、血の通ったその声で語りかけられることで、言葉や言葉のリズムを吸収していくのが大切なのです。パパ・ママが読んでくれた絵本から、こどもたちはたくさんの創造力や共感力を得て、語彙を吸収し、やがて自分で絵本を選ぶようになっていくでしょう。
そして、絵本の読み聞かせる中でぜひしてほしいのが、体を寄り添わせて読み聞かせてあげることです。
膝に抱いてもいいですね。こどもの成長に不可欠な成長ホルモンは、実は睡眠時(夜10時から2時の間に出ると言われる)だけでなく、温かなスキンシップをとったときにも出ると言われます。詳しくは、以下の資料をご覧ください。
親子で肌を触れあわせ、顔を見て笑いかけ喜怒哀楽を見せて時間を共に過ごすのに、絵本の読み聞かせは最適なのです。
更に、ぜひ読み聞かせをしてほしいのが、夜眠る前の時間です。哲学的に言うと、昼は生の世界で、夜は死の世界だそうです。入眠の時に泣く赤ちゃんがいますよね。人間には夜の暗闇を恐れる本能があるのです。その暗い世界に入っていくときに、誰がそばで語りかけてくれるかという事は、こどもの情緒の安定に大きな意味を持ちます。

親子でのスキンシップの方法はさまざまな形で存在します。
店長にとっては「おもちゃ・絵本・図鑑」を用いてするのが中心となっていました。ここでは、絵本を中心に書いていますが、同様の効果の得られる遊びがあればそれに代用しても良いでしょう。大切なのは、良質なスキンシップをするということです。👦👧
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絵本を通したこどもの育まれる力
こどもたちは絵本の中から様々なことを学びます。
それは、物の名前だったり、言葉のリズムだったり、友達の気持ちだったり、空想の世界だったり、実に様々です。そして、その絵本の世界から遊びのヒントや発想力も得ていきます。遊びの中で、物語の主人公になりきってみたり、時に絵本をヒントにごっこ遊びをしたり再現したり、自分なりに実践してみたりと実現したりする力をも養っていきます。
その中から、自分を楽しませる力をつけていくのです。
よく、幼いこどもたちが戦隊ヒーローの真似をしますよね。あれと同じ効果は絵本にもあります。
更に絵本は、映像ではなく言葉と絵ですから、映像と比較して情報が足りません。そこには、こどもたちが想像してうみ出していく余白があります。そうして芽生えた好奇心や考えたり想像したりする力は、小学校以降のこどもたちの学ぶ力を支えるものにもなり得るのです。
「そこは嵐の海でした」という文章を読んで自分の中で、その状況を想像出来るということは素晴らしいことなのです。
絵本を読むことには想像力を高めるという力があるのです。
また、本を読むことで語彙が増えるということがあります。
色々な絵本を読むことで、様々な言葉や表現に触れることができますから、自然に言語の習得が早まって語彙力がアップするのです。人間は言語を使ってものごとを考えますから、語彙力があるということは、イコール思考力アップ・表現力アップにもつながります。また、絵本の中の物語の世界に入り込むには、集中力が欠かせません。絵本を読む習慣を身に着けることで、自然に集中力・注意力がアップしていきます。そして、こども一人で絵本を読ませるよりも「読み聞かせ」が効果的です。
なるべく登場人物になりきって、声に抑揚をつけて読むようにすることで、自然にお話に集中して聞いてくれます。

絵本は、幼少期の教科書のようなものです。
大人でも考えさせられることが多い、学びの宝庫です。
世界には素晴らしい絵本がたくさんありますので、親子で一緒に学び合うことができます。📚
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絵本で親子のコミュニケーション
パパもママも毎日朝早くから、夜遅くまで仕事をしている家庭が多くなりました。
そしてこどもが大きくなってくると、一緒に遊ぶにも体力的が続かず大変です。公園で走り回ったり、仕事から帰った後に外でスポーツをする日が続いたら、パパもママもパンクしてしまいます。それに小さい頃は、するべきことがたくさん増えます。増えた家事のことも含めて、パパもママも家や自分のすることで精一杯。こどもとのコミュニケーション時間はなかなかとれません。さらに空いた時間は、パパ・ママのプライベートの時間になったり、ゲームやTVなどの画面に家族で向かうと、家族で過ごす時間がどんどん減って寂しいです。
それにこどものことを知る機会も同様にどんどん減っていきます。
絵本は寝る前のお布団や、ご飯の前・後、移動中などいろんな場面で遊べます。
それに、体もたくさん動かさなくてもいいので体力の面から考えてもとても良いです。
荷物にもならないサイズなら、お店の中でだって楽しめます。出かけ先でちょっと休憩。その時に、一緒に読むのだって良いのです。
パパがお話を読んだら、ママとこどもで手を叩いたり。こどもの小さい期間は一瞬です。
家族で絵本を読みながらのコミュニケーションを大切にしてほしいと考えてます。
そして、絵本を通したコミュニケーションから、こどもの好きなことや苦手なことを発見することができます。
もしかして、サッカーが好き?サッカーボールで遊んでみようか?と、おはなしの中からその子にしかもっていない特技や好きなことを発見することができるでしょう。それは、親子のコミュニケーションの中からこそ発見できることです。こどもの個性を発見し、その個性を伸ばす環境をつくるのが親の大切な役目だと考えてます。

さまざまな絵本で楽しむ中で、子供の好き・嫌いや可能性に気づくことがあります。
擬似的にさまざまな経験をしていくことができるのは、絵本の素晴らしいところです。親子で一緒に絵本を読んで過ごす時間は、子供を深く理解する時間にもなるということです。👧👦
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親子で絵本のおはなしを変えて遊ぶ
映像の場合は、音を消して楽しむことはできても、常に場面が動き続けるので、物語の進むスピードを変えるのはとても難しいです。
でも絵本なら、絵とおはなしが一緒のページに載ってはいるけれども、場面の切り替わり・お話の内容は全て読み手のペースで動きます。別に、描いているそのままを読む必要もありません。
そのため、パパが今日あったことや、ママの新しい発見、こどもの独創的なアイデアなどをどんどんお話の中に盛り込んでいきましょう。絵本の絵が、なんだかとっても身近になって新しい世界が誕生します。そしてそれは、家族だけが知っている新しい物語です。
大好きな絵本のおはなしを少しだけ変えると、いつまでも新鮮に楽しむことができます。オリジナルの物語、家族だけの物語。
こどもは「この前の、あのおはなし!」と、絵本を持ってきて、楽しかったと感じた創作のおはなしをはなして欲しがります。
その一つ一つから、こどもの興味のあること、好きなことや苦手だなと思うことを発見していくこともできるのです。『絵本』は、幼児教育の教科書のようなもので、育児・子育ての環境づくりに大切なものです。自宅でする幼児教育については「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」でも書いています。
最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。

この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
親子のコミュニケーションの道具として「絵本」を当店ではおすすめしています。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。親子で楽しい時間が増えますように。👏
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あとがき
こどもに絵本を与え、一緒に読むという作業は忙しい現代のママ・パパにとって非常に面倒に感じる作業かもしれません。
でも、こどもと共感したりお互いの考えを話し合うことによって、こどもの情緒と心の成長に触れることができます。
同じ絵本を何度読んでもいいのです。ぜひ、習慣にしてみてはいかがでしょうか。パパとママが絵本を読み聞かせてくれたことは、こどもたちが育つ力になっていくはずです。
眠る前の数分、優しくふれあって愛情を伝え、絵本を読んであげる事はできるのではないでしょうか。