ぬりえ遊びはいつから？

子供は何歳になったらぬりえができるの？と、店長も聞かれることがあります。
特に、０歳・１歳の頃は、手に持ったクレヨンなどを使って紙の上で形になるものを描くのは難しいです。人らしい形を描くようになるのも２歳頃からですので、それまでは「わー、きれい！こどもと色遊び。自宅で美しい色の変化を親子で楽しむ遊びをしよう」のような、画材を使って色を重ね合わせて楽しむような遊びが中心となります。

自宅で美しい色の変化を楽しむ色遊び
色遊びは、その名の通りで色を使った遊びでもあるけれども、色の変化や混ざり合った時の偶然できた色・新しい発見に出会える楽しい遊びです

最初のうちは、ぬりえの絵を無視してクレヨンで描きなぐってしまう子がほとんどですが、だんだんとぬりえの意味がわかってきます。もちろんまだ最初のうちは枠の中におさまりきる必要はありません。ぬりえを渡しても興味を持たない子も多いです。けれど、子供がぬりえをすることに興味を持ち出してきたらチャンスです。だんだんと枠の中に入るように塗ることが出来るようになりますので、上手に運筆も進んで、最終的には字も上手にかけるようになります。
ぬりえが、見た目にも上手にぬれるようになるのは小学校に入ってからが多いです。特に男の子は描きなぐる傾向が強いですので、いつになったら上手に出来るようになるの！とパパ・ママは思うかもしれませんが、慣れてくれば自然と上手になっていきます。
上手にぬりえで楽しんで欲しいと考えるなら、幼稚園・保育園頃からとお伝えしていますが、実際のところは２歳・３歳頃からはじめる方が多いです。この場合、この先でも紹介しますが、下絵を購入するのは勿体無い（下絵通りにはまず塗らない）ので、パパ・ママが描いてあげてください。
ちなみに、（下絵を気にせず）色を塗って楽しむということで言えば、何歳からでも始められます。下でも書いていますが、ぬりえ遊びは、決められた枠（下絵）の中で楽しむ遊びです。その枠が嫌いな子・苦手な子・好きに描きたい子もいます。ぬりえよりも好きに描く方が好きな子もいるでしょう。そういったことを知る上でも、子供がクレヨンを持てるようになったら、塗って楽しむ遊びは始められるサインだと考えても良いです。なお、小さい頃の画材となるクレヨンについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『クレヨン』を徹底比較」で、人気製品を中心に比較・解説していますので、あわせてご覧くださいませ。

ブロックとスティックのセット
ブロックを使いながらスティックも使える贅沢なセット
色そのものの美しさを感じ、感覚を磨くことができる自然素材でできたクレヨン

クレヨンの使いはじめ・失敗しない選び方
赤ちゃんや小さなこどもにクレヨンを買ってあげようと考えるパパ・ママは多いと思います。今回は、失敗しない選び方・使いはじめについて

『クレヨン』を徹底比較
クレパス・パステル・クーピーと何が違うの？「透明・蛍光・オイル・ミツロウ・水・布」と様々な『クレヨン』を徹底的に比較・解説します

上でも触れましたが、ぬりえ遊びで利用する下絵は最初はパパ・ママが簡単に描くことをおすすめします。
上手・下手は問いません！わざわざ購入しなくても、家にあるリンゴ・バナナなどの身近なものをモチーフにして描けば、大丈夫。
子供自身も下絵通りに塗ってくれない場合がほとんどです。買った下絵の場合、なんで！勿体無い！と思ってしまうこともあるかと思います。その点、自身で最初用意すれば下絵を買ったことを無駄に感じることは少なくなりますし、何よりパパ・ママが下絵を用意することで、親子で一緒にぬりえを楽しむことができます。描くのが苦手な方なら、以下のようなステンシルを使っても良いです。当店でも人気が高くおすすめです。

動物・恐竜・のりもの
洗ってなんどでも楽しむことができる
少し大きめ、合計２４枚のカラフルなステンシルセットです。

ここでは、『ぬりえ遊び』について書くことにしました。
いわゆる枠の中に色を塗っていく遊びがしっかりとできるようになるのは、個人差があって幼稚園・保育園頃です。中には、小学生になっても描き殴りの子もいます。
少しずつ上手になっていく様子から、成長・発達も感じられます。🖍

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• ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。

ぬりえ遊びで育まれること

ぬりえは、好きなタイミングで好きに時間をかけて楽しめる遊びです。
「大人の塗り絵」が流行った通りで、子供に限らず最近では大人にも人気のある遊びです。
理由の一つとしては、以下の参考資料にも書いていますが、ぬりえは、あらかじめ決められた下絵に沿って色を塗っていく遊びなので、過度に創造性を要求されないため、精神的な安定感を増しやすく、芸術活動の素人にとって、心理療法としての難易度が低く取り組みやすい。とされています。

• 塗り絵による脳活動および気分の変化
• 「ぬり絵」の研究

大人にとっては色を塗るということは単純作業ですのでつまらない遊びと感じる方もいるかもしれませんが、本気でぬりえに取り組んでみてください。ぬりえをしながらいろいろなことを考えることができます。例えば、色の組み合わせを考えてみたり、参考になる物との違いを見比べながら同じ色を使おうとしたり、色の濃淡をつけるなど、考えることが求められます。
自分で考えて、色を選び、作品を作る。
完全オリジナルのものをゼロから作ってください！と言われると、どうしよう・・・と、悩む子も多いですが、好きな色で塗っていいよと言われれば、本物に真似る子もいれば、好きなように色をはしらせる子などそれぞれです。
でも、手を使い自分の力で描くことで、誰しもが創造する楽しみを実感することができます。ちなみに、完全自由に創作して楽しむ遊びに、造形遊びという遊びがあります。ゼロから創り出す遊びをしたいときは「親子でつくる喜び！『造形遊び』は失敗も成功もない自由な発想・表現を楽しむ遊び」を参考に取り組んでみてください。

イメージを表現して楽しむ『造形遊び』
自由に、楽しく、比べない。素材のことをよく観察して理解し、それを自分の中で表現したいイメージに沿って形にしていく活動は、ものづくりの喜びを味わえます。

また、ぬりえをすると文字を上手に書くことにつなげていくこともできます。
ぬりえは単純作業ですが、元々の枠からはみ出さないように色を塗るということは思った以上に大変な作業です。塗り絵の枠の中には細いところや曲線が多いところもありますから、縁取りをしたり、曲線を描きながら色を塗ったりとあらゆる方向にクレヨンや色鉛筆を動かします。子供がはじめに習うひらがなは曲線が多くてうまく書くことができない子も多いのですが、塗り絵に慣れている子は曲線を書くことに慣れていますから、なぞり書きも上手にできますし、曲線に抵抗がないために、どんどん文字を書くことが上手になります。ぬりえということでお絵かきが上達する効果を考える方は多いですが、文字を上手に描く下準備にもなりますから、ぬりえは文字を覚える力が育まれると言えます。「日本語・英語」を遊びながら学ぶことについては「覚えない！練習しない！遊びながら『ひらがな・カタカナ・漢字』日本語を学ぶおもちゃ・絵本・図鑑」「自宅で楽しい『幼児英語教育』親子で遊びながら英語を学び身につける」で書いていますので、興味があればあわせてご覧くださいませ。

『日本語』を小さい頃から身近に
言葉・文字を丁寧に使うことで「ひらがな・カタカナ・漢字」を使う相手へ自分が今、感じている考えや想いを上手に伝えることができるようになります。

自宅で楽しい『幼児英語教育』
海外の言葉に触れることは幼少期の頃に世界を意識するきっかけにもなります。いまや世界中のこどもたちが『英語』を使ってコミュニケーションをしています

『ぬりえ遊び』の特徴の一つに「過度に創造性を要求されない」というのは、確かに気持ち的に楽に感じると思います。
白い紙だけ渡されて、いきなり何か形になるものを描くって難しいことです。その点、ぬりえはすでに何をするべきかハッキリしている状態ですので、その枠の中で成果を出すというのは、手をつけやすい遊びでもあると思います。
ただ子供にとってはそれが不自由に感じ、好き勝手描いてしまう子もいます。それは、一つの個性として捉えても良いでしょう。いろんな楽しみ方でぬりえに向き合ってみてください。🖍

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手作りで楽しむぬりえ遊び

ぬりえというと、100円均一で売っていたり、文房具屋さんで売っていたりという市販の下絵を購入して色を塗るものと思っていませんか？これほど簡単に手作りで遊べる遊びはありません。ぬりえは、親子で安く簡単に楽しめる遊びです。
そこで今回は、２通りの遊びをここに書くことにしました。

一つ目は、こどもと一緒に下絵から作るぬりえ遊びです。
下絵からつくる遊びはとても楽しいです。当店でも扱っている「だんまりこおろぎ」の絵本を使って遊びました。この遊びは「長く豊かに楽しむ『絵本遊び』絵本は読む以外にも工夫して遊べます」の中で、絵本遊びでも少し紹介しています。
なぞって遊ぶことで、絵本はいろんな楽しみ方ができる道具に変化します。

こし・こし・こし
虫の音がきこえるしかけ絵本
げんきにうまれておめでとう！小さなこおろぎの成長を描いた作品です。

長く豊かに工夫して楽しむ『絵本遊び』
たくさん増えた絵本を長く楽しむ！幼児期以降の読み聞かせ以外での絵本を使った遊び方を中心に書いていくことにしました。絵本は何歳になっても遊べます。

児童期の小学生も低学年頃ならば、自分で好きな絵を描くことができるようになってきます。
そして高学年頃にもなれば、丁寧に真似をしてそのまま写し絵ができるようになります。
うまいか下手かは別ですけどね。（苦笑）

そして、自分で描いたお気に入りの生き物なりの絵をなぞって描き、そのあとは、色を塗っていきます。
クレヨンや色鉛筆・絵の具でもいいでしょう、好きな色を塗っていきます。
絵の具を使う場合は、鉛筆で描いた線が混ざってきてしまうので、パパ・ママがペンなどでしっかりと上からなぞり、鉛筆跡を消した方が仕上がりは綺麗になります。

色を塗るときは、見本となったものと同じ色を塗ってもいいし、自分で考えたちょっと変わった普段みられないような色合いにしても面白いでしょう。絵を描くまでは出来上がったものをなぞるので、そこまで独創性は求められませんが、色を塗るという点については自由な発想を生かせる場面です。あまり参考にしたものの色にとらわれず塗って欲しいです。
以下は、店長の息子の完成形です。

二つ目は、パパ・ママが下絵を作るぬりえ遊びです。
これは子供がとても喜びます。下絵を描くことができない年齢の小さな子からもぬりえ遊びを楽しめます。
あらかじめパパ・ママが、ぬりえ用として下絵を適当に描いて、それを親子（こども一人）で一緒に塗っていきます。このとき大切にしたいのは、文字なども含めるということです。
一緒にぬりえ遊びをしながら、文字を学んでくことができます。

文字のぬりえをすると、文字を書く基盤ができます。
小学校に入ると文字のドリルをなぞったりして練習するのですが、幼稚園・保育園の園児の頃から文字のぬりえをしていれば、遊び感覚で楽しむことができます。

身近でつかうものをぬりえのモチーフにするのもとても良いです。
家にあるコップと同じだ！とか、家で飼っている動物だ！とか、大嫌いなにんじんだ！などと、黙々とぬりえを楽しむのも集中力があって良いですが、親子でお話をしながら一緒に楽しむのもコツです。
ぬりえ遊びを通して、親子のスキンシップができます。

最後に出来上がったら、お部屋に飾ってみんなで楽しむがの良いですね。
こどもが作った作品は家の中での最高のアート作品です。
額縁に入れて飾れば、芸術の楽しさにきっと目覚めることでしょう。

ここでは、実際に『ぬりえ遊び』をしたときのことを書きました。
ぬりえ遊びの多くは、下絵を用意して楽しむことが多いですが、下絵から用意することで親子で楽しむことができますし、難易度も調節していくことができます。家の中・本など、手元にあるものを上手に使って工夫して楽しめる遊びでもあります。🎨

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ぬりえ遊びで注意すること

ぬりえ遊びで注意することは、正解を求めないことです。
そこは緑でしょ！とか、選んだ色が違っていても気にしてはいけません。
色の選択も子供の自由です。注意することといえば、クレヨンや水彩絵の具を持って走り回らないということくらいです。
子供が主役で自由に楽しむことが一番ですね。

ぬりえ遊びで大切にしたいことは色選びに集中することができるという点です。
絵を描くのが苦手な子もいますし、何か新しいことを考えるということが難しい子もいます。これは、パパ・ママにとっても同様と思います。でも、既存にあるものを上手に利用することができれば、ぬりえ遊びは誰でもできる遊びになります。
できたら好きな絵柄を選んでそれをなぞり、好きな色を塗っていく。
下絵となる絵柄をなぞるときは、観察する力が求められますので、色を塗ることに慣れてきたら、自分で下絵が用意できるようになるともっと楽しいぬりえ遊びができます。当店では、こういった遊びながら学ぶことが自宅でできる幼児教育だと考えています。幼児教育については「家庭で『幼児教育』５育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」でも書いていますのであわせてご覧くださいませ。

『幼児教育』は家庭で出来る学習
０歳からの家庭で出来る乳幼児期の教育は『遊ぶこと』です。『知育・才育・徳育・体育・食育』を意識した家庭で出来る幼児教育について触れています

最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。どうやって遊んだら良いか？何を購入したら良いか？と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。

遊びに出会う！定期便『いろや商店くらぶ』
一人一人の個性にあわせた、新しい遊びにも出会える！『遊びの道具・遊び方』が定期的に届く５育（徳育・食育・体育・知育・才育）を育む定期購入・定期購読サービスです。

この下には、店長による「まとめ（あとがき）」を簡単に書いてます。
ここでは、『ぬりえ遊び』について丁寧に書きました。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ！ご相談をお受けしております。慣れてきたら、下絵からチャレンジしてみてください。🤗

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