読み物
最終更新日:2022年10月13日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもと遊び学ぶ
簡単手作り!僕の人生ゲーム!『すごろく遊び』子供のはじめてのゲームづくり
手作りで楽しむ『すごろく遊び』
僕の人生ゲーム!子供でも簡単に作れます。
誰でも一度は楽しんだことがありますよね?『すごろく遊び』。
サイコロを転がして、出た目の数だけコマを進めます。そして、止まったマスに書かれている支持に沿って、スタートに戻ったり、何かを得たりする遊びです。ボードゲーム・テレビゲームでも人気のルールで、幼稚園・保育園の園児の頃から、お爺ちゃん・お婆ちゃんと、老若男女楽しめる遊びでもあります。
『すごろく遊び』は、こどもが一人でも楽しめる遊びで、自分で作って自分で遊ぶ。お友達同士で交換したり、あげたり。親子で楽しむなど、手軽で簡単にゲームをつくる楽しみを味わえるのも、面白いポイントです。
ここでは、息子が手作りで作った『僕の人生ゲーム!』を参考に、作り方・遊び方、すごろく遊びで育まれる点にも触れながら、すごろく遊びについて丁寧に書いていきます。親子でさまざまなすごろく遊びを開発して、たくさん遊ん部きっかけになれば嬉しいです。

いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。

材料
- 大きい紙
- 鉛筆
- クレヨン・色鉛筆など
『すごろく遊び』は、家にあるものですぐにでもはじめることができるお金がかからない簡単な遊びです。
ですが、用紙が大きければ、その分大きなボードを作ることができますので、子供の年齢に応じて大きい紙を用意することをおすすめします。贅沢にはなりますが少し厚めの紙を用意すれば、すごろく遊びを実際にする際にとても楽です。ボード部分が薄いと折れ曲り、歪んでコマが飛んだり転がったりしてしまいますので、折れ曲りづらい厚目の紙、もしくは裏側にダンボールなどを貼って補強すればしっかりしたすごろく遊び用のボードが作れます。
今回は「ボード・お金・コマ」とすごろく遊びの中に必要なものを全て手描きで息子が作りました。親子で一緒に作るところからはじめるととても面白いです。子供の性格も出ますしね。なお『すごろく遊び』は室内で楽しめる遊びです。他にも「赤ちゃん・子供と『室内遊び』のアイデアからおもちゃ・絵本の活用方法まで」では室内で遊べる遊びや、そこで活躍するおもちゃ(知育玩具)・絵本など当店で扱っているもの含めて紹介していますのでよかったらご覧くださいませ。

長いお休みの時などにおすすめです。
色々な楽しみ方がありますので、参考にしながらオリジナルのすごろく遊び・人生ゲームを楽しんでみてください。🎲
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・お誕生日向けのギフト代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。

僕の人生ゲーム!の作り方
- 紙の上にすごろくのマップを描きます
- お金などのすごろくで使うアイテムを紙の上に描きます
- 作ったアイテムをカットします
- コマ・サイコロを作ります
- 出来上がったらゲーム開始です

上でも触れた通りで、すごろくのマップを描くための紙は厚めにしてください。
その上に好きな大きさの好きなルールでまずはマップを描きます。マップが描き終わったら、マスにルールを書くのですが、外側をペンで、マスの中身は鉛筆で描くことをおすすめします。時間が経ったらマスの中身を変更すれば、いつまでも長くマップを楽しむことができるからです。
なので、マップはパパ・ママが中身は子供がという感じで担当を分けても良いです。そして、アイテムカードなどを作るときは一枚一枚描くと大変ですので、まとめて描いてカットします。

ゲーム中に使うお金カードなどは、お金の概念を親子で学ぶのにとても良いですので、小学生の子が楽しむなら是非用意して遊んで欲しいです。これは「いつから?幼児期からの『マネー教育・金融教育』でおもちゃ・ 絵本を活用する」でも書いていますが、マネー教育・金融教育にもつながっていきます。
そして、すごろくで使うサイコロは市販の物を利用したり、別のゲームで買ったものを利用するでも良いです。

店長の家ではすでにサイコロが数個ありますのでそれを流用しています。
サイコロを自作する場合は「サイコロの展開図」を考えてみてください。児童期の小学生の子なら自分で展開図から考えて作るのも図形・算数の勉強になって面白いですので、ここでは作って欲しいな・・・!という意味も込めて展開図を載せないでおきます。
また、すごろくのコマもピンなどを利用しても良いですが、臨場感を出すためにオリジナルのコマを作ることをおすすめいたします。パパ・ママなどのキャラクターを描けばさらに盛り上がります!写真を使ってリアルにするのもアリです!(笑)なお、子供にとってのゲーム性のある遊びについては「こどもの根気や集中力を養い社会性を育む、ルールのある遊び・ゲームが人気の理由」でも書いていますので、あわせてご覧くださいませ。

時間があったら、大きなマップを数日かけて作っても良いでしょう。
マップの広さに応じてゲーム時間も変わりますので、子供の年齢が高ければ色々変更できるようにマップも切り分けられるようにするのもおすすめです。🗺
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手作りの『すごろく遊び』
今回は『僕の人生ゲーム!』という名前のすごろくゲームが出来上がりました。
ルールは簡単です。サイコロを転がして、出た分のマスに止まったら指示に従い、お金をもらったり、払ったりしながら自分の人生を学んでいく。手作りの人生ゲームです。
この人生ゲームで面白いのは、子供が経験していないことも含めての人生ゲームだということです。大人が作るのであれば、今までの経験や夢など含めた大きな条件の中から、ルールやマスに与える指示を描いていきますが、子供が作る人生ゲームのボードは夢ばかりだったり、実現不可能なことや、お友達とのこと、身近なこと、不思議なことなど、ひとつひとつのマスの指示を読むだけでも楽しいものです。
子供と一緒にゲームを作る。子供が小学生になったら楽しんで欲しい遊びです。
これは、プログラミングの学習の基盤にもなります。いずれきっと自分でゲームを作るでしょう。その時にこのすごろくを作った経験が生きてきます。自宅でできるプログラミング学習については「【幼児期】おもちゃ・絵本で『プログラミング学習』自宅で遊んで学ぶ活用方法を教えます」でも書いていますので、あわせてご覧くださいませ。

何よりも楽しいのは、マスに何を書くかです。
これは最初は子供にやらせてあげてください。きっと楽しいことを書いてくれます。慣れてきたら次は、パパ・ママと少しずつ加えていきます。たとえば今回はゴールを山の頂点にしよう!のようにしてマスに町のイベントを書いていくのも楽しいです。マスに何を書くか、ゴールを何にするかが一番楽しいところです。🗻
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『すごろく遊び』で育まれること
すごろくは「双六」とも書き、歴史のある遊びです。
ここで紹介するすごろく遊びは『絵双六』の方で、最近では盤双六「バックギャモン」も人気があります。バックギャモン(盤双六)は対戦型、絵双六は競争型です。郷土歴史館など身近な博物館・施設に行くと古い「双六」を目にすることができるでしょう。とても簡単につくることができます。
テレビゲームでも、昔から人気のあるジャンルなので、機能的でイベント事もたくさん発生する面白いもすごろくをモチーフにした内容は多いですが、親子で作る手作りのアナログで素朴なすごろく遊びも面白いものです。是非試してみてください。また、『すごろく遊び』は小さいものであれば「机上遊び」として、机・テーブルの上に広げて遊ぶこともできます。机上遊びについては「叱りすぎないで!座って遊ぶ『机上遊び』で大切なこと・育まれること」で書いています。
まず、すごろくのボードをオリジナルで作るためには、創造する力が求められます。
何もない真っ白な紙の上に好きなようにマップを描いて良いと言われても、すぐ描ける子、描けない子と分かれます。好きなように描くというのはけっこう難しいものです。あるものを楽しむということに慣れすぎず、自分で楽しいと感じたものは自分でも作ってみる。オリジナルで作ることから、創造する力は育まれます。
そして、自分で描いて完成させるためには、モノを作りだす力が求められます。
途中で投げ出してしまってはゲームを楽しむことはできません。必ず作り出す前の準備・企画があり、制作をして、完成がある。ものづくりの基本ですね「企画・設計・制作・完成」です。
これらの流れを、親子で一緒に一つ一つ歩んで行くことができるのは、手作りのすごろく遊びの醍醐味です。こどもと完成させた時の達成感を感じることができます。自分で作ったゲームを家族・お友達みんなで楽しみたい。というのがゲームづくりの原動力の人もいるのではないでしょうか。すごろくを作って遊ぶのに近いもので迷路があります。迷路はすごろくよりも自作するのは難しいですが、キットも出ていますので、同様にチャレンジしてみても良いでしょう。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『迷路』おもちゃを徹底比較」では、様々な迷路のおもちゃを取り上げていますので、すごろく作りと一緒に迷路づくりも考えてみてください。
自分でつくって、自分一人で遊ぶのも楽しいですが、やっぱり他人に遊んでもらうことでゲームづくりの楽しさは味わえます。作ったすごろくをテーブルの上に出してきて、みんなで遊ぶ。その場にいる人同士のコミュニケーションのきっかけになります。
これはお友達同士でも同じです。学校の休み時間にゲームを作って遊んだことはありますか?作ったゲームを囲んで、みんなで集まってサイコロを転がして遊ぶ。どんなに素朴でもゲームを作って遊ぶことからは、みんなで楽しむ力が育まれます。なお「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『地球儀・地図・国旗』おもちゃを徹底比較」では、日本や世界を旅して遊べるボードゲームを取り上げて比較・解説していますので、興味があればあわせてご覧くださいませ。
最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。どうやって遊んだら良いか?何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。

この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
ここでは『すごろく遊び』として、手作りの人生ゲームを作って楽しみました。あくまでも一例です。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。親子で楽しい人生ゲーム・すごろくを作って楽しんでみてください!😋
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- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
あとがき
ここでは、すごろく遊びについて書きました。
すごろく遊びの道具となる、すごろくのおもちゃは、できれば親子で一緒に作って欲しい。ということでここでは、すごろくの手作りについてもご紹介しました。
このページでは色を塗ったり、絵を描いたりとはしていませんが、親子で考えながら、面白いすごろくボードを作るきっかけになればと考えています。まずは簡単なものから、こどもの成長と年齢に応じて少しずつ大きく・難しくしていけば面白いすごろく遊びができるようになります。
必要となる材料から一緒に考えれば、超大作を作れるかもしれません。長いお休みの日・家で過ごす時間の多い日の遊びにおすすめしたい遊びの一つです。