読み物
最終更新日:2025年2月10日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもを育む環境づくり
回す・グルグル回る『回転遊び』回転おもちゃ・遊具を使った遊びの大切さ
力の入れ具合を理解する!
クルクル・ぐるぐる楽しい回転遊び
手・指先を使って、おもちゃを回転させた遊びは、伝統的な昔ながらの遊びを含めて、今も変わらず子供たちに人気が高いです。おもちゃが回転する様子に目を輝かせたり、不思議そうに見つめ、回転が止まると「もう一回」と繰り返す子供たちを数多く見てきました。また、子供自身が回転すると、目が回りふらつきながらも楽しそうな表情の子供たち。なぜ、「回転するおもちゃ」や「回転させて楽しむ遊び」「子供自身が回転する遊び」が子供たちに人気が高いのか?また子供の成長・発達の中でどのような役目・大切さが潜んでいるのか?ここでは、その理由と遊びの中で育まれる力について丁寧に書いていきます。
また、子供のより良い成長・発達のためにはどのような環境を整えるべきなのかも合わせて書いていきますので、参考にしていただけると幸いです。
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いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
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赤ちゃん・子供の「回転遊び」で身に付けられる力とは?
「回転遊び」とひとことで言っても、その遊びはさまざまです。
「指先を使った回転遊び」や「自分自身が回る回転遊び」、「遊具に乗って回転する遊び」などが挙げられます。
乳幼児期には、体のさまざまな部位が著しく発達します。手指の発達は、ものを掴む、握る、つまむなど、生活に欠かせない発達の一つです。今回のテーマである回転遊びは、この手指の発達をサポートします。例えば、コマ回しやヨーヨーなどで遊ぶと指先の力やコントロール力が養われ、ボタンを押しておもちゃを回転させるような遊びでは、指先の細かな動きを練習したり、目と手の協応動作が養われます。また回転遊びで指先を存分に使うことによって、乳幼児の発達にさまざまな影響が与えられます。このように、回転遊びで育まれる力は、日常生活のさまざまな場面で役立つ重要な力となります。
なお、乳幼児期の指先を使った遊びについては「握るからつまむへ!乳幼児期に『指先や手を使った遊び』を育むおもちゃが大切な理由」で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
乳幼児期の発達には、全身を使った運動遊びも重要です。
自分自身がくるくる回る回転遊びでは「三半規管」や「前庭感覚」が刺激され、バランス能力や集中力が培われます。「三半規管」や「前庭感覚」は体のバランスを取るために重要です。更に、体を動かすことにともなって与えられる揺れや触覚、加速度を感じる感覚などさまざまな感覚が刺激されて脳が活性化されます。また、自分の体が周囲のものや他者とどのように関係しているかを理解する「空間認識能力」も養われます。この「空間認識能力」が養われることで、日常生活での適応能力が高まるのです。一見ただ回転しているだけの遊びに見える場面でも、子供はこれだけ多くの刺激を受け、さまざまな能力を獲得しているとは驚きです。
体を動かす遊びは、体力向上にも効果的ですし、子供の心身の健やかな成長には欠かせません。なお、感覚を養う遊びにここでは取り上げませんが「感覚遊び」があります。これについては「こどもの『感触遊び・感覚遊び』はインクルーシブに楽しめる五感を使った遊び」で触れていますので、あわせてご覧ください。
前庭感覚とは耳の奥にある三半規管を通して、重力や体の傾き、スピード等を感じる感覚です。普段意識はしていませんが、私たちは常に重力に抗して姿勢を保持しています。また、目を閉じて片足立ちをすると姿勢を調整しようと身体が揺れているのを感じることが出来ます。
– 前庭感覚について
それでは、『回転遊び』はいつから始めてよいのでしょうか?
結論としては、0歳の乳児期から始められますが、遊び方やおもちゃは子供の発達段階に合わせて選ぶ必要があります。乳児期は、寝返りができるようになる頃から、大人がおもちゃを回して見せたり、一緒に回転する遊びを楽しめます。赤ちゃん自身がする寝返りも立派な回転遊びですね。
1歳頃からは、簡単な回転するおもちゃなら自分で回すことができるようになります。指先の力だけでなく、目で見てそれに合わせて手を動かす目と手の協応動作が養われるのです。目と手の協応については「【見る力】目と手の協応・追視を育む遊びとおもちゃが大切な理由」で丁寧に書いていますので、あわせてご覧ください。2歳頃からは、歩行がより安定し、自分の体を使った回転遊びを楽しめるようになります。公園の回転遊具や、くるくる回る遊びを通して、体のバランス感覚や空間認識力が育まれます。
このように、回転遊びは乳児期から始められますが、月齢が低いうちはゆっくり回転したり、大人が回転させる玩具を見せる・サポートするなど、無理なく始めることがとても大切です。ですが、子供の年齢が上がるにつれて、遊びの難易度を上げていくことで回転遊びをより楽しめるようになり、よりよい発達を促すことが可能になります。一緒に取り組む大人が、回転時の子供の動き方を見ながら少しずつ難易度を上げるのがおすすめですね。
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ここでは、『回転遊び』を育んでいくために知っておくべきことについて書きました。
とてもシンプルな遊びですし、簡単にできる運動ですが、少し深く理解することで、新しい視点で子供の様子を見ながら向き合えるはずです。
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
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- 出産祝い・お誕生日向けのギフト代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
「回転遊び」はなぜ子供たちに人気なのか
「回転遊び」はなぜ子供たちに人気なのでしょうか。
それは子供が持っている「発達欲求」に関係しています。「発達欲求」とは、子供が生きていく上で必要な力を獲得しようとする本能的な欲求です。本能的な欲求なので、誰しもが生まれながらに持っているのです。
回転することで、景色が違った角度から見えたり、体が浮遊感を感じたりすることに楽しさを感じて自然に「回ってみたい」と思うのです。子供と回転遊びをしていると「もう一回」と何度も繰り返し楽しむ姿がよく見られます。これは、子供の発達欲求が作用して「もっと遊びたい」という気持ちが現れているのですね。
そういったところから、子供が生まれながらに持っている本能的な「回ってみたい」という欲求が作用して、回転遊びは子供たちから人気の遊びとなっているのです。
このように、子供の「発達欲求」のほとんどが「遊び」という活動になって現れてきます。日常の何気ない動きも遊びにしてしまう能力は、大人では想像もできないこともしばしば。大人から見れば何でもないことだとしても、子供たちにとっては大きな学びを得ている瞬間なのかもしれません。子供たちは遊びを通して、自分の体の可能性を探っているのです。このように、自分のカラダについての理解を深めることを、当店では「体育」と考えています。これについては「苦手が好きに!運動が楽しいと感じる心を育む『体育』におすすめのおもちゃ・絵本・図鑑」で触れていますので、あせてご覧ください。
揺れる、逆さまになる、回る、高い位置にのぼることによる視界の変化を体感すること、季節や天候等による遊具の温度や手触りの変化を感じることが、感性の高まりや、物の性質への気づきにつながる可能性がある。
– 園庭の鉄棒と太鼓橋に着目して
これまでで、回転遊びでは体のバランスを取ることを学んだり、目と手の協応動作を身に付けたりすることができることを解説してきました。回転遊びではまだまだ学べることがたくさんあります。
回転遊びは、回転するものを見たり、自分で回転させたりすることで、世界の不思議さを感じ、子供たちの創造力・想像力を膨らませていきます。
また、友達と一緒に回転遊びをすることで、コミュニケーション能力を身に付けることもできます。遊びの中でさまざまな人との関わりを経験し、社会性を育んでいくのです。遊びとは、子供の発達においてなくてはならない活動だということが理解できますね。なお、お友達が集まって遊ぶ集団遊びについては「『集団遊び』で育まれる力・おもちゃの役割は?たくさんのお友達と考えて遊ぶ」で書いていますので、参考にご覧ください。
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回転しているおもちゃについ目を向けてしまう。つい興味を強く抱いてしまう。
本能的に、学びに対してトライしたいと活動する点は面白いポイントですね。
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いつから?「回転遊び」で発達を促す環境づくり
乳幼児期の発達は著しく、年齢に合わせた適切なおもちゃや遊び方を選ぶことが子供たちの発達を促す上で大切なことです。ここからは子供の年齢ごとに回転遊びで発達を促すための環境づくりについて解説していきます。
0歳の乳児期は、乳幼児期のうちで最も成長が著しい1年間です。
寝返りさえもできなかった生まれたての赤ちゃんがたった一年間で歩行するようになる子供もいるのです。もちろん、発達の速度に個人差はありますが、「首のすわり → 寝返り → お座り → ずり這い → ハイハイ → つかまり立ち → 伝いあるき → 歩行」と、その順序は誰にでも共通しています。(ずり這いやハイハイをしない子供も中にはいます)。
この乳児期の頃の回転遊びで楽しむための環境づくりで注意する点としては、安全かつ、十分に体を動かせる環境作りが大切になります。例えば、寝返りができるようになったら、柔らかいマットの上で自由に体を動かせるようにしましょう。また、大人がおもちゃを回して見せることで、視覚や聴覚などの五感を刺激できます。回転する物体に興味を示して手を伸ばし、触れることができれば触覚も刺激されますね。
また、親子で触れ合いながら回転する遊びも効果的です。赤ちゃんを抱っこしてくるくる回ったり、回転しながら歌を歌ったりすることで、赤ちゃんは回転する感覚を楽しむことができます。
以上のように乳児期は、十分に体を動かせる環境を整え、大人が回すおもちゃを見せたり、親子で触れ合いながら回転遊びを取り入れましょう。なお、0歳の成長・発達に沿った遊びとそこで活躍する遊び道具については「【0歳・赤ちゃん】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本と遊び」で書いていますので、興味のある方はあわせてご覧くださいませ。
そして1~2歳の時期は、歩行が確立し、自分の手でものを操作できるようになる時期です。
この時期は乳児期と同じく、安全かつ十分に体を動かせる環境を整えることが大切です。動きが活発になるので、更に広いスペースが必要です。室内だけにとどまらず、公園や近所の散歩など、外で体を動かす機会を多く持つことで、子供はさまざまな刺激を受け、体を動かす楽しさを感じることができます。
また、この時期は自分の手でおもちゃを操作することに興味を示します。自分で簡単に回せるおもちゃを用意してください。子供は、おもちゃを回すことで、指先の力やコントロール力を養うことができます。
さらに、子供がいつでも遊びたいおもちゃを手に取れるような環境を整えることも大切です。子供の手の届く場所におもちゃを置き、自分で選んで遊べるようにしましょう。自分で遊びたい遊びができる環境は、子供の「遊びたい」という発達欲求を満たし、更にいろいろなことに挑戦するようになります。
もちろん、乳児期で紹介したような親子で触れ合いながら回転する遊びも存分に取り入れていきましょう。
1~2歳の時期は、室内外で十分に体を動かせる環境を整え、自分で簡単に回せるおもちゃを用意し、いつでもおもちゃを手に取れるような環境を整えることが大切です。なお、1歳・2歳の成長・発達に沿った遊びとそこで活躍する遊び道具については「【1歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」や「【2歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で書いていますので、興味のある方はあわせてご覧くださいませ。
そして3~5歳の時期は、体の動きがより洗練され、自分の意思で体を動かせるようになります。
この時期は、室内外で十分に体を動かせる環境を整えることが大切です。
室内では、子供が思い切り体を動かせるようなスペースを確保しましょう。また、公園や近所の広場など、戸外で体を動かす機会を多く持つことも大切です。外遊びをすることで、子供はさまざまな動きを経験し、体の動きを洗練させることができます。
また、この時期は、公園などの回転遊具で遊ぶことも効果的です。昨今は公園の回転遊具の数が少なくなってきていますが、ブランコやすべり台、シーソー・鉄棒などの遊具でも体のバランスを取る力を養えます。
指先を使った回転遊びのために、自分の手で回転させることのできるおもちゃを用意してください。この時期の子供は、より複雑な動きができるようになるため、手先の器用さを必要とするおもちゃで遊ぶことで、指先の力やコントロール力をさらに伸ばすことができます。できることよりも少しだけ難易度の高いおもちゃを取り入れると、子供の「挑戦したい」気持ちが高まり、より発達が促されます。逆に難易度の高すぎるおもちゃは子供のやる気を失わせてしまう可能性があります。
加えて、子供がいつでもおもちゃを手に取れるような環境を整え、集中して遊べる環境を作ることも重要です。子供が自分のペースで遊べるように、適度に静かな環境を整えてみてもいいですね。
3~5歳の時期は、室内外で十分に体を動かせる環境を整え、公園などの回転遊具で遊び、自分の手で回転できる年齢に合ったおもちゃを用意し、いつでもおもちゃを手に取れる環境を整え、集中して遊べる環境を作ることが大切です。3歳~の遊びが豊かになっていく頃については「【3歳】成長・発達に沿ったおもちゃ・絵本・図鑑と遊び」で丁寧に触れていますので、あわせてご覧ください。月齢を追うごとに、成長・発達の流れもつかめるようになっています。
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ここでは、0歳の乳児期〜幼児期までの回転遊びで楽しむための環境づくりについて、触れました。
室内については各ご家庭の事情などもあり、広げるといったことは難しいです。昔は敷き布団を敷くスペースが必ずありましたが、最近ではベッドのご家庭が多いので、ご家族の布団を敷くほどのスペースがない場合もあります。こういった時は、芝生のある公園などを早めに見つけておくのもおすすめです。
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見て五感を刺激する!回転するおもちゃを使った遊び
ここでは、いくつかのおもちゃを取り上げて「回転するおもちゃを使った遊び」について書いていきます。まず、見ることで五感を刺激するおもちゃとして取り上げられることが多いのは「メリーゴーランド・玉転がし」などがあります。
月齢が小さければ、大人が回して見せてあげることで、回転するおもちゃを目で追ったり、手を伸ばして触ろうとしたり、音が出るなら聴覚が刺激されます。このように、ひとつのおもちゃを使った遊びの中でさまざまな感覚を使い、五感を刺激して子供の発達が促されるのです。
具体的なおもちゃを紹介していきます。
以下のメリーゴーランドのおもちゃは、小さいサイズのメリーゴーランドなので、回っている様子を見るのはもちろん、0歳からでも自分で動かして遊ぶこともできます。また、回転するおもちゃを使った遊びは、一人ではなくきょうだいでも楽しみやすいです。「きょうだい・2人以上の子供と遊ぶ!おもちゃ・絵本・図鑑の揃え方・使い方」ではきょうだいのいるご家庭向けの遊びについても触れていますので、興味があればご覧ください。
また、ビー球遊びで有名なおもちゃ「玉転がし」の遊び方は、「ピタゴラ!?ビー玉転がし・組み立ておもちゃが人気な理由と子供の育まれる力」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。同じような球を転がすおもちゃは他にもありますが、ビー玉など小さい球体は、3歳未満の子供の誤飲に繋がる可能性があるので注意が必要です。年齢に合わせたおもちゃを用意するのはもちろん、兄弟がいる場合は保管場所にも配慮しましょう。例えば、以下のベビークーゲルバーンは、木玉を転がして遊べるので、安心をして楽しめる玉転がしのおもちゃです。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『玉転がし・玉の道・玉落とし』おもちゃを徹底比較」では、さまざまな玉転がしのおもちゃについても触れていますので、あわせてご覧ください。
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ここでは「回転するおもちゃ」をいくつか取り上げました。
これらを参考にしながら、目的に応じたおもちゃを見つけてみてください!
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指先の力を育む!自分で回転させるおもちゃを使った遊び
ここで取り上げる「自分で回転させるおもちゃを使った遊び」は、手先の器用さや指先の力加減、集中力の向上などさまざまな効果が挙げられます。中でも自分で回転させるおもちゃの代表と言えば「コマ」ではないでしょうか。当店で扱っている「スター・こま」をはじめとするコマ遊びでは、手首をひねる動きも必要となり、手指の細やかな動きの練習に最適です。コマについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『コマ(独楽)』おもちゃを徹底比較」で詳しく解説していますので、ぜひご覧くださいませ。
また、最近では歯車のおもちゃである「ギア」も人気の回転するおもちゃです。
ギア単独では回転して楽しめませんが、一つまた一つと繋げることで、全体が連動して回転し動いていきます。そのため、単に回転させるではなく、連動し組み合わせて組み立てるということへの理解を深めることにも繋がります。「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『歯車・ギア』おもちゃを徹底比較」では、歯車のおもちゃを多数紹介していますので、詳しくはをご覧ください。
そして、木製やプラスチックなどさまざまな素材があるネジ回しのおもちゃや、手首を回転させる鍵のおもちゃもおすすめです。
当店で取り扱っている「ツイズティーズ」は比較的大きなネジなので1歳以降の子供から遊べます。これまで紹介してきたコマや歯車のおもちゃよりも更に回すのが難しいので、手指の動きはもちろん、目と手の協応動作が養われるおもちゃと言えます。詳しくは「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ネジ』おもちゃを徹底比較」や「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『鍵(カギ)』おもちゃを徹底比較」で解説していますので、ぜひご覧ください。
他にも最近では、3D迷路(立体迷路)といって回転させながら迷路を解いていくおもちゃの人気も高いです。これらについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『迷路』おもちゃを徹底比較」で触れていますので、あわせてご覧ください。中には遊んでいる最中、迷路と一緒に子供自身が回転している場合もあります。笑
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ここでは「自分で回転させるおもちゃ」をいくつか取り上げました。
これらを参考にしながら、目的に応じたおもちゃを見つけてみてください!
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バランス感覚を刺激する!子供自身が回転する遊び
これまでは回転するおもちゃを使った遊びを紹介してきましたが、ここからは「子供自身が回転する遊び」を紹介していきます。
回転遊びと言えば、遊園地のコーヒーカップやメリーゴーランドが連想されますが、身近な公園にも回転盤や鉄棒などの回転できる遊具が設置されています。これらの回転遊具では、遊具にしがみついて自分の体を支える力も身に付きます。
もちろん、広い場所で思いきりくるくる回って遊ぶだけでも子供は大喜びですし、さまざまな感覚が鍛えられる最高の遊びです。
布団の上で前転をする、という何気ない遊びも回転遊びです。回転しながら歌を歌ったり、手遊びをしたりすることで、リズム感や協調性も育まれます。
日常のあらゆるところで回転遊びを行うことができ、子供は遊びを通してさまざまな発達を遂げているのがお分かりいただけたのではないでしょうか。例えば、強い風の日に風の力を受けてクルクル回るといったのも、風の強い日に見かける光景の一つですが、これも回転遊びの一つになりますね。風遊びについては「手作り・簡単!風を利用した『風遊び』子供と空気の流れを学ぶ」で触れています。
また、親子で触れ合いながら回転する遊びは、発達を促すだけでなく、親子のスキンシップを深めることができて情緒の安定に繋がります。
乳児期なら大人が抱っこしながらくるくる回るだけで、子供は大喜びです。歩行が安定してからは、親子で手を繋いで一緒に回ったり、音楽に合わせて回ったりと遊びのバリエーションが広がります。親が一緒に遊ぶことで、子供の挑戦する意欲を高めたり、不安を和らげたりすることもできるのです。
幼児期になれば、一緒に回る相手が親だけでなく友達へと広がっていきます。友達と手を繋いで回るときには、転ばないように相手のペースに合わせながら回らなければなりません。相手のことを考えながら自分の体の動きをセーブする力が自然と働きます。これが社会性へと繋がっていくのです。
子供は「遊び」の中からさまざまなことを学び、身に付けて成長していきます。
子供が健やかに、よりよく成長するためには大人のサポートが欠かせません。年齢に合った適切な環境をつくり、大人も一緒に遊びに参加することで、子供はより多くの学びや気付きを得て成長していくのです。こうやって、一つ一つ子供の遊びの環境を作ることは、家庭でできる「幼児教育」の一つだと当店では考えています。幼児教育については「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」をご覧くださいませ。
当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
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この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
『回転遊び』は、室内・屋外とどこでも気軽に楽しめる運動遊びです。このページを参考に、いろんな回転遊びを見つけてみてください!
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。📨
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あとがき
ここでは、子供の成長・発達における「回転遊び」の重要性について丁寧に書きました。
ここまで読むと、赤ちゃん・子供の成長・発達の中でおもちゃや環境が大切なことが理解できると思います。
回転遊びは、子供たちにとって魅力的な遊びの一つです。それは、「回ってみたい」という子供の本能的な発達欲求を満たすからであり、子供は、遊びを通してさまざまな刺激を受けながら多くのことを学び、身に付けていきます。
回転遊びを始めるタイミングは、子供の発達段階によって、選ぶおもちゃや遊び方が異なります。乳児期は、十分に体を動かせる環境を整え、大人が回すおもちゃを見せたり、親子で触れ合いながら回転したりすることが大切です。1~2歳になると、簡単に自分で回せるおもちゃを用意し、いつでも手に取れる環境を整えることが重要です。3~5歳になると、室内外で十分に体を動かせる環境を整え、公園などの回転遊具や自分の手で回転できるおもちゃを用意することが大切です。
子供の成長・発達を促すためには、親がさまざまな経験をさせる環境づくりに取り組むことが重要です。このページを参考に、子供の発達段階に合わせた回転遊びを取り入れてみてください。子供の健やかな成長・発達を願っています。