読み物
最終更新日:2022年11月6日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:赤ちゃん・こどもを育む環境づくり
色を覚える・学ぶ!おもちゃ・絵本で遊びながら子供の色彩感覚・色彩認知を育む
色彩感覚・色彩認知を育む
おもちゃ・絵本を活用して、赤ちゃんの頃から色を覚える・学ぶ
当店は「いろや」と、「色」を名前にしたお店です。
生活をする上で色はとても大切な機能の一つだと当店では考えています。色の彩りを楽しむことは、遊びを楽しむ感覚に近いとも感じています。ここでは、幼少期からの「色」についての学習ということで、当店で扱っているおもちゃ・絵本なども取り上げながら、赤ちゃん・子供の成長・発達の視点にも立って、自宅で色彩感覚・色彩認知を育む方法・遊びということで書いていきます。例えば「色合わせ」おもちゃのように、色の違いを認識するときに役に立つおもちゃなど、赤ちゃん・子供の色彩感覚・色彩認知を育む遊びやそこで活躍する道具となるおもちゃ・絵本はたくさんあります。このページでは、それらを選ぶときの判断基準の一つとしても活用していただければと思います。
「いろ」を売るお店という意味も込めて「いろや」としていますので、お店の威信(?)もかけて、丁寧に赤ちゃん・子供の色彩感覚・色彩認知を育むということについて丁寧に書いていきます。
いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。
赤ちゃん・子供の色彩認識・色彩感覚を理解する
このページでは、赤ちゃん・子供にとっての「色」の役割などについても書いていきますが、色について理解を深めるにあたり「目(見る力)」の成長・発達についても理解しておく必要があります。これについては「【見る力】目と手の協応・追視を育む遊びとおもちゃが大切な理由」で丁寧に書いていますので、あわせてご覧ください。目で動いているものを追う「追視」への理解も深めておくと、新生児期・乳児期のおもちゃを選ぶ時の助けとなります。
そしてそこでは、色の認知についても触れ、生後4ヶ月頃になると「色覚」がほぼ完成することを書きました。新生児期の頃は「白・黒(明暗)」の区別ができる程度だったのも数ヶ月で「色覚」がほぼ完成するスピード感に驚いたのを今でも覚えています。また、赤ちゃんが使うおもちゃはカラフルなものが多いのですが、それが何故なのか?ということについて理解できるようになってもいます。無塗装からカラフルなものまで、おもちゃにも多様なものがあります。何を手に取ったら良いのか?
赤ちゃん・子供の色彩認識・色彩感覚への理解を少しだけでも深めておくだけで、選ぶ時の物差しになるはずです。
なお、個人差はありますが大人になると視力が衰えない限りは、モノがはっきりと見えるのが通常ですが、子供の場合は、5歳頃でようやく視力が1.0程度になるという感じですので、子供向けでは、はっきりと認識しやすくするために色の強い製品が多くなるという理由があります。
ここでは赤ちゃん・子供の「色彩感覚・色彩認知」を育むという視点で、当店で扱っているおもちゃ・絵本なども取り上げていくのですが、色・形は主に美術・芸術などの分野で取り上げられます。そして、幼少期の代表的な遊びにクレヨンなどを使ったお絵かき遊び、粘土などを使った造形遊びがあります。お絵かきについては「こどもは絵の天才!初めてのお絵かきには安心なクレヨンを。使いはじめ・失敗しない選び方まで」で、クレヨンの使い初めについても触れて書いていますので、あわせてご覧ください。また、「親子でつくる喜び!『造形遊び』は失敗も成功もない自由な発想・表現を楽しむ遊び」では造形遊びについて触れています。他にも当店では「色遊び」もおすすめしていますので、このページとあわせて「わー、きれい!こどもと色遊び。自宅で美しい色の変化を親子で楽しむ遊びをしよう」もご覧ください。そして、是非実践してみてください。
以下の論文の中でも触れていますが「色」は一つの感覚です。
色は光が眼に入り、そこから生まれる感覚である。私たちの見る色は人間の眼(視覚) の特性である。眼が違えば、色も異なるはずである。動物の眼は人間の眼と大きく異なる。動物は私たちが見えない光も見ることができ、全く異なった世界を見ていることになる。
– 色彩と色覚メカニズム
そして、
色覚は、光を使って「物」を見るための私たちの感覚である。
– 色彩と色覚メカニズム
と述べられています。
子供との遊びの中での感覚については、「こどもの『感触遊び・感覚遊び』はインクルーシブに楽しめる五感を使った遊び」で丁寧に触れていますが、色も感覚として捉えることで、色を使った遊びの大切さを理解することにもつながるかと思います。
そしてここでは、大きく分けて2通りの視点で書いていきます。
- 色の識別について
- 色への知識・豊かさについて
まず「色の識別について」は、色の違いを認識できることです。
いきなり豊かなたくさんの色を見ても、そもそもに色の認識が弱ければ、それ以前の問題となります。なので、色を区別できること・色を識別できることがまずは大切になります。そして「色への知識・豊かさについて」は色の種類や数など、色についての知識です。色彩感覚・色彩認知を育むという視点では、この二つは外せません。
他にも、色彩感覚では西洋色・和色といった、生活様式などの違いによる色の違いもありますが、おもちゃ・絵本などを使っての子供の頃の色彩感覚・色彩認知を育むという点でいうと、色への知識を深めることがまずは大切だと感じていますので、その先については美術・芸術などの中で学んでいければ良いと考えていますので、このページではおもちゃ・絵本を取り上げていますが、それを基盤として発展させていただければと思います。
ここでは、『色彩認識・色彩感覚』を育んでいくために知っておくべきことについて書きました。
赤ちゃん・子供との「色」を使った遊び・学習をちょっと深く考えるきっかけになればと思います。
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
色の認識が弱い?色の違いがわからない?
上でも触れた通りで、豊かな色彩感覚・色彩認知というと、美しい色彩を選ぶ感覚と考える方は多いですが、その基本となるのは色の違いが認識できることです。上でも触れましたが、色の感覚は、一人一人が持っている眼の機能に依存します。「本来は見えている色が見えていない。」ということに気づくことも、色彩感覚・色彩認知を育むには大切なことですし、色彩を捉える感覚が弱いといったことに気づくことも大切です。これをわかりやすく発見することができる遊びに「色合わせ」があります。
たとえば当店で扱っている「フォルムラウンダー・型はめ遊び・魔法の音」もその一つで、それぞれの色に同じブロックを置いていく、シンプルな遊び方のできるおもちゃです。これはとてもはっきりした色合いの製品となっていますので、色を判別するときの道具としても活躍します。他にも「虹のソーティングシェイプ」のように同じ色に手元の木のおもちゃを入れるものもありますので、遊び方に応じて選んでみてくださいませ。
最初から、類似色同士を並べて違いがわかるようにと試みる方もいますが、まずははっきりした色合いの区別ができるか?からはじめてみてください。そもそもに子供が小さい時は、正しく置くことをしない場合も多いですので、色の認識が弱いのではなくて、単に遊び方の一つとしてふざけているという場合もあります。そういった時は、複数回繰り返してみてその結果から捉えてください。そしてその後は、違う製品などを用いて、近い色のものを同じ場所に置けるかも試してみてください。近似色を認識できるかで、色の違いをつかむことができます。
たとえば当店で扱っている「色と形つみき」や「にじドミノ」は、そんな時に使いやすいおもちゃの一つですので、幼稚園・保育園・子育て支援施設などで導入される方も多いです。
このように、おもちゃを使うことで、子供の色の認識を理解することができます。
この時に注意したいのは、色が混ざり合っていないことです。おもちゃによっては、あれもこれもと色のついたものがありますが、これでは色判別が難しいですので、色単体で切り離して使うことができるおもちゃを使ってください。
そして、色の認識・識別が弱いな….と不安に感じたら、かかりつけの小児科などでご相談ください。おもちゃを使うと、色の認識がよくなるの?と聞かれることもありますが、残念ながら色を識別する機能は、眼の機能に依存しますので、おもちゃだけでは解決できないことが多いです。この場合、専門の医師からの指示・対処も必要となりますので、おもちゃでなんとかしよう!と期待し過ぎないようにしてください。
おもちゃでできることは、どちらかというと色への知識を増やしたり、多くの色があることを知るという点です。このページでは、赤ちゃん・子供の色彩感覚・色彩認知を育むとしていますが、その基本となるのは色の識別ができることにあります。まずは、はっきりとした色合いの区別がつくこと。そこから取り組む必要があります。
色の認識が弱いかな?色の違いがわからないのかな?という点に気付きやすいのは、おもちゃを使っての遊んでいる時です。その時に活躍するおもちゃについても少し触れましたので、おもちゃを選ぶときの参考にしてみてください。
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
「色合わせ」おもちゃが知育で人気な理由
上では、色の識別について触れました。
おもちゃは、赤ちゃん・子供が過ごす中で最も多く触れるものです。そのため、赤ちゃん・子供の成長の変化・遊び方・得意なこと・苦手なことが、おもちゃにはよく反映されます。よく遊ぶものは増えますし、遊ばないものは増えません。そのため、家にあるおもちゃを見ると、とても偏っているというケースが出てきます。
当店では、そのようなことがないようにバランスよく遊ぶことも大切にしていて、定期便では幅広くいろいろなものをお届けしています。苦手なことも遊び方を変えると楽しんだりすることもありますので、そういった発見もおもちゃの役割の一つです。
そして、ここでは「色合わせ」おもちゃが知育で人気な理由について書くのですが、上でも触れた通りでおもちゃは、子供の成長・発達の変化を理解する道具にもなります。
その中でも、色の違い・色の認識についてわかりやすいのが「色合わせ」おもちゃです。
同じような商品として、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『絵合わせ・メモリーゲーム』おもちゃを徹底比較」で取り上げた絵合わせのおもちゃがありますが、これは、絵柄を揃えて一つの絵を完成させるものや、同じ絵柄を揃えるような神経衰弱のように楽しむものになります。このページでは、「色合わせ」おもちゃについて触れますが、絵合わせのおもちゃは、色合わせのおもちゃと並んで人気がありますので、あわせてご覧ください。
さて、「色合わせ」おもちゃですが、上でも触れたように、色同士を組み合わせて・合わせて楽しむおもちゃです。
この目的は同じ色の認識にありますので、おもちゃはとてもシンプルなものになります。例えば、上でも取り上げた「フォルムラウンダー・型はめ遊び・魔法の音」のように、同じ色のブロックを置いていくというものもその一つです。
また、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『型はめパズル』を徹底比較」で取り上げたような、形を合わせるおもちゃと一緒に組み合わせで作られているものも多いです。色と形の認識は、赤ちゃん・子供の頃にとても人気のあるおもちゃの一つですので、形であれば「四角形・円形・三角形」とシンプルになったもの。色であれば「黄・赤・青・緑」とはっきりした色分けのされた製品は人気があります。
この時ですが、できる限り該当以外の色のないシンプルなものを選ぶようにしてください。
大切なのは、色の識別がはっきりとわかりやすいものです。このページでは「フォルムラウンダー・型はめ遊び・魔法の音」や「色と形つみき」を色合わせのおもちゃとして取り上げていますが、同様に使えるもの多くありますので、各比較ページを見ながら選ぶこともおすすめします。なお、ペグを使ったおもちゃについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『紐通し・ペグさし・棒通し・ハンマートイ』おもちゃを徹底比較」で触れていますので、あわせてご覧ください。
また「色」は、一つのサインですし、分類のマークのようにも扱われます。
たとえば赤色を見ればここは危険な場所!と認識するといったこともそうですし、男性トイレのマークが赤になっていると躊躇してしまうはずです。このように「色」は生活に密接に関わっています。
そのため、至る所で色を分類して楽しめる道具として活用できるものが多いです。例えば、木の板とペンキを用意して、色を塗って作っても良いですし、この後でも取り上げますが、色紙やクレヨンなどで色を塗った紙を用意しても良いです。身近にあるものを上手に使うことでも、色合わせの道具を用意することは可能です。
ちなみに、あまりに色数が多いと、最初は大変ですので、「色合わせ」おもちゃで分ける色はそれほど多くないものをおすすめします。当店では様々なおもちゃを取り上げながら、比較・解説していますので、色を使った識別というのも意識して、おもちゃを選んでみることもおすすめします。たとえば、子供のよく遊ぶ「積み木・ブロック」なども、色合わせの道具として活躍しますので、同封している色の違いを意識しながら選びたいものですね。人気・おすすめの積み木については「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『積み木』を徹底比較」で、ブロックについては「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『ブロック』おもちゃを徹底比較」で取り上げていますので、参考にご覧ください。
また最近では、コップ重ねのおもちゃ(スタッキングカップ)を色合わせの道具として使う方も増えていますので、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『コップ重ね』おもちゃを徹底比較」を参考に、違う色が一つのセットになったコップ重ねおもちゃも参考にご覧ください。カップに同じ色のものを入れる・集めるなどをして楽しむことができます。
「色合わせ」おもちゃは、同じ色を揃える楽しさも遊びの中では重要ですが、赤ちゃん・子供の色認知・色の識別能力を親が理解する時にも活躍します。そういったところから、色を意識的に組み合わせる遊びの道具として人気がありますので、知育目的で購入する方も多い製品です。たとえばその遊び方では、同じ色を重ねる・並べる・集める。他にもカップなどに入れるといった遊び方があります。同じ色同士を揃えるというのが「色合わせ」おもちゃでは大切ですので、いろいろなおもちゃの中からお気に入りを見つけてみてくださいませ。
色合わせ向けのおもちゃは、形合わせなどと組み合わされて作られているものが多いですので、このページで取り上げたものもそのひとつです。いろいろなおもちゃを見ながらお気に入りを見つけてもらえればと思います。もし悩んだら店長に相談ください。
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
楽しく色を覚える!色彩感覚・色彩認知を育むおもちゃ・絵本を使った遊び
ここまでは、主に色の区別・認識を深めるためのおもちゃについて触れてきましたが、ここでは色の種類の広がりや、色への知識を増やすことを目的とした遊び、そこで活躍するおもちゃ・絵本について書いていきます。当店では、色に関連する製品の人気が高いです。たとえばプロの仕事の現場では、色見本という色のついたカードのようなものがあり、それを見ながら色を決めていくという作業をしていきますが、「リングカード・しきさい」は、それにとても近いものですが、子供が遊びやすいように、色の名前と色そのものが見た目でわかるようになっていてお祝いプレゼントでとても人気があります。他にも、色について学ぶ絵本も以下のようにありますので、興味のある方はご覧くださいませ。
また、上でも書きましたが、色の使い方は時代時代で変化していきます。
日本の伝統色も今ではあまり用いられることはないですし、毎年今年の流行色!が発表されるように、色はそれぞれの時代を表すようなところもあります。特に日本の伝統色のように色を作るための原料を作る方が少なくなってしまったというケースもありますので、昔の色を再現するなどもとても難しくなりつつあります。これについては、以下の論文の中でも触れていますので、興味のある方はご覧ください。
そして、色彩感覚・色彩認知を育むというと、色センスの良い子に育てたい!おしゃれでファッショナブルな子にしたい!といった声もいただきますが、ここではその一つ手前の様々な色への知識を深めることを中心に書いていきます。色の組み合わせや色の種類を知ることは、自分の心地よい色や、面白い色を見つけていく道しるべとなります。その中で「色の変化を楽しむ心・楽しみ方」は育まれていき、色彩感覚を豊かにすることにつながっていきます。
上でも触れましたが、その遊びの一つに上で取り上げた色遊びがあります。決まった色を塗ったり使ったりではなく、色そのものをシンプルに楽しむ遊びです。制限を加えずに、色を楽しむというのは、ある意味音楽に近いところもありますね。音楽でいうと、楽器の種類を知っておくことは大切ですが、色においても様々な色があることを知っていることで、組み合わせや変化を楽しめることにつながります。
そして、幼少期に活躍する道具といえば、定番ですが「クレヨン・粘土」があります。特に当店で扱っている「ミツロウクレヨン」は色の重なりを楽しめるように作られていますので、色そのものの変化も楽しめます。クレヨンについてはそれぞれに特色がありますので「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『クレヨン』を徹底比較」を参考にお気に入りを見つけてみてください。
ちなみに、「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『お絵かきボード』を徹底比較」ではお絵かきボードを取り上げていますが、こちらは色では楽しむことができません。あくまでも外出時などのお絵かきをするときの道具的な感覚で使うものですので、色含めて楽しむならまずはクレヨンからスタートすることをおすすめします。
そして、造形遊びで触れた粘土ですが、粘土でも色のついた粘土もありますが、それよりも作ったものに色を塗るということでの楽しさの方が色彩感覚を育む遊びとしては良いです。この粘土についても「【専門家がおすすめ・選び方を解説】人気の『粘土(ねんど)』を徹底比較」では、丁寧に人気の粘土製品を比較・解説していますので、参考にご覧ください。着色できるもの・できないもの・しずらいものなどもありますので、遊び方・目的に応じて選んでみてください。
そして、当店では一度は楽しんでいただきたいものに「フィンガーペインティング」があります。
指先を使って、好きなように色を塗る感覚遊び・感触遊びとしても楽しまれる道具です。シンプルに目の前の紙の上に色をつけて楽しむものですので、その遊びの中で好きな色を見つけたり、心地の良い色を見つけることもできます。以下では、当店で人気のフィンガーペインティング専用の道具(紙用・布用)ですので、自宅で楽しみたい方におすすめします。
ここでは「楽しく色を覚える!」ということで、色を使っての遊びをすることについて触れました。
たとえばクレヨンを使って色を覚えるというケースでいうと、青色のクレヨンを紙に塗り、青いブロックや青く描かれた絵本を出してきて、これとこれとこれは青色という感じで類似色を別なもので揃えることです。
そうすることで「青色」がどういったものなのかを理解することにつながります。この時、まったく同じ色というのは意外に少なかったりします。なので、こちらの青は少し暗いね。こっちは少し緑色が入っているねといった具合で、同じ色でも変化があることを教えることもできます。子供と遊ぶなら、同じ色のものを部屋の中で探して見つけて、紙などの上に集めてくるというのも良いです。その色の違いを一つ一つお話しして、色の豊かさを感じることも、色への学びです。
そして、色合いの違いがわかったら、いろいろな色を使ってとにかく重ねたりしながらさらに色の変化を楽しみます。その中で、好きな色や綺麗だなと感じる色を見つけて、見つけたらその色を少しずつ増やしていきます。
たとえば、様々な色の含まれる本というと「見つける・探す!こどもが大好きな『絵探し絵本』は、親子で一緒に夢中になって楽しむ遊べる本」で取り上げた、たくさんの絵の中から正解を見つける「絵探し絵本」というものがあります。こういった様々な色合い・物の描かれたものを見ながら識別していくことで、色を区別する力(たくさんの色に触れる機会)を育むことにもつながります。
また、色彩感覚を育むには、たくさんの色を見ることはもちろんのこと、自分の好きな色や心地よい色を見つけることも大切です。そしてそれは一人一人でも違います。その違いが、個性となってその後の表現へとつながっていきます。
これは、当店でいうところの「才育(こどもの個性・才能を伸ばす!『才育』におすすめのおもちゃ・絵本・図鑑)」につながることだと感じています。
色を覚える方法や、色を学ぶ時の道具などについてここでは触れました。
大切になるのは、色を楽しむ心を育むことです。
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
色彩感覚を育む環境づくり
今は、様々な生活スタイルが混在する時代から、様々な色が生活空間を彩る時代ともなりました。
北欧風の空間に和柄の雑貨を置いてみると、その色味の違いに違和感を感じるという方もいると思いますが、それも今の時代の象徴の一つです。逆にモダンですっきりとした、白・黒と色数の少ない暮らしを目指す方もいます。その中にワンポイントで和ダンスを置くなどの楽しみ方もあります。店長も和洋折衷はとても好きですが、そのバランスの取り方も時代に応じて変化しているのを感じます。
このように、色は暮らしと密接に関わりのあるものです。
また外に目を移すと、生き物にも様々な色があり、その豊かさを感じることもできます。日本でいうと春・夏・秋・冬で植物の色づきなども変わり、山の色合いなども変化していきます。日本に住んでいれば、色彩感覚は自然とついていくものだとも感じています。そのためには、身近なものにも目を向けその変化を楽しむことです。例えば、植物の葉一つをとっても、雨の日、天気のいい日や季節では色が違います。こういった小さな変化に目を向け、楽しむことです。
子供との散歩は、こういった小さな変化を発見する冒険的な役目もあります。
これは「子供の『環境教育』自然・生き物を大切にする心を育むおもちゃ・絵本・図鑑」でも書いていますが、環境教育の一つだと感じています。
そして、自分で見た色を、何かの形で表現する方法を持っておくことも大切です。
そんな時に活躍するのがクレヨンなどの道具です。好きな色で好きなものを描いたり、本来とは違う色を付けて実験的に楽しむなども良いです。こういった日々色に触れ、楽しむ中で、色を使った面白さを知り、色彩感覚は育まれていきます。
色彩感覚を育む環境づくりとして、部屋のインテリアを重点的に考える方も多いですが、家以外で目にするものなどもとても大切です。色への感覚を豊かにし、色の変化を楽しむことでひとつの色の見え方が変わっていきます。色彩感覚はその積み重ねの中で育まれていると考えています。
このように、子供と遊びながら学ぶ環境を作り、子供と一緒に過ごしていくことが、当店では自宅で出来る幼児教育だと考えています。これについては「家庭で『幼児教育』5育を意識しておもちゃ・絵本・図鑑で遊び学ぶ」でも書いていますので、興味があればあわせてご覧くださいませ。
最後に、当店では一人一人にあった『遊び道具・遊び方』をお届けする定期便を提供しています。何を購入したら良いか?と悩んで結論の出なかった方は「絵本選書とおもちゃ・知育玩具の定期便・定期購読『いろや商店くらぶ』」のご利用も検討くださいませ。目標を決めて取り組むなど、通信教育のようなイメージで楽しんでいただくことも可能です。
この下には、店長による「まとめ(あとがき)」を簡単に書いてます。
ここでは『色彩感覚・色彩認知』を育む遊びやおもちゃを取り上げて、赤ちゃん・子供の成長・発達について書いています。
もし、何か聞きたいことがあったら、当店の『いろや商店くらぶ』も検討してみてください。お子様の成長・発達に沿った遊びをサポートする身近な存在として、いつでもドシドシ!ご相談をお受けしております。📩
- 店長が解説!いろんなおもちゃの徹底比較
- いろや商店がはじめての方へ
- 遊びに出会う!定期便『いろや商店くらぶ』
- 出産祝い・ギフト(プレゼント)代行サービスについて
- ※ 店長による徹底比較では、他店製品も含んでおります。
あとがき
ここでは、色について遊びながら学ぶこと。そして、色彩感覚・色彩認知を育むことについて丁寧に書きました。
当店で扱っているおもちゃなども取り上げていますが、色の変化はとても身近なところにたくさんあります。季節の変化を感じ、そこでの色合いの違いを感じ、そういう日々の積み重ねの中で、味わい深い色への知識が深まっていきます。
また、幼少期においては色彩感覚を豊かにすること以上に、まずは色の識別・区別ができることが大切です。色についての識別が弱ければ、専門の医師への相談も必要になります。このページを参考にしながら、色の違いが理解できているかを試してみてください。そして、少しずつ色への知識を深め、色の豊かさに気づき、それを楽しめるように、遊びながら取り組んでもらえればと思います。色彩感覚を育むには、色の変化や色の違いを楽しむ心を育むことです。そのための遊びなどについてはここで取り上げていますので、ここで書いたことはその小さな最初のステップのようなものですが、参考に取り組んでみてくださいませ。