読み物
最終更新日:2020年10月20日
絵・写真・文:いろや商店の編集室
れんさいプロジェクト:いろやのこと
育児・子育てが苦手なパパ・ママへ。頑張らない!脱力大事!店長もとても苦手でした
こんにちは。いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ここ「いろやのこと」では、まったりマイペースにいろやのあらゆる側面のおはなしをお伝えしています。
『育児・子育て』は好きな人ばかりではありません。
多くの人は苦手だし、嫌い!と断言する人さえいるほどです。正直なところ店長自身も育児・子育ては苦手です。でも、大切なこどものことを思い、自分なりにこどもとの向き合い方を考えてきました。人には向き不向きがあると思います。子育て・育児もやっぱり、向き不向きはあります。でも、『こどもが主役』で過ごすことは誰にでもができることです。頑張りすぎないこと!育児・子育てで大切にすることは多くありません。そのようなわけで今回は、自分自身も苦手だった育児・子育てについて触れてみることにしました。
息子も大きくなてきて、時間が経ったからこそ見えてきたこともたくさんあります。
実際のところ、育児・子育ての真っ只中にいた時は大変な日々そのものでした。無理をしすぎると、結局回り回って自分へ返ってきます。マイペースに、ゆったりと、周りを気にせず育児・子育てに向かって欲しいです。
ということで、育児・子育てが苦手!と思っている人にこそ読んで欲しいと思ってます。

いろや商店の店長のおおま(@iroyaonline)です。
ご覧いただきましてありがとうございます。
育児・子育て苦手な店長が、こどもが主役で書いてますのでゆっくりご覧くださいませ〜。

育児・子育てって何?
当店は、赤ちゃん・こどもを育む専門店です。
『育児・子育て』って何?という簡単で、シンプルな素朴な疑問から書いて行くことにしました。
赤ちゃんは、時間の経過と共に、肉体は大きくなり成長していきます。
その身体的な成長にともなって出来ることも増えます。人間の不思議というか、DNAの力ですかね。持って生まれた人間的な機能は月齢を追うごとに発達していきます。パパ・ママには、月齢に応じた成長を過ごして行くために、衣食住でサポートすべき必要なことがたくさんあります。赤ちゃんのめまぐるしい成長と、生活環境の変化の中で、それら一つ一つに向き合うだけでも、新生児期は大変な毎日になります。
これは、人間に限らず他の動物の子育てでも一緒です。親が子を育てるのは大変です。少し落ち着いた頃に、他の動物の子育てを見ることで、自分たちの日々の暮らしを見つめ直すことから、新しい発見があるかもしれません。
当店では『育む』という言葉をあえて使っています。
日を追うごとに、こどもの肉体的な成長は進んでいきます。でも果たして肉体的に大きくなることで、こどもは成長したと言えるでしょうか?と考えました。そこで当店では、そこにパパやママをはじめ、まわりの大人がこどもを想い考えながら関わることで初めて『育む』になるのではないか?と考えています。それは、肉体的な機能の成長をサポートするだけが、親・まわりの大人が果たす役割ではないと考えているからです。
「心身」という言葉にもある通り、肉体的にできることが増えるに伴って、こどもの心の成長も必要です。
五感で感じる情報も増え、頭や体を使い、生きる力を学んで行きます。
当店で考える『育児・子育て』は、こどもの生きる力をつけること・親としてサポートすることだと考えています。
肉体的な成長のサポートはもちろんですが、自分自身で考え、自分を豊かにする力を育てること。
当店はこの力を付けていくに役に立つおもちゃや絵本、それらを使っての遊びを揃えているお店です。(育児・子育てが苦手なりにできるように)
店長も、育児・子育ては苦手です
赤ちゃん・こどもを育む専門店の店長をしていながら、育児・子育てが苦手ってどういうこと?と思うかもしれませんが、事実そうなんです。元々は、24時間頑張れますか!というワーカーホリック・仕事人間の店長なので、育児・子育てを横に置いてついつい仕事に集中してしまうという。店長は、いわゆる典型的な仕事人間・ダメ夫です。(笑)
ただ、小さなきっかけで、自分なりの向き合い方で育児・子育てに頑張ることができ、結果的に今のこのお店につながりました。それらをこのサイトでは少しずつ垂れ流しています。
私の場合は、目指せイクメン!これからは子育てできる男子が来る!などと考えて、自分から率先して育児・子育てに向き合ったという形ではありません。
止むに止まれず、現実を直視した時に『育児・子育て』に参加するしか道はないと感じたからでした。今となっては恥ずかしいことではありますが、それまでの店長といえば夫は仕事でお金を稼ぎ、妻は子育てをする。いわゆる典型的な夫婦間の子育てをイメージしていました。赤ちゃんが生まれても、自分はそのまま今までと変わらず仕事をするものだと。そして妻が大変な時にだけ”子育ての手伝い”をする。でも、現実はそうはいっていられませんでした。それがかえってよかったです。この考え方が、そもそも大きく間違っていたことに気づかされたのですから。
はじめての子育てに奮闘し悪戦苦闘する妻をみてると、自然と手伝いたくなってしまい、それからいつの間にかどんどん育児・子育てにのめり込んでいく。そんな感じでした。
それでも、仕事のために家は開けなければいけなかったですし、妻のサポートも100点で出来たとは全く言えません。
自分なりに頑張りはしましたが、もう少し頑張れたのかな?よく出来たのかな?なんて振り返って考えることは多くあります。
今も仕事柄、店長の周りは子育てをしているママ・パパばかりです。そういう方々を見るたびに、自分のことを思い返します。アドバイスできるようなことはあまりありませんが・・・。
子育ては、妻・夫関係なく、どちらにとっても自分ごとです。片方を手伝うではなく父親・母親になった段階で、双方ともにこどもを育む大切な務めがあることを自覚するのが『育児・子育て』のスタートラインだと感じています。
『育児・子育て』が得意ですか?と聞かれれば、得意ではない!と即答できるでしょう。これは今も変わりません。
でもそんな店長が、赤ちゃん・こどもを育むお店を運営できるの?大丈夫?と、不安に思いますよね。
いろんな人に会うたびに感じていたのですが、店長の中では『育児・子育て』が苦手な人はとても多いんじゃないか?と実感しています。寝ても覚めても育児・子育てをしたい!これが天性だ!という方もいると思います(実際にとても得意な方もいます)が、『育児・子育て』が現実に来ると、辛くて仕方ない…。
迫り来る毎日の子育て問題に、自暴自棄になったり、精神的に参ってしまったり、そういう人はとても多いです。
夢にまでみた赤ちゃんとの暮らしなのに、こどもを可愛いと思えない、正直一緒にいるのが辛い…と、周りからするとお父さんなのに、お母さんなのにと感じる人もいますが、実際毎日の大変さを経験すると、そう思う人がいても仕方ないんじゃないかなと当事者になると思います。綺麗事だけではないです。
インターネット上でも、子育てに関連するネガティブな質問はたくさん見つかります。
『育児・子育て』は本当に大変なのです。
だからこそ、大変だった店長にもできることがあるんじゃないかな?と思えました。
店長の場合は、育児・子育てで大変だった時に、おもちゃや絵本に助けてもらうことは多かったです。そして、せっかくならこどもの将来につながるようなもの、こどもの興味のきっかけとなるようなものを渡したいな…と、それらの延長線上に今のこのお店があります。全ては、苦手な育児・子育てからスタートしました。ある意味で、ものに頼り逃げたとも捉えられますよね。それでもその時はいいと思いました。自分自身の精神安定剤として、おもちゃや絵本がるのならば、良いものを考えて選びさえすれば良いだろうと。
そして店長になった今も、育児・子育てが苦手に変わりありませんが、赤ちゃん・こどもを育むってどういうことだろう?という疑問を抱えながら、そこに関わるパパ・ママに向けて、こどもの成長につながり、大変な子育ての手助けになるような商品をお届けしたいなと思って運営するに至りました。
『孤育て』と『育児・子育てが苦手』のセットは危険
店長の家の子育ては今でいう『孤育て』でした。それはそれは、とても大変でした。
『孤育て』と『育児・子育てが苦手』のセットは危険です。子育てをしていると、辛く苦しく感じることはたくさんあります。そんな時に少しでも周りに助けてもらえる人がいると本当に助かります。自分一人や、夫婦二人ではうまくいかないことはたくさん出てきますし、狭い世界の中だけで考えていると、よくない判断もしがちです。
もし育児・子育てで今うまくいっていないことがあって、この記事にたどり着いたなら、自分たち夫婦だけじゃないんだ!と思ってもらえるととても嬉しいです。そして、抱え込まないことが大切だと感じました。
店長は、仕事をしながらこどもを連れて歩くことも多かったのですが、色々な方々が快くこどもを一緒に迎え入れてくれました。この周りからの対応にほんとうに助けられました。今となっては珍しくなくなりつつありますが、今から10年以上前にこども(当時1歳とか2歳とか?)を一緒に打ち合わせの会議室に入るのは勇気が必要でしたし、それを承諾する方にも勇気が必要だったと思います。でも当時の店長の選択肢としては、それしかありませんでした。
当時妻は、一定期間入院をすることになりました。(いずれこの頃のことは書こうと思います)
その間は息子と二人暮らしです。朝昼晩と息子と二人で過ごしました。夕方は、妻の面会があるので、車を走らせて病院へ向かい。帰ってきたら夕食や家の家事をするという毎日でした。
大変でしたが、息子との二人暮らしは楽しかったです。
完全に孤立をした状態で子育てをするのは、とても危険です。
夫婦に何かあればこどもに危険が迫り、小さい子ならばなおさらです。
少しでも、辛いな・苦しいな…、育児・子育ては苦手だな….と思ったら、近くの子育て施設などに足を運んでみるのをおすすめします。店長にお問い合わせでも大丈夫です!お近くの子育て支援施設をご紹介します。
最近は、行きづらいなと思っている男性も行って見ると過ごしやすかったりしますし、やっぱり同じ子育てで苦労している人同士が集まると、悩みを共有できたりでいいものです。声を掛け合ったり、夫婦・家族そして親族を飛び越えて、日々暮らしている地域や生活でつながっている人同士で子育てが支えられる環境が出来上がってくれば、育児・子育てが苦手な店長みたいな人にとってずいぶん助かるだろうなと思ってます。
そのようなわけで、少しだけ店長もそんなご縁から、お手伝いしているプロジェクトがあります。
苦手だからって、育児・子育ての頑張りすぎは注意!
育児・子育てをしている周りの知り合いや情報を見渡して、自分は苦手だからといって頑張りすぎるのも危険です。
Instagramやインターネット上の情報など、周りを見渡すと素敵過ぎる『育児・子育て』の映像や物語がどんどん目や耳に入ってきます。店長は、良くも悪くもマイペース。あまり周りのことは気にせず、自分なりに考えて自分のできる形で育児・子育てをしました。洗濯物も洗ってかけたまま、食器も洗う時間がなくてたまってしまったり、こどもとぶつかり合ったり、しょっちゅうでした。ダメな時にはダメ。諦める。大切にしてたのは、頑張りすぎないこと。
でも、真面目過ぎると目に見た情報と比較して、苦しくなったりする人もいると思います。
育児・子育ては、毎日続きます。
毎日ベストの状態を保つのは絶対に難しいですし、ベターだってやっとこさです。
こどもと一緒にいて、危険な目に遭わないよう気をつけること。
できることと言ったらこれだって十分なところです。
そのようなわけで、とにかく力を抜いて、脱力育児・子育てが、結果的に心のゆとりを作ってくれます。
育児・子育てが苦手な人にとっては、こどもと常時一緒にいるだけで大変!ですよね。それだけで結構いっぱいいっぱいになるので、さらに何かを努力したり何かを頑張ったりは難しいです。
こどもと一緒にいるだけでも十分。そう感じてますし、そう伝えたいです。
パパ・ママの一人の時間はとても大切
育児・子育てが苦手な人にとって、育児・子育てから完全に離れる環境はとっても大切です。
苦手なことを得意にするのは容易ではないですし、正直なところ難しいです。”苦手だけど、頑張ったな。”このくらいで十分です。そして苦手な人こそ、一人の時間が大切です。
苦手なことに向き合うのって本当に大変なこと。これは、他の何かに置き換えて見ることができれば想像しやすいでしょう。
運動が苦手な人にとっては、一日いっぱい体育の授業なんて絶対嫌です。
24時間、365日、休みなく苦手なことをするって精神的にも堪えます。
それに、育児・子育てというと、苦手と言ったら失礼なんじゃないか?と思ってしまいがちです。
「苦手 = こどもが嫌い」と、変な誤解をされやすいです。
大切なのは、自身のペースで『育児・子育て』に向かうことです。
こどものことから離れて、リフレッシュすることも、苦手な育児・子育てに向き合うには大切なことです。
周りの声に影響されず、出来ないことはできないと諦めて、自分自身のことも大切にしながら向き合うと、随分と楽になるかと思います。
育児・子育てに時こそ自分の時間の大切さを夫婦お互いに尊重して欲しいですね。
これができないと、本当の『孤育て』になってしまいます。
こどもが主役で暮らす
育児・子育てが苦手な店長でも、一つ大切にしていたことがあります。
それは、「こどもが主役」であること。できる限りこどもを中心に過ごすことを考えていました。
そう思うと自然と肩の力が抜けたのを覚えています。頑張ったり、努力をしたりはせず、育児・子育てという言葉にも振り回されず、大切にするのは何事もこどものことを中心に考えること。たったこれだけを考えて何事も向き合うだけで、すっきり穏やかにマイペースで向き合えました。
店長にとって「こどもが主役」は、苦手な育児・子育てから救ってくれたことです。
心持ちひとつで、育児・子育ては随分違うんだなとも感じましたし、無理に頑張る必要がないなとも安心した気持ちにもなりました。こどもに関わる人、関わらない人、大人や社会が「こどもが主役」でいる社会があれば、育児・子育ては随分と楽になるだろうと考えました。
そんなわけで、当店で大きく打ち出しているメッセージでもあります。
育児・子育てが苦手な方がいたら、是非実践してみてください。
難しいことはせず、マイペースに、いつもこどものことを中心に過ごしてみると、世界は大きく変わってきます。こどもが主役であれば、できないことがあっても大丈夫です。その想いは必ずこどもに届きます。
ということで、苦手なら苦手なりの向き合い方があります。
無理に得意にならずとも、こどもは成長すればいつかは巣立っていきます。
それまでの期間、ベストでもベターでもなく、こどもを中心に据えてマイペースにこどもに向き合う。
これで随分楽になると思います。